読売テレビ放送は、日本国内のインフラメンテナンスに関わる優れた取り組みや技術開発を表彰する「インフラメンテナンス大賞」において優秀賞を受賞しました。
　「インフラメンテナンス大賞」は、国土交通省などが主催し、インフラメンテナンス産業の育成、活性化を図るために設立された賞で、今回が第１回の表彰となります。

　読売テレビが優秀賞を受賞したのは、「タブレット端末を使用したオンエア監視装置」です。このシステムは独自開発したソフトウェアをインストールしたタブレット端末と、市販されている地上波テレビのチューナーを組み合わせたもので、テレビ局の送信所などに設置し、その送信所から発信している放送電波に異常がないかを監視します。
　各送信所の放送電波に障害が発生した時は担当者に直接メールで知らせることができ、またスマートフォンでタブレット端末にアクセスすることで確認も可能です。

　近畿地区にはおよそ１４０か所の送信所があり、そのすべての放送電波を常時監視することは、これまではコストの面で困難でしたが、この装置を利用すれば、それぞれの送信所の監視が安価で容易になり、異常が発生した時も即座に発見し、対処できることが評価され、今回の受賞となりました。

　このオンエア監視装置については、平成２８年日本民間放送連盟賞技術部門の優秀賞も受賞しています。