１月１１日（水）よる９時から読売テレビ・日本テレビ系列で放送されるスペシャルドラマ「愛を乞うひと」（主演・篠原涼子）が文部科学省選定作品（社会教育（教養）青年・成人向き）に決定しました。

　「愛を乞うひと」は下田治美の同名小説が原作。幼少時代に母親から凄惨な虐待を受け、愛に飢えていた一人の女性が、自分の過去を辿る中で本当の自分を取り戻していく物語で、「母娘の絆」をテーマにしたヒューマンドラマです。１９９８年には原田美枝子主演で映画化され、日本アカデミー賞・最優秀作品賞などを受賞しています。

　今回のドラマでは、篠原涼子が虐待する母親・豊子とその娘・照恵の一人二役に挑戦。照恵の娘は広瀬アリスが演じており、大きな話題を集めています。

　文部科学省では、映像作品等について、教育上価値が高く、学校教育などに広く利用されることが適切であると認められる作品を選定しており、児童虐待の事件等が後を絶たない中、今回のドラマ「愛を乞うひと」は“社会教育（教養）青年・成人向け”として選ばれました。文部科学省の担当者は「文部科学省の選定を受けたテレビドラマは記憶にない」と話しています。

【原　　作】下田治美『愛を乞うひと』（角川文庫）
【脚　　本】後藤法子
【演　　出】谷口正晃
【出　　演】篠原涼子 広瀬アリス 上川隆也 ほか
【制作協力】テレパック
【制作著作】読売テレビ

２０１７年１月１１日（水）よる９時００分～１０時５４分
読売テレビ・日本テレビ系列で放送