- 第13話
- 1月10日(土)
- 「彼から手をひいて」
快斗は青子、紅子らクラスメイトと共に高校のスキー教室で雪山に来ていた。スキー初心者の青子はうまく滑れず、上手な快斗に何度もぶつかって転倒。快斗は青子に文句を言い、2人はケンカになってしまう。紅子は痴話ゲンカにしか見えない2人の言い争いを見て青子の事を目障りに思う。そして、紅子は今日こそ快斗を自分の虜にしてみせると誓う。この後、紺野先生は生徒を集め、夕方に仮装スキー大会をやると発表する。それは各自パートナーを見つけ、仲良くカップルで滑るという催しだった。
紺野先生は仮装の道具は各自用意し、ベストカップルには賞品を贈ると伝える。すぐに生徒たちはパートナー選びを始め、青子は快斗の事を意識する。青子が快斗を誘うか躊躇していると、紅子から声をかけられる。紅子は快斗の事が好きなのかとストレートな質問を青子にぶつける。青子が動揺していると、紅子は快斗が好きと伝え、どっちが快斗とペアを組めるか勝負しようと持ちかける。さらに紅子は負けたら快斗から手を引く事にしようと一方的に条件を突きつける。
青子はモテモテの紅子が快斗の事を好きだと知って驚くと同時に少し寂しい気分になる。その時、青子の近くでスキーをしていたクラスメイトの藤江が転倒。青子は藤江が紅子に好意を抱いている事を知るが、小太りの藤江は自分に自信がなく、紅子にペアになろうと誘えずにいた。青子はそんな藤江に一緒に滑ろうとパートナーとして誘う。その頃、紅子はスキーをしている快斗を追い抜きざまに背中を叩く。この時、紅子は快斗の背中にハートのワッペンを貼り付ける。
リフト乗り場にいる快斗、紅子の目の前で青子は転倒。快斗は仮装スキー大会の話を切り出し、ペアを組んでやると青子をぶっきらぼうに誘う。すると紅子は青子が藤江とペアを組む事を教え、快斗は強引に誘ってきた紅子と渋々ペアを組む事に。実は赤魔術を操る紅子が快斗に貼り付けたワッペンは必ずペアを組むというおまじないをかけたものだった。この後、ご機嫌斜めの快斗は混浴温泉の露天風呂にやってくる。間もなく、青子と女友達も快斗がいる混浴温泉に入ってくる。
快斗は咄嗟に女装して青子たちの会話を盗み聞きする。青子は快斗とペアを組まなかった理由を友人たちに打ち明け、快斗は青子の気持ちを知る事に。スキーが下手な青子は格好良く決めたい快斗の足手まといになると思って誘うのを躊躇したのだ。夕方、リフト降り場付近に仮装した生徒たちが集まる。快斗は怪盗キッドに仮装した藤江を見つけ、青子の仮装は中森警部だと察する。そして仮装スキー大会が始まり、ペアになった男女が次々とゲレンデを滑降していく。青子がどこかにいってしまった藤江を探していると紅子が声をかけてくる。快斗とペアを組んだ紅子は青子に勝利宣言をするが…。