今回問題の教科書歴史は、ピタゴラス。紀元前500年ごろに活躍した古代ギリシャの数学者にして、哲学者。中学校の数学で習う『三平方の定理』は『ピタゴラスの定理』とも言われている。さっそくメカブトンに乗り込むトキオとカレン。ところがその際、からくり玉が一緒に入り込み…。
古代ギリシャの都市『クロトン』へやって来たトキオとカレン。街を歩いていると、マッチョな青年ミロンからチラシを受け取る。そこに書かれていたのはピタゴラスの定食屋の文字。お店を訪れると、本日のメニューをしたためているピタゴラスを発見。まさか『ピタゴラスの定食』が真歴史…と思いきや、からくりを駆使して定食が運ばれてきた。今回の真歴史は『ピタゴラスはからくりの天才』であると判明。弟子たちと共に日替わりでからくりを考えているらしい。更にその中には、変装したツブヤッキーとスズッキーの姿。遠くからその様子を覗いているビマージョ、上手く紛れ込めたようだねぇと笑みを浮かべる。
翌日、ピタゴラスと共に早朝の森を散歩するトキオとカレン。一方その頃、定食屋に残ったツブヤッキーとスズッキーは密かにからくりを改造していた。散歩の後はレスリング。古代ギリシャでは、レスリングは科学と神の芸術とみなされ最も重要なトレーニングだった。やっと定食屋に戻って来るトキオとカレン。今日の日替わりピタ定は、うなぎ定食。調理を始めるミロンだったが、からくりの動きがどうもおかしい。遂にピタゴラスはネットで捕獲され、ビマージョに連れ去られてしまう。
まんまと、ピタゴラスをアジトへと連れてきたアクダーマ。厳しい教育で有名な都市国家『スパルタ』から家庭教師を呼んだビマージョ。勉強させ、教科書通り立派な数学者にさせようと企む。
その頃、ピタゴラスを探していたトキオとカレンは、道を転がるからくり玉を見つける。きっと居場所を教えてくれるはずと後を追いかける。
ピタゴラスと言うと、スパルタを物ともせず次々と問題を正解。更に新たなからくりを作り、アジトから逃げ出す。うなぎの蒲焼メカを作り出し、追いかけるアクダーマ。そこへ駆けつけたトキオとカレン。ビマージョはメカブトンを捕まえてカブトの蒲焼にしようと迫ってくる。ピンチに助けを呼ぶカレン。ルーレットで選ばれたカットンボは、なんと産卵を始める。次々に投石器で卵を飛ばしていくピタゴラス。その後も様々なからくりを経由し、うなぎの蒲焼メカを攻撃。その隙に、野球王へコスプレドッキング。からくりにより弾かれた神殿の柱石を打ち返し、見事蒲焼メカを撃退する。なんと今回のからくりは全て、ピタゴラスの計算通りだったのだ。
無事、24世紀へ戻ってきたトキオとカレン。しかしダイナモンドは見つからなかった。と思いきや、からくり玉が紛れ込んでいて…パカッと割れるとダイナモンドが現れる。最後までピタゴラスからくりに驚くトキオ。今回も、真歴史ボカンと見届けました!
ピタゴラス(紀元前582年~紀元前496年)は、中学校の数学で習う『ピタゴラスの定理』(三平方の定理)などで有名な、古代ギリシャの数学者であり、哲学者。
イタリアのクロトンで弟子達を集め、ピタゴラス教団を設立。
その他、ピタゴラスは音楽にも業績を残し、彼によって発見された音律は『ピタゴラス音律』と呼ばれている。