21世紀で、忍者映画を見ていたアクダーマ。前回真歴史が見つからず、今年の主役は私たちだと上機嫌。しかし、突然スクリーンに映し出されるオヤダーマ様。主役なんて100万年早い、新しい真歴史をぶっ潰して来いと大爆発。
今回問題の教科書歴史は、服部半蔵。あの有名な徳川家康に仕え、天下取りに貢献した人物。さっそく1585年の駿河の国(現在の静岡県)へやって来たトキオとカレン。真歴史反応を頼りに歩いていると、奇跡のイリュージョニスト・ミスターハンゾーと書かれた屋敷を見つける。ステージには、忍術とよく似たイリュージョン『ハンゾパワー』で人々を驚かせているハンゾーの姿。物を浮かせたり爆破脱出を披露したりと、観客を大いに盛り上げている。子供忍者たちからも慕われるハンゾー。今回の真歴史は『服部半蔵はイリュージョニストだった』と判明。その様子を影から見ていたアクダーマは、教科書歴史通りの忍者に転職させようと企む。
いつものように、ステージにてイリュージョンを披露しようとするハンゾー。そこへ現れたアクダーマは、なんと種を次々に明かしてしまう。ネタバレを知り、落胆し去ってしまう観客。その姿に、無念と倒れるハンゾー。
すっかり人気を失い、街外れの道端でイリュージョンを披露するハンゾー。近所の悪ガキから、ハンゾパワーなんてインチキだと泥団子をぶつけられる始末。自信を無くし、新しい仕事を探そうかと悩む。続けたいのは山々だが、一度離れてしまったお客さんを取り戻すのは難しい。誰も見た事のないイリュージョンでもしなければ…。それなら、あの山の上の城をハンゾパワーで消しちゃうのはどうかとトキオ。そんなこと出来る訳ないと諦めかけるが、ハッと閃いたハンゾー。一世一代のハンゾパワーで、人気を取り戻してみせるとやる気を出す。
イリュージョン披露の為、城の見える広場に観客やアクダーマを呼んだハンゾー。さっそくハンゾパワーと手をかざし始める。アクダーマは種を見破ろうとお城へ乗り込むが、中はもぬけの殻。どうやって消すのかと悩んでいると、突然城が揺れ始める。ハンゾーは尚も手をかざし続け、ひときわ大きくハンゾパワーと叫ぶと…遂に城が一瞬で消えてしまった! 見事にイリュージョンは大成功。さすがハンゾパワーだと大喜びの観客。
こうなったらメカ戦だとアクダーマ。子供忍者をスキャンし、忍者メカを作り出す。クワガッタンで応戦するトキオ。しかし、忍者メカのクナイミサイルや火炎放射に大ピンチ。助けを呼ぼうとカレン。ルーレットで選ばれたオケドリラーは、ドリルで忍者メカに体当たり。更にクワガッタンとスーパードッキング『ボカンドリル』へ。地面を掘り進んで背後から攻撃するボカンドリル。トドメに必殺技『ドリルアタック』で見事忍者メカを撃退する。
すっかり人気を取り戻したハンゾー。最後にお礼だと手をかざすと…ダイナモンドが現れた! 今回も、真歴史ボカンと見届けました!
服部半蔵とは、江戸幕府を開いた徳川家康に仕えた伊賀(現在の三重県)出身の忍者。
服部半蔵はたくさんの伊賀忍者を部下に持ち、家康の天下取りを助けたと言われている。
『服部半蔵』という名前は代々服部家の当主が名乗っていたもので、徳川家康に仕えたのは2代目の服部半蔵(服部正成)になる。