第469回 番組審議会議事録

1.開催年月日
平成18年2月10日(金)
2.開催場所 読売テレビ 役員会議室
3.委員の出席 委員総数 10名
出席委員数 9名
出席委員の氏名 熊谷信昭、金剛育子、林 千代、馬渕かの子、阪口祐康、佐古和枝、老川祥一、川島康生、吉岡征四郎
欠席委員の氏名 秋山喜久
会社側出席者 土井共成 (代表取締役会長)
髙田孝治 (代表取締役社長)
丸山和男(代表取締役専務)
編成・制作スポーツ・東京制作・事業担当
越智常雄(専務取締役)
総務・労務・報道担当
久保哲郎(執行役員審査室長)
森岡啓人 (執行役員報道局長)
位寄雅雄 (編成局長) 
村上博保(制作スポーツ局長)
松下泰紀 (審査室視聴者センター部長)
事務局 新谷 弘 (審査室次長兼番組審議会事務局長)
菱田千佳 (審査室番組審議会事務局)
前田義信 (審査室考査著作権部)
4.審議の概要 番組視聴
「声 あなたと読売テレビ」
放送日時 2005年12月10日(土) 午前5:10~5:40
放送エリア 関西ローカル
 2月度の番組審議会は2月10日(金)読売テレビで行われ、昨年11月に開催された第七回の「こども番組審議会」の模様を特集した「声・あなたと読売テレビ」を視聴して合評が行われた。
 委員からは「子供たちの意見が、おおむね健全で安心した。大変いい企画なので、今後も続けて欲しい」といった意見や、「もっと多くの人が見ることが出来る時間帯で、放送して欲しい」などの声が相次いだ。
 また、子供番組審議会の中で、子供委員から指摘のあった事件や事故の際の遺族取材について、委員から意見が次々に出され、遺族取材そのものの是非と同時に、取材の態度や、やり方に問題があるのではという意見があった。
 さらに、テレビ番組の子供への影響の強さが、改めて指摘され、子供への影響に配慮した番組作りを心がけるよう要望が相次いだ。
 この後、1月に寄せられた視聴者からの意見や抗議、苦情などについて概要を報告した。
 出席は、熊谷信昭、林 千代、金剛育子、馬淵かの子、阪口祐康、佐古和枝、川島康生、老川祥一、吉岡征四郎の各委員と読売テレビからは土井会長、髙田社長以下12名。
5.審議内容 別掲の通り
6.審議会の意見に対して取った措置
特記事項なし(議事録は関係部署に配布)
7.審議会の答申・意見の公表
●2月23日(木)付け読売新聞夕刊に議事の概要を掲載。
●3月11日(土)午前5時25分から放送の「声~あなたとよみうりテレビ~」の中で議事の内容を放送。
●本社審査室に閲覧用として議事録を備え置く。
●インターネット読売テレビホームページ「テレビの門・話し合ったもん」で議事録を公表。(http://www.ytv.co.jp)
●社内LANにて全ユーザー(全社員および関連スタッフ)に議事録を配信。
8.配布資料 ●視聴番組 概要
●2006年1月に寄せられた視聴者からの意見・苦情
9.送付資料 ●民放連機関誌「月刊民放」
●民放連機関紙「民間放送」

【審議内容】
社側
 おはようございます。定刻になりましたので始めさせていただきたいと思います。まず出欠の状況ですけれども、秋山委員がご欠席ですが、それ以外の委員の方々9人ご出席いただいております。
 会社側は、いつものレギュラーメンバー全員揃っておりますので、よろしくお願いいたします。
 早速ですが、きょうご覧いただく番組は、昨年の12月10日に放送しました『声~あなたとよみうりテレビ』という番組ですけれども、この番組を選びましたのは、実は、放送のもう1か月前、昨年の11月13日に読売テレビで行いました「こども番組審議会」というものを、この番組で特集をしているものですから、それをご覧いただきたいと思って選びました。
 「こども番組審議会」というのは、もう去年で7回を数えましたんですけれども、エリア内の小・中学生に集まってもらって、テレビについて日ごろどう思っているかというのを自由に話し合ってもらおうという企画でございます。
 当日は、午後1時から4時まで3時間にわたって、子どもたちの意見を聞きました。私どもの側も、制作であるとか、報道であるとか、編成であるとか、技術であるとかの担当者が全員出まして、子どもたちの質問に答えるという形で進めました。
 本来ですと3時間の議論、全部聞いていただきたいんですけども、とても大変なものですから、この番組では、およそ20分程度に、ダイジェストでまとめてありますので、それをご覧いただいて、今、子どもたちが、テレビをどんなふうに見ているのか、あるいは子どもとテレビというふうな大きな視点からご議論をいただければ幸いと思っております。
  早速ですが、番組をご覧ください。

<VTR視聴>

社側
 どうもありがとうございました。子どもたち本当に活発に意見を言ってくれまして、私7回全部出ているわけではありませんけれども、関係者の話では去年の分は、すごく活発だったというふうに聞いています。では委員長よろしくお願いいたします。

委員長
 それでは、ご意見をいただきましょう。

委員
 こういう番組があるというのは私も知りませんでしたが、やっぱり非常にいいことだと思います。特に「こども番組審議会」というのは、非常に活発な子どもたちの生の声が聞けていいんじゃないかなという気がします。大人のほうのこの審議会も、こういう形じゃなしに、視聴者から募集して応募した方から意見を聴く放談会のようなものもお持ちになってもいいんではないかなというふうな気もいたしております。
 しかし、子どもの意見の中で、賛否が分かれるというのは、これはもう大人の社会でも同じことで、子どもたちが自分で両論があるということに気づくというのには非常にいいことだと思いますけれども、しかし、それだけではなしに何か、そこへ出てきている子どもたちだけではなしに、それをもっと広く一般の子どもたちにも分かるようにするためにはどうしたらいいかなというふうな気がしておりまして、別に解答があるわけではありませんけれども、そんな気がいたしました。
 「子どもは、すぐ言葉を信じるから言葉遣いとかに気をつけなければならん」とか、大人顔負けの意見を言っていますけども、それこそ親に聞いてきた「やらせ」ではないかなというふうな気もして聞いておりましたけれど、しかし、しっかりした本当に自分の感じていることを、そのまま言っている子どももあるかと思います。
 それと「悲しんでいる人にインタビューをするのはいかがなものか」と、これは私、昔、何年か前に、ここで一度申し上げたこともあるんですけども、「日本のインタビューは悲しんでいる人の取材をする。アメリカのインタビューは助かって喜んでいる人のインタビューをする」と。どっちがいいかというのは、これは国民性もあるんでしょうけども、日本の場合には、やはり悲しんでいるほうに、ちょっと偏り過ぎではないかなというのが、私が、そのときに申し上げた意見ですけども、これはやっぱりバランスの問題で、どこまでがいいというふうなことは、なかなか言えないだろうと思います。
 それと、やらせと演出は、これはもう大きな問題だと思いますけども、これは子どもたちだけではなしに、大人にとっても非常に大きな問題だと思いますけど、そのグレーゾーンですね。その間、どこで線を引くか、「子どもが混同するから」といいますけど、大人でも結構混同しているだろうと思うんです。
 昨年、ここで出していただいて、非常に好評であった日本のシンドラーの話も、あの中にやらせがないかというと、私はやっぱりあると思うんです。
 だから、どのやらせがよくて、どのやらせが悪いかというのは、これは、どこまでを演出と呼ぶかということでもあるでしょうけども、問題はあくまでも、やっぱり良識の問題で、どこで線を引くかというのは、そういうことで決めなければならんので、はっきり線の引けるものではないだろうというふうに思いました。
 ですから、ああいうふうな形で議論を子どもがするというのは非常にいいことだと思いますし、大人の世界では、そのために、こんな番組審議会があるんじゃないかなという気もして聞いておりました。
 ただ、これは世の中の移り変わりのせいかもしれませんけども、聞いてびっくりしましたのは、私は、あの中に出てきたタレントの名前を一人も知りません(笑)。子どもの中に、タレントの名前を一人も知らないという子どもが一人もおらなかったというのは、ちょっと不思議な気もしますし、そんな子は応募しないのかもしれませんけれども、そういう子供もいたほうが健全ではないかなという気がいたしました。それぐらいのところでございます。

委員長
 ありがとうございました。これは読売テレビの番組についてだけ意見を求めているわけですか。

社側
 いえ、違います。

委員長
 違うわけですか。

社側
 テレビ全体についてです。

委員長
 テレビ全体についてね。そうですか。

委員
 私も、大人顔負けの意見がどんどん出ているので、見ながらクスクス笑ったり、ははあと思いましたけど、やっぱり、これに応募するときに何か書きますときに、親が「こんなこと書いたらどうや」と大分示唆していると思うような感じが、親が思っていることを子どもが書いて出して採用されて、「こんなん言え、あんなん言え」とレクチャーされながら出てきている子どもも中にはいるんじゃないかなと思いながら見ていました。
 それと私も委員と同じで、あそこの中で細木数子さんしか知らなくて、これはどんな子なんやろうと、陣内さんだなんて、もう全然頭にも浮かんでこないんですね、本当に。だから私は、いかにテレビをあんまり見てないかというのが、よく分かりました。
 それと私も今、子ども、小・中学生を10人ほど、グループをつくって、毎日飛び込みの練習をさせているんですけど、練習しながら、「きのうの何とか見た」とか「あの何とか君の演技はちょっと違うかったね」とか、セリフまでみんなで言い合ったり、それを見ていなかったら、子どもたちは仲間に入ってこれないんですね。
 それで私は、「こら、テレビの話なんかやめなさい」と怒るんですけど、これはトレーニング場へ来ても、そんなことをやっているから、多分、学校へ行っても「きのう、あれ見た」とか、なっているんだと思うんです。やっぱりテレビの影響力は大きいと思うんです。
 それと、野球のことをお聞きになったときに「お父ちゃんが好きなんやから」という発言がありまして、本当は野球を見たくなくても、お父さんとか兄ちゃんとかが見てたら、ちょっとチャンネルを変えるのを我慢しないといけないなという子どもの思いやりもあるんですね。
 最近は、みんな家で何台かテレビを持って自分の部屋で見ているような子も多いらしいので、大人が見て「子どもには見せたくないよな」と思うようなテレビを子どもがプライベートルームで見る。ですから、そういうのを出来るだけ親がチェックできる。アメリカなんかは見てはいけない番組にはRマークとか付いているんですね。日本は、それがないので、遅い時間になればなるほど、何かちょっとセクシーな番組もありますので、そういうことをちょっと注意していただきたいなあと思いながら、きょうは出てきたんです。

委員長
 どうもありがとうございました。

委員
 ちょっと先に質問させていただきたいのは、160名の応募があって、そこから男女44人というのは、これは最初から何名か決められていたんですか。

社側
 はい、40人程度というふうに。

委員
 そうなんですか。それでちょっと気になったのは、小学校5、6年生の子どもが、「やらせ」という言葉に反応していたんですけど、これはきっと大人の見方で、子どもの目線ではないなと思った部分が非常に気になったのと。
 それから後半に関して言えば、やっぱり素直にいろいろ出ていて、これはイエス・ノー、いろいろ分かれているというのは、よく分かったんですけれども、今回の中では出ていなかったんですけれども、子どもが1日どれぐらいの視聴時間かという調査はなかったんですか。

社側
 アンケートはとっております。それは事前の書面でのアンケートです。

委員
 何か、ちょっとそういうのが興味があって、どのぐらい子どもたちが見ているのかな。最近の新聞で世界各国の幼児が、どの程度、テレビを見ているかというのがあって、大体、幼稚園前後で日本で3時間ちょっとというのが出ていたんですけれども、3時間も何を見るのかなということも、ちょっと気になったんですけれども、自分自身の家の孫を見ていると、ほとんど教育テレビなんです。5時から大体6時半ごろまで。
 だから一般の子どもたちが何を見ているか、普通のテレビ、教育テレビ以外に、どういう番組を見ているのか、子どもたちが、結構大人の番組を見ているのが多いのかなと、だからニュースとか、やらせとかいう言葉が出ていると。
 それから好きとか嫌いとかいう中に、嫌いなタレントがいて、でも「それを見ますか」という質問に対して、見ないじゃなくて「見る」という返事をしていましたが、このことに関して、ちょっと怖いなと思ったのは、私自身もそうですけれども、「嫌だな」と思っている番組も、しばらく見ていると慣れてくるんです。その嫌悪感が、だんだんなくなってくるというのが、このテレビの怖さで、それが子どもたちにも、やっぱり汚染という言葉はちょっときついかもわかりませんが、出ているので、多分、読売テレビが、こういう子ども審議会をするということに対して、これからそれに対して、どういうふうな対処をされるのかというようなことも、ちょっと期待しながら見せていただきました。以上です。

社側
 ちなみに参加者の平均でいうとテレビの視聴時間は3時間ぐらいです。もちろん30分ぐらいという子から、5時間という子までいましたけれども、おしなべて3時間ぐらいです。

委員
 私も、この中で出ていた『野ブタ。をプロデュース!』というのをちょっと知りませんでしたので、これは子ども番組ですか。

社側
 ドラマです。土曜日の9時にやっておりました。

委員
 ということは10時まで見ているということなんですね。

社側
 土曜日だからということ、そこを、わりと子どもをターゲットのドラマを、ここのところやっておりまして。

委員
 1日30分しか見てない子どもも選ばれているんですか。

社側
 はい、おりました。

委員
 そうですか。

社側
 3時間から4時間ぐらいの子どもが一番多かったんですが、最近の傾向としては、やっぱりメールとか、インターネットに費やす時間が徐々に増えていって、テレビと接する時間が少しずつ減っているという傾向があると思います。

委員
 今お話に出ていましたけど、大体平均的に3時間ぐらいですね、子どもさん、テレビを見ているということのようですけど、やはりそれは1日のうちの3時間というのは大変なウェートだと思いますんで、それだけテレビが影響力を持っているということは、これはもう事実なんですね。そういう意味で、こういう「こども番組審議会」という企てをされているということは非常にいいことではないかと。
 先ほど、ちょっと伺ったら、これ他局も今やっているところもあるらしいんですけども、読売テレビさんが一番先に、これを始められたということですから非常にいい企てではないかというのが第一点です。
 それから先ほど来、ご指摘もありますように、大人の見方に、多分に影響されているところはあるというのは事実なんでしょうけども、実際にそこで出された意見の内容を見ますと、過剰な演出の話だとか、あるいは行き過ぎた暴力に対する批判ですとか、あるいは食べ物を粗末にすることに対する批判といったような意見があったわけですけども、概ね健全な意見が多かったんではないかなというふうに私は感じました。
 やっぱりテレビというのは、これは当たり前の話なんですが、映画とか本と違って、映画や本の場合は積極的に自分で見たいという意思を持って見るということなるんですけど、テレビは家の中に置いてあって、あんまり積極的な意思がなくとも、まあ老若男女がついつい見てしまうと、基本的にそういう性格を持っている媒体だと思いますんで、それだけに、本とか映画よりも、内容的には、何といいましょうか、健全性とか良識性といったものを求められる、そもそも本質的に、そういうものではないかというふうに思います。
 そういうわけで、特に「やらせ」の問題なんかは、やりとりがありましたけれども、これについては、なかなか境界線というのは正直いって難しいかもしれませんが、おそらく一般の考えている境界線と、制作側の境界線というのは少しギャップがあるかもしれないなという印象を少し持っていまして、やっぱり自制をやや強くするぐらいがちょうどいいんじゃないかなというのが私の個人的意見ですが、そういう点を感じました。
 いずれにしましても、非常にこれはいい番組ではなかったかというふうに思います。以上です。

委員
 まず、今、委員からもありましたけども、読売テレビが、こういう「こども審議会」のような、これは自分たち自身の制作活動を子どもの目で評価してもらうということについて積極的に取り組んでおられるということは大変結構なことで、評価したいと思います。
 それからまた、「子どもは健全だな」と安心しました。おそらく、ほかの委員も、お話あったように、これは子どもだけの話ではなくて、大人の意見とかは多分入っているだろうと思うんですが、おそらく、いろいろ一緒に家庭で番組を見ている中で、お父さんなり、お母さんが「食べ物はあんまり粗末にしちゃいけないね」というようなことを言って、そういうものが頭に入っているのかもしれない。
 しかし、それはそれで結構なことで、テレビをそういう意味で批判的に見ているというか、つくり手に対して、やはり一般常識を持って接しているということが、さっきのお話、やりとりを見ている限りでは感じられるんで、それならありがたい話だなと、もうちょっと「毒されていると困るな」と思っていたんですけれども、拝見した限りでは、非常に子どもたちの反応というのは健全でよかったなという印象を持っています。
 それから、私も報道の立場にいる者として無関心であり得ない問題も含めて、報道それ自体の問題と、それからテレビ番組特有の問題と二つあったんじゃないかなと思うんです。
 例えば、遺族取材です。悲しんでいる人に「今の気持ちはどうですか」と、何であんなに聞かなきゃいけないんだと、これは全く率直な意見で、それに対する答えが「遺族取材はやりたくはないけれども、しかし伝える義務として、報道の立場として取材はせざるを得ない」と、こういう答えだったんですが、その点では、これはテレビであれ、新聞であれ、同じことなんですけれども、むしろ、あの子どもの意見は、取材の是か非かではなくて、ああいう取材のやり方を問うていたのではないのかなと僕は思うんです。
 つまり、同じ遺族、悲しんでいる遺族に取材するにしても、もうちょっと聞きようがあるんじゃないかということも含まれていたんではないかなという感じがするんで、あの点についてのやりとりが、取材をすべきか否かというところに収斂してしまったというのは、ちょっと僕は不満があります。
 我々も、遺族取材というのは常にやるわけなんで、そういう場合に相手の気持ちに沿って、どうしたら抵抗感なく話してもらえるか、遺族取材はどうしても必要なんです。そうじゃないと、今、匿名報道なんてことが盛んになっていますけども、そうなってくると、もう死体は単なる数字でしかないんですね。
 そうじゃなくて、やっぱりその人その人の人生、これはどういう状況で、この事故に巻き込まれたのかとか、そういうことをやっぱり取材してこそ、初めて伝わるわけなんで、家族の取材をすることは僕は絶対必要だと思うんですけれども、それを取材するにあたっても、直接会いたくないという方には、「気持ちが落ち着いたら知らせてください」という手紙を置いてくるとか、いろんなことをやるんです。
 テレビで問題なのは、レポーターが、池田小学校のときに問題になりましたけども、子どもたちに「どう」とか、マイクを突きつけるような場面がいっぱいあって、それが問題になったんですね。そういうやり方の問題。必要だけれども、どういうやり方をしたらいいんだろうかということを考える時期にあるわけなんで、その辺が、もう少し、あのやりとりは、あれでもしょうがないとしても、今後、制作をされていく場合に、そういう点に留意されたらいいんじゃないのかなというふうに思います。
 同じようなことが「報道は信用できない」という方が44人中25人おられたと、これも大事なことで、世論調査を見ても、信頼できる、信頼度の一番高いのは新聞なんです。アメリカでは軍隊、これが一番信頼できると。
 それでテレビの報道というのは、信頼度は、新聞の報道の半分強ぐらいです。だから問題は、なぜテレビ報道の信頼度が低いんだろうかというところを、やはり注目すべきじゃないのかなと。そこは別な設問で、やらせというような問題との関係というのもあるのかなという気がするんです。
 やらせと演出というのは非常に難しいというお話はそのとおりだと思いますが、心配するのは、あえて紛らわしくしているということはないだろうかということです。あたかも本当であるかのような。
 というのは、前にここでも拝見させていただいた番組で、夫婦の浮気で、浮気かどうか分からないけども、奥さんの不審な行動を、ずうっと追いかけて、夜、奥さんが、とあるスナックだか、どこかへ行っていると、何か、そんな番組で追跡しているところをやっているみたいなのがありましたね。あれは当然、相手の方の了解を得た上でやっているからプライバシーの問題はないんだろうけども、言ってみれば、それも一種のやらせに近い状態だと思うんで、だから、「これは明らかに単なる演出ですよ」ということが見え見えだと、きっと面白くないんでしょう。だから、あえてスレスレの形を取らざるを得ないのかなというふうにも思うんですが、やっぱりそこら辺が信頼度を下げている要因の一つじゃないかなという感じもするんで、そういう意味で、あそこで出た子どもたちの反応の裏にあるものといいますか、そういう意見が出てくる根拠は一体どこにあるんだろうかということを、お考えになって信頼度を高める、そういう工夫をされたらいいんじゃないかなという感じを受けました。以上です。

委員
 今回、「こども番組審議会」7回目ということで、この番組を拝見してまして、やはり皆さん、おっしゃったことですけど、子どもさんたちが、すごくしっかりした意見を持っていて、私など、ちょっとこの委員の席を代わってもらったほうがいいんじゃないかと思うぐらいに何か頼もしい子たちがいたのが印象的でした。
 先ほどから、いろいろ意見が出ていますけども、親の意見を反映しているということは、もちろん、あるとは思うんですが、やはり番組で気になるのが、食べ物を投げ合ったり、パイを投げ合ったり、粗末にする。また、いろんな暴力シーンの残酷なのが出て、子どもに悪影響を与えるということは、これはもう誰が見ても思うことで、許されるというようなことでもありませんし、本当に、それが子どもが喜んでいるのかということも、もう一回、その辺を原点を考え直してみるということも大事なんじゃないかなというふうに、この番組を見て思いました。
 それとともに、今回のホリエモンの事件ですとか、最近のこういう事件を見ていますと、やはり若い人たちを社会がつくっていく。また、それからマスコミも含めて、社会情勢とか、みんなの社会が、そういう若者をつくってしまったということは、すごく感じますので、そういう意味で、子どもというのは本当に無の状態で、やはり周りの教育ですとか、社会ですとか、家庭がつくっていくものだと思いますので、やはりここは、そういう良心に訴える番組を、いかにつくっていくかということを、もう一度、考え直すべきじゃないかということを非常に感じました。
 この読売テレビの『声』という番組、早朝の5時何分でしょうか、早い時間にしておられるということで、ほとんどご覧になる子どもはいないんではないかなと思うんですけど、この「こども番組審議会」などは非常にいい企画だと思いますので、皆さんが見られる時間帯に、していただいたらいいんではないかということを感じました。以上でございます。

委員
 ほとんど皆さん、おっしゃったようなことばかりなんですけども、私も、この「こども番組審議会」大変面白く拝見いたしました。テープをかけ始めのころは、ちょっと仕事をしながら見ていたんですけど、これ始まってからは、ちゃんと座って、もう一生懸命、集中して釘づけになったぐらい面白かったです。
 いろんなことを考えさせられましたし、子どもたちの反応が意外だったり、いろいろ大変有意義な番組だったと思います。本当に、もうちょっと多くの人がご覧になる時間帯にあってもいいのになと思うぐらいでした。
 親の考えの影響を受けているんじゃないかということも当然あると思うんですけれども、やっぱりそれでも子どもたちは、「そうだな」と自分で納得したことを言っていると思うんです。それが口移しみたいな形であっても、それなりに子どもたちは「そうだな」と思うことを選んで言っていると思うし、そういう中で、いろいろ子どもたちも大人になっていくんだろうと思うので、子どもたちとしてもいいパワーを与えていただいているんじゃないかなと。
 それから、今何か、わけのわからない大人がいっぱいいて、何か大人社会に対する不信感というのがすごくあるんじゃないかと思うんです。何か、この間もニュースを見ていたら、幼稚園に婦警さんたちが行って、大人に手を引っ張られたときに「嫌だ」という逃げ方を教えているなんて、「何てことなんだろう」と思いながら見ていたんですけども、やっぱりこうやって子どもたちの疑問に大人たちが、ちゃんと向き合って真摯に答えていくというところで、子どもたちが、日ごろ疑問に思ったり、おかしいと思っていることが一つ一つほどけていく。何か大人社会の不信感を一つ一つつぶしていく場にもなっているなという気がしました。ですから、とてもいい企画をしていただいているなと思いました。
 あとは、ちょっと細かいことなんですけども、司会者の方たちのバックに、いろいろ荷物が置いてあるのが映っていて、何かそっちに目が行っちゃうんですね。何か、カーテンか衝立か何かで、わざとなのかもしれないとは思うんですが。

社側
 スタジオでやっていますんで、スタジオの奥のほうにあるものが一部写った部分があるかもしれません。

委員
 それから亡くなった方の取材についてなんですけども、一生懸命、取材する側の悩みなんかも話してくださって、多分伝わるところはあったと思うんですが、質問をした子は「亡くなった人」と言っているのに、デスクの方は「死んじゃった人、死んじゃった人」というのが何度も出てきたのが、ちょっと耳に障ったといいますか、というのが気になりました。
 それと、もう一つは、委員もおっしゃいましたけども、私はちょっと違うかもしれませんけど、ああいうまとめ方になったのはしょうがないかもしれませんけど、最初に「遺族の方がかわいそうじゃないか」と言った彼女の気持ちは、ちゃんと汲んでもらえていたのかなと、部分的にしか見てないので、現場でどういうやりとりがあったか分からないんですけども、ああいうふうにまとめられちゃうと、ちょっと彼女の思いというか、「かわいそうだな」と思った気持ちって、彼女はどう折り合いをつけたのかなというのが、ちょっと心配にもなったりしました。

委員
 全然違う角度から、番組とは関係ないところから話をさせていただきたいんですけれども、弁護士という私どもの仕事に、最近いろんな形で相談に来られるんですけれども、昔は「法律的にこうなる」という回答で、私たちの仕事としては一応よかったように思うんですが、最近は特に、うちの所長からも言われるんですけど、それにプラスアルファして、「世間から見てどう思われるか」、はやりの言葉でいえば「風評リスクをにらんだ判断」というのを求められているのが非常に多くなってきたし、私どもも、求められなくても、そこまで踏み込んだ回答をすべきというふうに思うことが非常に多くあります。
 それは結局のところ、やはり例えば、現場は現場で、いろいろな必要性だとかあって「こうしたい」「こうしてもらいたい」というのがあるんですけども、それがちょっと甘えて「世間から見たときにどう思われるか」という意見が僕らに求められているのかなというふうに思うんです。
 そういう意味で、きょうの「こども番組審議会」も、その子どもの目から見て、どう思われているか。それを受け手は、その中には批判もあり、テレビ局に対する、信頼に対する意見もあるでしょうけれども、特にその批判に対して大事なのは、わびるところはわびる。あるいは、テレビ局の言い分があるところは、きちんと真摯に説明すると、それがテレビ局に対する信頼につながっていくんだろうと思うんです。
 特に、やっぱり何でもそうですけど、子どもにファンをつくるというのは、その業界の将来の発展性の根幹だと思います。野球をほとんど見ないというのは、野球ファンの私から見たら、ちょっと絶望的なところがあったんですけど、やっぱり子どものファンをつくる。そのためには批判、それに対して、きちんと説明する。
 特に思ったのは、先ほど来、出ていますように、亡くなった方に対する取材に対して、報道部のデスクが「私どもも嫌です」というのは非常に、多分私も思いましたし、子どもたちも思ったと思うんですけど、「この人、本音で言うてくれているな」というのが分かったと思うんです。
 だから最後、会場を出てきた後の子どもさんも、やっぱり亡くなられた方の取材について、テレビの人も嫌だと思っているんだというのが、ものすごく印象に残っているような発言をされたというのは、そういうことだと思うんです。
 やはり批判に対する、はやりの言葉でいうと説明責任、それについて真摯に本音で、やっぱり説明していくというところが根本なんだなというのを改めて感じさせていただきました。
 そういう意味からいいますと、そのデスクも言われていましたけども、「遺族の取材に行くと、ほとんどの方が嫌がられる」と、多分それはそのとおりやと思いますけども、ただ嫌がられるというのは、ある意味、ちょっと問題というわけではないですけれども、メディアに対する信頼が、その意味では低いという表れとも見えると思うんですね。
 例えば遺族の方、それは当然、亡くなられているときに、そんな取材に対して話をする気にはならない、それはそのとおりなんだけれども、この取材に来る人たちは、私たちの言い分をきちんと受けとめてくれて、社会に発信してくれて、ある意味、味方とまでは言いませんけど、そういうところに、そういう信頼があれば、嫌がられる度合いも、もうちょっとは少ないのかなというふうに思いました。私の意見は以上です。

委員長
 大勢の委員がおっしゃったように、私も、この番組は拝見していて、我々にとっても大変興味深いところがございますし、テレビ局にとっては、いろんな意味で意義のあるものだと思いますので、企画として本当に、いい企画だと私も思います。これまた、しばらくお続けいただいたらいいんじゃないかと思うんですが、そういういい番組だと思うんで、幾つか質問、お伺いしたいことがあるんですけども、一つは、これ出る子どもたちは、公募して応募した人の中から選ぶんですね。何人ぐらい応募者というのは毎回ありますか。

社側
 今回が160人ぐらいです。その年によって違いますが、確か300人ぐらいに達した年もありましたし、少なくて、学校の先生に、もうちょっと出してくれませんか、なんてお願いしたことも正直言ってありました。年によって違いますけれども、テレビでも募集しています。

委員長
 応募者の方が、やっぱり、はるかに多いわけですね。

社側
 多いです。大体、今は40人から50人の間に、あまり多くなり過ぎても何ですので、定員を決めています。

委員長
 応募者は、普通はその数倍ですか。

社側
 はい。

委員長
 ああ、そうですか。それから、子どもたちにいろいろなことを聞いておられるわけですが、今まで7回あったんで、毎回いろんな違う質問もしていらっしゃるんだろうと思うんですけども、例えば、NHKの教育テレビの類いの教育関係、あるいは、教養関係の番組については、興味を持っていますかというような質問は、今までされたことはありますか。あまり、それはやってないですか。

社側
 やってないですね。

委員長
 NHKとは言わなくてもいいんですけども、教養的な番組とか、それから世界の文化遺産めぐりとか、音楽の旅とか、いろいろ、その類いのがあって、娯楽番組かもわかりませんけども、教養番組の類いのものについて子どもたちが、どういう反応をするか、もし聞いていただけたらと思いますね。
 ついでに、さっきもどなたかの質問にあったかと思うんですけども、出てきている子どもたちが、パソコンも含めて自分用のテレビを持っている人は、どれぐらいかというのも、もし機会があれば聞いていただければなと思います。
 それから、これは小・中学生ですが、高校、大学生だと、どういう反応になりますですかね。高校生、大学生というのは、もう子どもじゃない、大人ですかね。しかし、小・中学生と大人との間の高校、大学生は、テレビについて、どんな反応をするか、ちょっと見たいという気もいたしますね。

社側
 ちなみに同様なことをしているところが幾つかありまして、我々の系列の中で日本テレビや中京テレビも高校生など青少年を対象にいろいろな試みを行っています。

委員長
 そうですか、ありがとうございました。
 何か言い残されたこととか、追加のご意見などございませんでしょうか。

委員
 今の応募されていて40何人選ばれる。これは何ですか、抽選ですか、どういうふうに選ばれるんですか。

社側
 年代のバラツキがない様に、小学生ばかりがたくさん来ていてもあれですから、そういう年代、それから男女、地域なんかがバラツかないようにという感じで選んでいるのが一つと。
 もう一つは、一応言いたいことというのは書いてもらっているんですけども、たくさん書いてあって、審議会に来たら、たくさんしゃべってくれそうな子を選んでいます。やっぱり一番こわいのが、集まってシーンとなって何も言わないということですので、積極的に発言してくれそうな子どもを選んでいるというのが正直なところです。

委員長
 それは、聞く質問も書いて、それに対する意見も書いてもらって、その中から選んでいるわけですか。

社側
 一部の質問をしています。「テレビ局に言いたいことがありますか」とかという、何問かの質問に答えてもらっています。

委員長
 そうすると、たまたま子どもたちの反応がこうだったので非常に面白かったというような、サプライズでないことも多いわけですね。

社側
 だから、事前にアンケートをとっていない質問も、どんどん現場でやっていきます。

委員長
 そうでないとね。

社側
 そうです、なるみさんというタレントさんがいるのは、それを引き出すためなんです。彼女がはじめに子供たちを笑わせたりして、エンジンを暖めていって、だんだん気持ちが開放されてくるとしゃべりだすということです。

委員長
 そうでないとね。新聞の「町の声」というのは、町の声じゃなくて「新聞の声だ」というのは困りますからね(笑)。
 ほかにございませんか。

委員
 実は、委員長のおっしゃったことに関連するんですけど、子どもが3時間も見ているといったら、一体どんな番組を見ているかという、これはおやりになったことはありますか。

社側
 時間を聞いているだけで、どの番組を見ているかを詳しく聞いているわけではありません。

委員
 やはりアニメの中にも若干は教育になるようなのもありますですよね。一応そういうのも聞いて調べていただければと。

委員長
 ほかにございませんか。

社側
 取材のやり方について、いろいろ意見が出まして、当然、我々取材するときに、遺族の方に対しては、話していただけるかどうかということを、まず確認をした上で、それからクルーを呼び込む、カメラを呼ぶ。どうしても大勢の人間でドドッと行ったりするような格好になりますので、それはすごく気を遣っています。
 JR事故のときもそうなんですが、これは遺族取材の取材班というのをつくりまして、同じ人に対して、何回も何回も系列局、つまり各社から応援をいただいているような段階で、特定の方に取材が重なったりだとか、そういうことはやっぱり避けたいし、この人は話していただけそうだ、自主的に話していただけそうだと、そういう遺族の方々についてのリストをつくって、嫌がられるということをなるべく避けようといたしました。
 確かに遺族の方に話を聞くというのは大変つらいことで、話を聞けるタイミングというのはやっぱりあると思うんです。今、亡くなったという衝撃を受けていらっしゃるときにも、それは常識的に考えても、これは無理だろう、じゃ、いつ話を聞かせていただけるようなことがあるのだろうかということは、特にテレビの場合には、無理やりやっていって、じゃ、その映像と音声をニュースの中に流すことができるのかというのは、当然、世間の方々の反応も考えますので、無理をして話を聞いたとしても使えないということも当然あるわけです。
 まずは悲しみを共有して、それから理解をしていただいて、向こうから言いたいと思うようなお話をしていくようにしていくという作業は、これは同じように新聞社の方々以上に、周りが多いですから気をつけていると思いますし、指導をしているつもりです。
 テレビも、ニュース取材以外にも、いろんな取材班がまいりますから、最近では、なるべく系列で統一をとってやろうというふうな試みも始まっております。ちょっと一言だけ、そのことだけ申し上げたいと思いました。

委員長
 結局、取材の仕方ということになるんでしょうけども、私は、あまりしつこいと参っちゃうということもあるかもわからないと思いますけども、本当に家族なり遺族なりが、大変なショックを受けて悲しんでいるときに、マスコミを含めて社会一般も、大変なことだといって一緒に大きく重くとらえてくれているというのは救いになるんじゃないかと思いましてね。誰もが無関心でほったらかしというほうが本当に、被害者とか遺族のためになるのかどうか、私なんかは、自分の場合なんか、もし考えたら、みんなも一緒に本当に悲しんでくれている。大変な事件だと思ってくれているというほうが、ある意味救いになるんじゃないかという気がいつもしていて、そっとしておけと、ほっとけというのが本当に真っ当な考え方なのかどうか私は若干疑問には思っているんですけども、しかし、聞き方でしょうけどもね。

社側
 取材すべきというのは、それは全く同感でございまして、それは、その方法論のところで、どうやって、取材される側の気持ちを汲み取っていって、話を聞かしていただくかという、その作業がものすごく大事だというふうに思います。

委員長
 よろしゅうございますか、じゃどうぞ。

社側
 ありがとうございました。この取り組みは、きょういただいたいろんなサゼッションも含めて続けさせていきたいというふうに思います。
 それでは1月に視聴者の皆さんからいただきました声について担当からご報告させていただきます。

社側
 1月に視聴者の方々から寄せられた声の報告をさせていただきます。
 件数は5,558件ということで、大体通常は7,000件ぐらいですので、若干少なめになっております。それで主な意見・苦情は、やはりライブドアの堀江社長が逮捕されたと、日本放送の買収問題、それから衆院選の出馬等でいろいろと話題になっていた方なので、非常に多くのワイドショー、それから報道番組が取り上げましたので、いろんな意見が寄せられております。
 「ホリエモン」として持ち上げて視聴率を稼ぐことについて、マスコミにも大分責任があるんじゃないかというようなこととか、それから今もちょっと話題になっておりましたけれども、宮内容疑者の素顔ということで祖母の方にインタビューしているのに対して、これもやはり聞き方の問題であったり、その内容について、かなりの苦情がございました。
 一応スタッフに確認いたしましたら、人間形成時であったり、そのいろんな分岐点を探ることによって事件の真相を探ろうという努力をしましたと、ただし、表現それから質問等に問題があった部分に関しては、真摯に受け止めて反省しますというふうに言っておりました。
 それから、『なるトモ!』という、これは月~金でやっている午前9時55分から11時20分までの1時間半ぐらいの情報バラエティ番組なんですけれども、そこに先ほど出ておりました陣内智則君というのが司会をしているんですけれども、彼が新幹線を乗り越しまして遅刻したということで、番組的には非常に共演者の方々がうまく取り繕っていただいたんですが、途中、途中で携帯電話で、どういうことだというのが入ったり、それからスタジオに飛び込んで来たというあたりのところで、実際やっていたコーナーが途切れ、途切れになって、見たかった部分が見られなかったということで大変多くの抗議であったり、それから、やはりプロ意識に欠けるんじゃないかというようなお叱りの言葉がありました。
 それから『ズームイン!』に関しましては、ラ・テ欄に載っていることが出てないということに対する抗議がございました。
 問い合わせの多かった番組に関しましては、『おもいッきりテレビ』で健康情報等について多くの問い合わせがございました。以上です。

社側
 きょうはちょっと、たくさんの意見をいただきまして時間が押しましたが、これで終了させていただきたいと思います。今年1年、またよろしくお願いいたします。
  次回ですが、3月10日、金曜日、この場所でいつものように開催させていただきますので、よろしくお願いいたします。
  きょうは本当にありがとうございました。

  • 平成17年度読売テレビ番組審議会委員
  • 委員長    熊谷信昭   兵庫県立大学名誉学長、大阪大学名誉教授
  • 副委員長    馬淵かの子   兵庫県水泳連盟   顧問   元オリンピック日本代表
  • 副委員長    川島康生   国立循環器病研究センター   名誉総長
  • 委員    秋山喜久   関西電力株式会社  顧問
  • 委員    金剛育子   能楽「金剛流」宗家夫人
  • 委員    林  千代   脚本家
  • 委員    阪口祐康   弁護士
  • 委員    佐古和枝   関西外国語大学教授
  • 委員    北前雅人   大阪ガス株式会社   代表取締役副社長執行役員
  • 委員    谷  高志   読売新聞大阪本社   専務取締役編集担当