読売テレビが制作し今年１月１１日に放送したスペシャルドラマ「愛を乞うひと」（主演・篠原涼子）が日本映画テレビ技術協会の映像技術賞（テレビドラマ・照明技術部門）に選定されました。

　「愛を乞うひと」は下田治美の同名小説が原作。幼少時代に母親から凄惨な虐待を受け、愛に飢えていた一人の女性が、自分の過去を辿る中で本当の自分を取り戻していく、「母娘の絆」をテーマにしたヒューマンドラマで、篠原涼子が虐待する母親・豊子とその娘・照恵の一人二役に挑戦。照恵の娘は広瀬アリスが演じ、大きな話題を集めました。

　今回で７０回目を迎える映像技術賞は、劇場用映画やテレビドラマ、ドキュメンタリー、アニメーションなど、さまざまな映像作品の中から、優れた技術や開発に貢献した作品を表彰しています。

　「愛を乞うひと」は、ハードな内容と相反するような柔らかい照明設計により、視聴者がストーリーに入り込みやすいよう配慮されていることなどが評価され、照明を担当した木村伸氏（所属：フジ・メディア・テクノロジー）がテレビドラマ・照明技術部門を受賞しました。

【原　　作】下田治美『愛を乞うひと』（角川文庫）
【脚　　本】後藤法子
【演　　出】谷口正晃
【出　　演】篠原涼子 広瀬アリス 上川隆也　ほか
【制作協力】テレパック
【制作著作】読売テレビ

２０１７年１月１１日（水）よる９時００分～１０時５４分
読売テレビ・日本テレビ系列で放送