番組審議会報告とはProgram council report
テレビ局が放送する番組の充実・向上と適正をめざして審議するために設置されています。
読売テレビ番組審議会は、さまざまな分野の有識者10名で構成されており、
原則として審議会を月1回開催しています。
あなたが知っている番組について話し合っていることもありますので、
ぜひ一度読んでみてください。
いつもとは違った視点でテレビを見るようになれるかもしれません。
※読売テレビの番組は、放送基準にもとづいて製作しています
第501回H21.04.10
4月度の番組審議会は、4月10日(金)に読売テレビ本社で開催された。審議会では、3月17日(火)に放送した開局50年記念ドラマ『さくら道』を視聴したあと、意見交換が行われた。
委員からは「家族の絆の物語と美しい桜の映像を素直に楽しめた」「他人を喜ばせようと尽力する主人公に感動した」「制作者の誠実さが伝わり好感の持てるドラマだ」「登場人物の重みあるせりふが胸に残った」「視聴者に生きる力を与え明るい気持ちにさせる作品だ」との意見が出された一方、「ドラマの展開が淡々とし過ぎてメリハリに欠けた」「主人公が独善的で感情移入できなかった」「主人公が考え方を変える過程の説明が不十分だ」との指摘もあった。
出席者は、熊谷信昭、川島康生、馬淵かの子、秋山喜久、林千代、阪口祐康、佐古和枝、金剛育子、横川浩、岸本弘一の各委員。
読売テレビからは、土井会長、髙田社長以下13名。
第500回H21.03.13
3月度の番組審議会は、3月13日(金)に読売テレビ本社で開催された。審議会では、3月1日(日)に放送したNNNドキュメント'09『最後の大銀杏~床寿と朝青龍の約束~』を視聴したあと、意見交換が行われた。
委員からは「相撲界を裏から支える床山の世界が興味深かった」「主人公の人間味あふれる表情や語り口がすばらしい」「頑固な職人気質が感情豊かに描かれていた」「主人公と朝青龍との心の交流や絆の強さを感じた」「マスコミの流布する朝青龍像とは違った素顔が見られた」との意見が出された一方、「床山と朝青龍のどちらか一方に焦点を当てるべきだ」「床山の一日や若手の様子をもっと知りたかった」との指摘もあった。
出席者は、熊谷信昭、川島康生、馬淵かの子、秋山喜久、林千代、阪口祐康、佐古和枝、岸本弘一の各委員。
読売テレビからは、土井会長、髙田社長以下12名。
第499回H21.02.13
2月度の番組審議会は、2月13日(金)に読売テレビ本社で開催された。審議会では、1月18日(日)に放送した『情熱人 松方幸次郎~世界の名画を集めた男~』を視聴したあと、意見交換が行われた。
委員からは「さわやかで格調高い作品だ」「さまざまな名画が楽しめ心地よい感銘を受けた」「私財を文化に換える無私の心がすばらしい」「国力とは文化力だと実感した」「経営者の原点を改めて考えさせられた」「子供や学生に是非見てほしい」との意見が出された一方、「松方コレクションへの批判の声も知りたかった」「番組のナビゲーターには専門家を起用してほしい」「ドラマで再現された実在人物の姿に違和感があった」との指摘もあった。
出席者は、熊谷信昭、川島康生、馬淵かの子、秋山喜久、林千代、阪口祐康、佐古和枝、金剛育子、横川浩、岸本弘一の各委員。
読売テレビからは、土井会長、髙田社長以下13名。
第498回H20.12.12
12月度の番組審議会は、12月12日(金)に大阪市内のホテルで開催された。審議会では、読売テレビ・スポーツ局の村山真司チーフプロデューサーが『2008年のスポーツ報道』について報告したあと、意見交換が行われた。 委員からは「ルックスやアピール力がある選手だけをスター扱いしがちだ」「実力以上に選手を持ち上げヒーロー・ヒロイン視するのは違和感がある」「ライトを浴びていない地味な競技こそ積極的に取り上げるべきだ」「獲得賞金額を強調する報道は青少年に悪影響を与える」「純粋に名誉をたたえる報道をしてほしい」「民放の北京五輪放送では競技に無関係なタレントが出てきて興ざめした」「テレビの特長である映像を生かした放送を期待したい」などの意見が出された。
出席者は、熊谷信昭、川島康生、馬淵かの子、林千代、阪口祐康、金剛育子、横川浩、岸本弘一の各委員。
読売テレビからは、土井会長、髙田社長以下11名。
第497回H20.11.14
11月度の番組審議会は、11月14日(金)に読売テレビ本社で開催された。審議会では、10月5日(日)に放送した『美味いは京都~料理人たちの挑戦~』を視聴したあと、意見交換が行われた。
委員からは「単なるグルメ番組ではなく料理人や食材生産者の人間性が描かれていて感動した」「フランス人シェフの表現力や表情の輝きが印象的だった」「伝統文化を重んじながら創意工夫で新分野に挑戦する職人気質が興味深かった」との意見が出された一方、「強いメッセージやインパクトに欠け物足りない」「日本人にも料理哲学を語ってほしかった」「何を食べてもおいしいとしかいわない出演者の反応が残念だ」との指摘もあった。
このあと、10月に視聴者から寄せられた意見・苦情の概要を報告した。
出席者は、川島康生、馬淵かの子、秋山喜久、林千代、阪口祐康、佐古和枝、横川浩、岸本弘一の各委員。
読売テレビからは、土井会長、髙田社長以下10名。
第496回H20.10.10
10月度の番組審議会は、10月10日(金)に読売テレビ本社で開催された。審議会では、秋の番組改編について読売テレビ側から説明したあと、今回の改編と読売テレビの番組全般について意見交換が行われた。
委員からは「視聴率以外の基準で番組内容を分析すべきだ」「中身さえよければドキュメンタリーなどの硬い番組も視聴率を取れるはず」「中長期的な視点で若者も高齢者も楽しめる番組を提供してほしい」「視聴者を刺激する知的レベルの高い独創的な番組づくりを目指すべきだ」「最近のバラエティーは視聴者を置き去りに出演者や制作者だけが楽しんでいる」などの意見が出された。
出席者は、熊谷信昭、馬淵かの子、秋山喜久、林千代、阪口祐康、佐古和枝、金剛育子、横川浩、岸本弘一の各委員。
読売テレビからは、土井会長、髙田社長以下11名。
第495回H20.09.12
9月度の番組審議会は、9月12日(金)に読売テレビ本社で開催された。審議会では、8月24日(日)に放送した『日中戦争秘話 ふたつの祖国をもつ女諜報員~鄭蘋如(てんぴんるう)の真実~』を視聴したあと、意見交換が行われた。
委員からは「ドラマとドキュメンタリーを融合したバランスの取れた番組だ」「しっかりとした調査で知られざる歴史を掘り起こしている」との意見が出された一方、「人物関係や時代背景が複雑でわかりにくい」「何が新事実か判然としなかった」との指摘もあった。
このあと、8月に視聴者から寄せられた意見・苦情について概要を報告した。
出席者は、熊谷信昭、川島康生、秋山喜久、林千代、阪口祐康、佐古和枝、金剛育子、横川浩、岸本弘一の各委員。
読売テレビからは、土井会長、髙田社長以下10名。
第494回H20.07.11
7月度の番組審議会は、7月11日(金)に読売テレビ本社で開催された。審議会では、6月15日(日)に放送した『グッと!地球便』を視聴したあと、意見交換が行われた。
委員からは「贈り物を通し人間関係や海外の様子を見せる着眼がすばらしい」「演出を抑え誠実に作られた番組で親子の情愛に感動した」「子供たちや若者に見てもらいたい」との意見が出された一方、「最初に家族の絆ありきで素直に感情移入できなかった」「主人公と現地の人たちの生活水準に差があり違和感を持った」との指摘もあった。
このあと、6月に読売テレビに寄せられた視聴者からの意見・苦情について概要を報告した。
出席者は、熊谷信昭、川島康生、馬淵かの子、秋山喜久、林千代、阪口祐康、金剛育子、横川浩の各委員。読売テレビからは、土井会長、髙田社長以下9名。
第493回H20.06.13
6月度の番組審議会は6月13日(金)に、読売テレビ本社で開催された。審議会では5月18日に放送した報道ドキュメンタリー番組「消えた年金保険料 グリーンピア南紀の闇」を視聴したあと意見交換が行われた。
委員からは「年金基金の無駄遣いに切り込んだ番組で、改めてこの問題を整理するうえで有用な番組だった」といった意見が出された一方、「まだグリーンピア問題かという気がした。
年金問題を今取り上げるのであれば、年金制度をこれからどうするのかといった視点がほしかった」という指摘もあった。
この後、五月に読売テレビに寄せられた視聴者の意見・苦情について概要を報告した。
出席は、熊谷信昭、川島康生、馬淵かの子、秋山喜久、林千代、阪口祐康、佐古和枝、金剛育子、横川浩、岸本弘一の各委員と読売テレビからは、土井会長、髙田社長以下11名。
第492回H20.05.09
5月度の番組審議会は5月9日(金)に、 クラブ関西で開催された。審議会では5月4日に放送した「海を渡った少年たち~ブラジル移民100年の秘話」を視聴したあと意見交換が行われた。
委員からは「堂々とした番組で、丁寧につくられていた」、「若い人たちに欠けている近代の日本を知る上で、いい番組だった」といった意見が出された。
また、「一回きりの放送ではなく、何らかの形で、もっと広く見てもらえるように工夫したらどうか」といった提案があった。
このあと、4月に読売テレビに寄せられた視聴者の意見・苦情について概要を報告した。
出席は、熊谷信昭、川島康生、馬淵かの子、秋山喜久、林千代、阪口祐康、佐古和枝、金剛育子、横川浩、岸本弘一の各委員と読売テレビからは、土井会長、髙田社長以下9名。
- 平成20年度読売テレビ番組審議会委員
- 委員長 熊谷信昭 兵庫県立大学名誉学長、大阪大学名誉教授
- 副委員長 馬淵かの子 兵庫県水泳連盟 顧問 元オリンピック日本代表
- 副委員長 川島康生 国立循環器病研究センター 名誉総長
- 委員 秋山喜久 関西電力株式会社 顧問
- 委員 金剛育子 能楽「金剛流」宗家夫人
- 委員 林 千代 脚本家
- 委員 阪口祐康 弁護士
- 委員 佐古和枝 関西外国語大学教授
- 委員 北前雅人 大阪ガス株式会社 代表取締役副社長執行役員
- 委員 谷 高志 読売新聞大阪本社 専務取締役編集担当