犬夜叉 ストーリー
白霊山の内部では犬夜叉と七人隊の首領・蛮骨との熾烈な一騎討ちが続いていた。お互い、鉄砕牙と蛮竜を置き、素手で戦う2人だが、左腕にも四魂のかけらを埋め込む蛮骨に犬夜叉は苦戦を強いられる。
神楽に回廊の底まで落とされた弥勒と珊瑚は妖怪の残骸と肉の塊を発見していた。いっぽう奈落を追って白霊山の麓まできた殺生丸は、山からあふれだした妖怪たちを一瞥し、さらに山を登っていく。同様に桔梗もまた白霊山に足を進めていた。
そして犬夜叉を心配して白霊山を登っていたかごめ、鋼牙、七宝、雲母はけが穢れた四魂のかけらの気配を追って白霊山の洞窟の中に踏み込んでいく。同じころ、犬夜叉は蛮骨の豪腕に打ち負け、吹き飛ばされていた。そこでとど止めを刺されそうになった瞬間、犬夜叉は蛮骨の懐に入り、首に埋め込まれていた3つのかけらを奪い取る。劣勢とみた蛮骨は何を思ったのか蛮竜を手に取り、回りにうごめいていた妖怪たちに向かっていった。そして、数十匹の妖怪を斬り捨てると、蛮竜が怪しい鳴動を始める。これまで千の武将と千の妖怪を斬った蛮竜は妖刀へと変化を遂げたのだ。しかし、妖刀へと変わった蛮竜には妖気が渦巻いていた。それに気づいた犬夜叉は、妖気の流れを読み、必殺の爆流破を放ち、ついに蛮骨を倒す。だが、その刹那、周囲にさらなる鳴動が響きわたり、洞窟の内部が巨大な肉壁に変わっていった…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
桔梗:日髙のり子
殺生丸:成田 剣
奈落:森川智之
鋼牙:松野太紀
邪見:長島雄一
りん:能登麻美子
蛮骨:草尾 毅
肉壁と化した白霊山内部でかごめは弥勒、珊瑚と合流。そして肉塊にからめとられた犬夜叉とも再会する。そこに奈落の声が響きわたった。かごめは弓矢を構え破魔の矢を放つが、その穴から高濃度の酸が飛び出す。すでに白霊山そのものが奈落の身体と化していたのだ。そんな奈落が犬夜叉から四魂のかけらを奪い取ると、かけらは1つに集まっていった。そして、細かい肉片が奈落の新しい身体を形成していく。新生奈落の誕生だ。透明な球体の中にいる奈落は、まるで邪神の降臨の如くゆっくりと犬夜叉に近付いていった。
その瞬間、犬夜叉はパワーを全開にして、肉塊を引き裂き、奈落へと突っ込んでいく。だが、寸前で凄まじい雷撃に犬夜叉は弾き飛ばされてしまう。素手で立ち向かうのは無理だと悟った犬夜叉は肉塊の中に埋もれている鉄砕牙を呼び寄せ、風の傷を放った。だが、凄まじい衝撃波を奈落はいともたやすくからめとると、再び、かごめや弥勒たちに跳ね返す。暴走を続ける風の傷は空洞内で、その力を絶やすことなく渦巻いていった。同じころ、白霊山から飛び去る神楽を発見した桔梗は正体を探ろうと破魔の矢を放つが、神楽は腕の中にいる赤子の指示に従いそのまま白霊山を後にする。
いっぽう、犬夜叉は次々と襲いかかる風の傷から、鉄砕牙を盾にしてかごめを守っていた。そのとき、上昇していく奈落を見たかごめは、奈落の足元から鋼牙の持っていた四魂のかけらの気配を感じ取り、鋼牙を助けようとするが…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒: 辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
桔梗:日髙のり子
殺生丸:成田 剣
奈落:森川智之
琥珀:矢島晶子
邪見:長島雄一
赤子:小林 愛
神楽:大神いずみ
神無:ゆかな
蛮骨:草尾 毅
奈落は白霊山を崩壊させ、内部にいる犬夜叉たちを葬り去ろうとした。そんな中、犬夜叉はかごめを背負い空洞に落下する鋼牙を助けようとするが、巨大な肉片に行く手をさえぎられてしまう。そこへ雲母に乗った弥勒、珊瑚、七宝が現れる。犬夜叉は七宝たちにかごめを託すと、落下する鋼牙を追って1人で瘴気の渦巻く穴の底に降りていった。そして鋼牙が煮え立つ瘴気の沼に落ちるところを、間一髪で救出。
いっぽう、かごめたちも降り注ぐ岩に苦戦していた。だが、弥勒が風穴を開き、崩壊する岸壁を吸い込むと、ついに出口の明かりが見え始める。かごめたちは瓦解する岩の隙間から満身創痍の状態で脱出。間もなく、犬夜叉たちも脱出し、かごめたちの下へとたどり着く。
そのころ、桔梗は奈落と対峙していた。弓を構えた桔梗は、奈落から真の目的を聞き出そうとする。その問いに答えようとした刹那、閃光が走り桔梗は痛々しい深手を負ってしまう。奈落の目的は桔梗の命だった。白霊山に結界を張り、桔梗を慕う鬼蜘蛛の心を分離して桔梗を殺そうと考えていたのだ。奈落の鋭い触手が桔梗の胸を貫くと、そのまま瘴気の沼へと桔梗は落ちていった。
そこに現れた殺生丸は闘鬼神で奈落を斬りつけるが、新生した奈落の結界は闘鬼神の剣圧をも跳ね返す。そして、新しい体の力を試した奈落は、いずこともなく消え去っていった。間もなく、桔梗の危機を感じ取った犬夜叉が駆けつけると…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
桔梗:日髙のり子
殺生丸:成田 剣
鋼牙:松野太紀
奈落:森川智之
邪見:長島雄一
神楽:大神いずみ
赤子:小林 愛
鬼蜘蛛の心を捨て、新しい身体を得た奈落は、ついに桔梗を葬りさった。その事実を知った犬夜叉は、なかなか現実を受けとめることができず、崩壊した白霊山の麓で当てもなく桔梗を探し回る。一晩中、駆け回った犬夜叉が帰ってきたのは夜が明けてからだった。寝ないで待っていたかごめに犬夜叉は強がりを見せるが、見守ることしかできないかごめも心を痛める。
そんな一同をあざ笑うように、白霊山からあふれた妖怪たちは近隣の村を襲い続けていた。そこで、妖怪に殺された人々を弔っていたかごめたちの前に1人の老僧が通りかかる。この老僧から2日前に、山ひとつ越えた里の河原で傷ついた巫女に会ったと聞いた犬夜叉は、桔梗が生きていると知り、迷いながらも、その里に向かった。
いっぽう、残されたかごめたちは、奈落が去った南へと足を進める。その途中、かごめと弥勒、珊瑚は、怪しい風体をしていると言いがかりをつけられ役人に捕らえられてしまう。城内に引っ立てられたかごめたちは、そこで旅人たちが理不尽に殺されるのを目撃。そして、城の奥方は、かごめだけを屋敷の中に呼び寄せ、弥勒たちは殺してしまえという指示を役人に出した。
危機一髪で難を逃れた七宝と雲母は、事の次第を知らせようと犬夜叉を捜そうとするが、妖怪の群れに襲われ、雲母ともはぐれてしまう。 屋敷の中に連れ込まれたかごめが見たのは奥方に抱かれた赤子と神楽の姿だった。すべては犬夜叉とかごめを引き離すために仕組まれた罠だったのだ。そして、かごめは奥方に抱かれた赤子こそが奈落の分身であることに気付く。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
桔梗:日髙のり子
殺生丸:成田 剣
鋼牙:松野太紀
神楽:大神いずみ
赤子:小林 愛
銀太:吉野裕行
白角:岸尾大輔
新太郎:斎賀みつき
花:安田未央
奥方:二木静美
村人:渡辺浩司
村人:西前忠久
村人:田中一成
老僧:伊藤和晃
役人:中嶋 聡彦
周到に用意された罠で犬夜叉と引き離されたかごめは、城内にある屋敷の中に1人で呼び寄せられた。そこで、奈落の分身である赤子と神楽に出会う。赤子は四魂のかけらが唯一見えるかごめを操るため、かごめの心の闇を引き出し、ついにかごめの心を乗っ取った。 いっぽう、七宝から、かごめが城の役人に連れ去られたと聞かされ、罠と気付いた犬夜叉は急いで城へと向かう。間もなく、城内の中庭で役人たちに足止めをされていた弥勒と珊瑚は、駆けつけた犬夜叉と合流し、屋敷の中に踏み込む。しかし、すでにかごめの姿は見当たらなかった。
峡谷に突き出るように立てられた寺に連れてこられたかごめ。表情は無く、腕の中には奈落の分身である赤子を抱いている。そこで神楽は赤子の指示で、汚れた四魂のかけらを、かごめの額に埋め込もうとした。その瞬間、意識を取り戻したかごめは懸命になってあらがうが、赤子は桔梗に対する犬夜叉の気持ちを利用し、何とか、かごめの心の闇を取り込もうとする。しかし、自分の気持ちに正直になったかごめに赤子の暗示は通じなかった。
そこに犬夜叉が寺の格子を突き破って現れる。犬夜叉の姿を見たかごめは、精神力を使い果たし気を失ってしまう。続いて堂内に弥勒たちも到着。そこで赤子の姿を見た弥勒は、奈落の人間の心ではないかと推理する。赤子は自分が確かに奈落が持っていた人間の心だと語った。だが、桔梗を慕う苦しみだけは受け継がなかったとも明かし…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
楓:京田尚子
赤子:小林 愛
神楽:大神いずみ
家来:西前忠久
家来:中嶋聡彦
家来:田中一成
かごめは犬夜叉たちの勧めで戦国時代から現代に戻ってきた。授業の遅れを取り戻そうと勉強に張り切るかごめ。だが、翌日学校に行くと、門が派手なアーチで飾られている。運悪く、学校は文化祭準備の真っ最中であった。
かごめは友達の絵理、由加、あゆみに誘われるまま、合唱と料理発表、さらには舞台まで手伝うことになってしまう。
いっぽう、戦国時代では鬱蒼とした森の奥にある濁った沼の前に奈落が姿を現す。この世のあらゆることを聞き取る耳を持つという妖怪・耳千里に奈落は会いにきたのだ。そこで、奈落は耳千里に最後の1つである四魂のかけらの行方を探らせる。
文化祭直前の学校では補欠要員だったかごめが、合唱ではソロを任され、料理発表のアイデアも頼まれ、そして演劇ではヒロインに抜擢されてしまっていた。この料理発表のアイデアで、かごめは戦国時代から持ってきた干物を食材にしようと思いつく。だが、この干物は煮ると復活する干物妖怪だった。
かごめの家では祖父が、かごめの持ち帰った干物を煮て妖怪を復活させていた。そこに偶然、かごめを迎えにきた犬夜叉が現れ、干物妖怪を粉砕。同じころ、珊瑚は七宝が復活させてしまった干物妖怪を退治する。干物をすべて七宝から没収するが、かごめが現代に干物を持って帰ったと知り一抹の不安を感じていた。 文化祭当日、料理発表用に学校に持ち込んだ干物妖怪が、次々と復活し…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
由加:清水香里
絵理:増田ゆき
あゆみ:岡本奈美
女子生徒:小坂あきら
男子:浦田 優
白入道:西前忠久
楓:京田尚子
奈落:森川智之
耳千里:西村淳二
ママ:百々麻子
日暮草太:中川亜紀子
じいちゃん:鈴木勝美
北条くん:上田祐司
現代に戻ったかごめは文化祭で合唱と演劇、さらに料理発表用のアイデアまで頼まれてしまう。そこでかごめは戦国時代から持ってきた干物を食材にしようと思いつくが、この干物は煮ると復活する干物妖怪だった。
文化祭当日、復活した干物妖怪は料理部が作った料理を食い荒らした。何とかコンビニで買った食材で発表に間に合わせるかごめだが、だれが犯人かと首をひねらせる。そんなかごめに、干物から復活した黒天狗茸が襲いかかろうとしていた。危機一髪のところで駆けつけた犬夜叉が黒天狗茸を一瞬で退治。そこで初めて戦国時代から持ち込んだ干物が妖怪だったと聞いたかごめは早速、妖怪退治に向かおうとする。だが、次は合唱の発表が待っていた。不安を残しながらも、犬夜叉に妖怪はまかせて、かごめは発表会場へと足を運んだ。
犬夜叉は臭いを手掛かりに妖怪を探そうとするが、食べ物系出店の臭いに邪魔されて妖怪を見つけることができない。いっぽう、かごめは合唱の最中、校庭の草むらにいる妖怪を発見。だが、ここで合唱部の発表を台無しにしたら二度と友達からノートは貸してもらえない。妖怪かノートか、ジレンマに陥るかごめだが、やっぱり妖怪退治が第一と考え、走り出そうとした瞬間、犬夜叉が現れ妖怪を粉砕した。
これで妖怪はあと2匹。しかし、次は演劇の舞台発表があった。主役のかごめはセリフを繰り上げ舞台を早く終わらせ、妖怪退治に向かおうと奮闘する。そこへ芝居と勘違いした犬夜叉が乱入。さらに妖怪まで現れ…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
奈落:森川智之
耳千里:西村淳二
ママ:百々麻子
日暮草太:中川亜紀子
じいちゃん:鈴木勝美
北条くん:上田祐司
由加:清水香里
絵理:増田ゆき
あゆみ:岡本奈美
部員:小坂あきら
店員:五代あつし
男子生徒:西前忠久
楓の家に喜助という青年が助けを求めてやってきた。喜助は、村に自分の子供を産んでくれと無理やり若い娘たちを花嫁として連れ去ってしまう妖怪が出るというのだ。その話を聞いたかごめたちは妖怪退治に乗り出した。 早速、犬夜叉たちは、若い娘たちをかくまっているという岩屋へと向かう。喜助に先導されて洞窟の中に入ると、美しい娘たちが飛び出してくる。鼻の下を伸ばす弥勒だが、そのとき、あやしい妖気があたりを取り巻く。
間もなく、姿を現したのは猪九戒と名乗る妖怪であった。しかも自分を、あの「西遊記」で有名な猪八戒の子孫だという。だが、かごめ以外だれも「西遊記」のことなど知りもしない。プライドを傷つけられた猪九戒は懐から金輪を取り出すと、かごめに投げ放った。かごめをかばって飛び出した犬夜叉だが、その頭に金輪がすっぽりはまってしまう。すると、犬夜叉の目がトロンとなり自分から猪九戒の花嫁になろうとした。弥勒と珊瑚が犬夜叉の頭から金輪を取り外すと、犬夜叉も我に返る。さらに犬夜叉たちを翻弄した猪九戒は、かごめに金輪をかぶせ、暗雲に乗りいずこかへ飛び去ってしまった。
すぐに後を追おうとした犬夜叉だが、かごめがさらわれてしまったので迂闊に手を出すことができない。そこで弥勒が、ある作戦を提案する。 隠れ家に戻ってきた猪九戒が、かごめを傍らにはべらせ酒を飲んでいると、美しい姫君が訪ねてきた。彼女は道に迷ってしまったので一夜の宿を貸してほしいという。その姫君は猪九戒を油断させようと、七宝の変身した姿だった。だが、七宝の変身にも限界が近づき、ついに本性を現してしまい…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚: 桑島法子
村人:田中一永
村娘:斎藤千和
村娘:永木豊代子
村娘:上原さやか
楓:京田尚子
猪九戒:沢りつお
喜助:近藤 隆
老母:幸田夏穂
老父:西前忠久
娘:森 佳子
親と離れた小狐妖怪の5兄弟は偶然、犬夜叉たち一行が大妖怪を粉砕するのを目撃。そこで犬夜叉の一行に混じっていた七宝を5兄弟たちは伝説の勇者と信じ込んでしまう。早速、七宝に弟子入り志願をした5兄弟は必殺技、風の傷を教えてほしいと頼み込む。
まもなく、弥勒たちが名主に頼まれ、村に現れる妖怪を退治に出かけている間、七宝は留守番をしていた犬夜叉に風の傷の出し方を教わろうとする。だが、そう簡単に風の傷が使えるようになるはずもなく、また、犬夜叉の教え方も悪かったので七宝は会得出来ずにあきらめてしまう。
七宝が村外れの道をとぼとぼ歩いていると、つい最近、仲良くなった村娘のみずきが現れる。そこで、みずきに花束を渡す七宝を見た5兄弟は、七宝が人間を化かしていると勘違いしてしまう。さらに村を荒らしていた妖怪が現れると、七宝を勇者と勘違いしている5兄弟は血気にはやって、妖怪を七宝にたきつける。だが、激昂した妖怪に慌てた七宝は先陣をきって逃げ出してしまった。
必死に川辺まで逃げ出し、何とか妖怪をまいた七宝たち。そんな七宝を見た5兄弟は七宝が伝説の勇者かどうか疑い始める。そのとき、対岸の土手の上にみずきの姿を発見。人間がだますところが見たいと5兄弟にせがまれた七宝は、見えを張ってしまった手前、断ることも出来ず、泣く泣くみずきを狐妖術で化かしてしまう。
深く後悔する七宝の前に、さきほどの妖怪が再び現れた。だが、うつむいている七宝にかつてない妖気がただよい…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
いっぽう:小桜エツ子
じっぽう:東さおり
さんぽう:増田ゆき
しほう:清水香里
ごほう:釘宮理恵
みずき:高木礼子
名主:西前忠久
トカゲ妖怪:石丸博也
残りの四魂のかけらを探して旅を続ける犬夜叉の一行は、山道で鬼女の集落があるという噂を耳にする。ある村人が森で迷っているときに、女たちが皮をはがした屍を沢に捨てているのを目撃したというのだ。四魂のかけらとは関係なさそうだが、山間で弥勒が邪気のようなものを感じ取ったので、犬夜叉たちは急いで川の上流へと向かっていった。
そこで、上流から流れてきた青年を発見。犬夜叉が川から引き上げると、篠助という青年は行方知らずとなった許嫁の若菜を捜していると明かした。生死も判らぬまま探しあぐねている中、女だけの集落があると聞きつけ、その集落を探している途中で足を滑らせ川に落ちてしまったというのだ。
そこに2人の娘が現れる。彼女たちこそ女だけの集落の娘だった。元々、この村は戦で身寄りを失った女たちが集まってできた集落だという。早速、2人に村まで案内された犬夜叉たちだが、篠助の捜す若菜はいなかった。
一晩、宿を借りることになった犬夜叉たちは男と女に分かれて泊まることに。珊瑚と2人きりになったかごめは、白霊山で弥勒と何かあったのかと問い詰める。そんな中、村娘に誘われる弥勒の姿を2人は偶然にも目撃。さらにたいまつを持った村の娘たちが歩いていくのを見た珊瑚は単身で後を付けていく。
いっぽう、水の生き物の臭いを嗅ぎつけた犬夜叉はかごめと合流し、珊瑚を追って川へ向かう。その頃、村の娘を追っていった珊瑚は水の中から出現した村娘たちに水の中に引き込まれ…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
落ち武者:高橋広司
村人:田中一成
娘:水城レナ
娘:那須めぐみ
神楽:大神いずみ
若菜:大原さやか
篠助:佐々木望
まつ:沢田敏子
観音掛け軸:北浜晴子
犬夜叉の一行は旅の途中、鬼女の噂を聞き、偶然にも娘だけが住む村にやってきた。そこで娘たちの不審な行動を目撃した珊瑚は1人でその後を追っていく。しかし、水の中から現れた娘たちに水中に引き込まれてしまう。
いっぽう、珊瑚の後を追った犬夜叉とかごめは空中浮遊する娘たちに襲われていた。しかし、娘たちが何者かに操られていると察した犬夜叉は手が出せない。しかも水中から続々と娘たちが現れる。
同じころ、娘に誘われて観音堂に入った弥勒を待っていたのは妖怪を封じ込めた掛け軸だった。奈落の邪気に反応して復活した妖怪が女たちを操っていたのだ。観音堂を脱出した弥勒は篠助と妖怪に操られていた若菜の姿を目撃。
しかも、観音堂に入ろうとする篠助を巨大な顔面が大口を開けて待ち構えていた。そこで一瞬、我に返った若菜は篠助を救い出す。その隙を着いて弥勒は巨大顔面に向けて錫杖を突き出した。見事、錫杖が命中し、巨大顔面は山椒魚型の人魂となって夜の闇へと飛び去っていく。弥勒は掛け軸のあった場所に残されていた破魔札を拳の上に乗せ若菜に当て身をくらわし、若菜を呪縛から解き放つ。
観音堂から逃げた妖怪は川底に沈んでいた本体と合体して、山椒魚妖怪の本性を現した。犬夜叉は風の傷で難なく妖怪を粉砕。だが、腹から妖怪を吐き出させなければ娘たちの呪縛は解けなかった。
そのとき、珊瑚の危機を察した弥勒は犬夜叉に娘たちを任せ、1人で珊瑚の後を追う。だが、時すでに遅く珊瑚も妖怪に操られていた。しかし、飛来骨を操る珊瑚に当て身をくらわすことは並大抵ではない。何とか懐に入る弥勒だが、珊瑚は腕の仕込み刀を使い…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
若菜:大原さやか
篠助:佐々木望
まつ:沢田敏子
観音掛け軸:北浜晴子
娘:水城レナ
娘:那須めぐみ
四魂のかけらを探す旅を続ける犬夜叉たち一行は海沿いにある尼寺の前を通りかかった。寺の中では娑蘿と呼ばれる尼僧が最期の時を迎えようとしている。その瞬間、寺が邪気で吹き飛び、娑蘿の遺体が消えてしまっていた。
同じころ、殺生丸の前に禍々しい鎧を身にまとった娑蘿が現れる。元阿佐野家の姫君である娑蘿は、戦で敵方に城を囲まれたとき殺生丸に救われたことがあった。そして殺生丸の望みをかなえたいと言うと姿を消してしまう。
間もなく、犬夜叉たちは夜の海岸で海神に襲われる娘を発見。救出に向かった弥勒と珊瑚は謎の光を浴びてガラス像にされてしまう。犬夜叉は風の傷で海神を粉砕するが、弥勒たちは元に戻らない。犬夜叉が助けた娘・うみねこは、海神の祠を壊せば元に戻るかもしれないという。だが、すべては罠だった。鉄砕牙を使って祠を壊した犬夜叉たちは危うく岩の下敷きになりそうになる。しかも、瓦礫の下から鉄砕牙を持った娑蘿が怪鳥に乗って現れた。うみねこは娑蘿の操る傀儡であり、目的は鉄砕牙を奪うことだったのだ。そこへ突然、殺生丸が現れる。
娑蘿は殺生丸に鉄砕牙を献上しようとするが、殺生丸は拒絶し姿を消してしまう。犬夜叉は娑蘿から鉄砕牙を奪い取ろうとするが、そんな犬夜叉に向けて娑蘿は玻璃の数珠玉をかざした。すると犬夜叉がみるみるとガラス像になっていく。その瞬間、かごめの放った破魔の矢が数珠玉に命中する。
いっぽう、殺生丸は娑蘿と出会ったときのことを思い出していた。以前、殺生丸は偶然、阿佐野家の窮地を救ったのだが、娑蘿の父・双樹は娘が殺生丸を慕うのを快く思わず、殺生丸を襲撃していたのだ。だが、これに失敗した双樹は乱心の末、自ら城に火を放っていた。以来、娑蘿は尼となるが、病の果てに死ぬ瞬間、物の怪にとりつかれていたのだ。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
殺生丸:成田 剣
邪見:長島 雄一
りん:能登麻美子
娑蘿姫:折笠富美子
阿佐野双樹:小室正幸
魑魅魍魎:井田国男
尼:さとう あい
尼:鳳 芳野
尼:呉林卓美
村人:中嶋聡彦
村人:田中一成
侍大将:西前忠久
犬夜叉たちは最近、徳の高い僧や神官が次々に殺されているという噂を耳にする。そんな中、阿波の八衛門狸のハチが慌てて弥勒の元にやってきた。最近、夢心和尚の寺で世話になっていたハチは、夢心が血を吐いているところを目撃したというのだ。夢心といえば、弥勒の育ての親。驚いた弥勒は犬夜叉たちと夢心の寺へと急いで向かった。
弥勒たちが寺へ到着すると夢心は酒を飲みながら縁側でぼーっとたたずんでいる。そんな夢心に弥勒が問いただすと、夢心はせき込みながら自分はもうすぐ死ぬと明かした。衝撃を受け言葉も出なくなる弥勒。 かごめの提案で弥勒たちは冥土の土産に夢心のやり残したことを、かなえてあげようとする。だが、夢心の頼みとは寺の掃除、布団干し、芝刈り、洗濯であった。犬夜叉は鉄砕牙で布団をたたき、珊瑚は飛来骨で木の枝を折りまくる。さらに高そうな料亭で夢心は芸者に囲まれながら酒を飲んだ。
そして最後に幻の酒・霞仙人が飲みたいという。寺から山4つほど行った場所に霞岳という霊山があり、そこに住んでいる酒仙人が人知れず作っている伝説の酒があるというのだ。しかし、その酒を取りに行って帰ってきた者は一人もいない。霞仙人が飲めれば思い残すことはないという夢心。
早速、霞岳へ向かった弥勒たちだが、山の中腹に立ち込めていたのは妖怪の気配だった…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
赤子:小林愛
神楽:大神いずみ
夢心和尚:藤本譲
八衛門狸:中嶋聡彦
僧:西前忠久
四魂のかけらを探して旅を続ける犬夜叉の一行は、ある町で祓い屋のおばばと再会する。そこで犬夜叉たちは妖怪退治の手伝いを頼まれる。最近、町一番と二番の金持ちの屋敷に何者かが侵入し金目の物が盗まれているというのだ。しかも、締め切った家の中にどこからともなく侵入し、怪しい気配を感じても、その姿は見えないという。
犬夜叉とかごめ、弥勒チームは珊瑚、七宝、おばばチームと分かれて屋敷の警備に当たることになった。透明妖怪対策には、こちらも姿を見えなくすればよいと言うおばばは、気配を消す護符と七宝の雲隠れの術の合わせ技を思いつく。早速、試してみると透明になることに成功。そこで、食い物の一件で犬夜叉とケンカをしていた七宝は仕返しを思いつく。同じく透明術をかけられた珊瑚も町に出て弥勒を監視しようとする。ところが、透明術の連続時間は意外にも短かったのだ。そのことに気づかない珊瑚は、町娘をナンパする弥勒を発見。弥勒は珊瑚ににらまれ続けて耐えきれなくなり、思わず珊瑚に謝ってしまう。しかし、自分の姿が見えていたことを知った珊瑚は逆に恥ずかしくなって、その場を逃げ去る。
いっぽう、七宝も姿が見えていることに気づかず、犬夜叉の顔面へ飛び蹴りをしようとして逆に殴られてしまう。だが、犬夜叉は鼻が効くから見破ったのだと七宝は勘違いしてしまうのだ。
その夜、床の間で警備をしていた七宝の前に障子戸の隙間から薄っぺらい妖怪・平薄平が侵入してきた。自分の姿が見えていないと思っている七宝は妖怪に攻撃を仕掛けようとするのだが…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
祓い屋:藤田淑子
妖怪 平薄平:茶風林
主:西前忠久
主:田中一成
男の子:芝原チヤコ
男の子:東さおり
女の子:小暮英麻
町娘:生天目仁美
町娘:大野エリ
現代に戻ってきたかごめは、歴史のテストが思うようにいかずショックを受けていた。そこへ、いつものように北条が現れる。そして家に伝わるという家系図を取り出すと、500年前に"かごめ"という名前があると明かした。
そのころ戦国時代では、北条の先祖・北条秋時が偶然、出会った犬夜叉たちと楓の庵を訪ねてきた。秋時は北条家に伝わる妖刀"乾坤の薙刀"を白霊山へ奉納する途中だったが、白霊山が崩壊して困っているというのだ。乾坤の薙刀は所有者を不幸にするという妖刀。楓は霊験あらたかな風雷神社に納めれば、邪気は自ずと祓われるであろうと助言する。
そこへ現代から、かごめが帰ってきた。事情を聞いたかごめは秋時を助けるため、風雷神社まで一緒に旅をすることを決意。だが、風雷神社へ行く途中、乾坤の薙刀を狙う者たちが現れる。茶屋で休んでいた犬夜叉たちを巨石が襲ってきたのだ。そして空からは爆弾が犬夜叉たち目掛けて降ってくる。
秋時の話によると、乾坤の薙刀には"乾の刃"と"坤の刃"があり、北条家に伝わるのが乾の刃。そしてこの2つの刃がそろうと大変なことが起きるというのだ。
さらに刀々斎の伝言を伝えるため、冥加がカラスに乗ってやってきた。刀々斎は乾坤の薙刀を打ったのは、あの灰刃坊であり、作らせたのは妖忍の首領、星黄泉。できれば犬夜叉に、この乾坤の薙刀を封じてほしいというのだが…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
楓:京田 尚子
冥加:緒方賢一
刀々斎:八奈見 乗児
ママ:百々麻子
日暮草太:中川亜紀子
じいちゃん:鈴木勝美
北条くん:上田祐司
由加:清水香里
絵理:増田ゆき
あゆみ:岡本奈美
星黄泉:中井和哉
朱雀:岩田光央
玄武:田中一成
青龍:西前忠久
白虎:川中子 雅人
"乾の刃"と"坤の刃"がそろうと災いを呼ぶという妖刀"乾坤の薙刀"。その妖力を封じるため、風雷神社へ奉納の旅に出た犬夜叉の一行と北条秋時は、途中、妖忍四人衆に襲われる。灰刃坊に乾坤の薙刀を作らせた妖忍の首領・星黄泉の指図だ。四人衆の攻撃で谷底に落ちてしまったかごめと秋時を追って、犬夜叉が崖からダイブしようとすると、星黄泉が姿を現す。
犬夜叉は星黄泉に邪魔され、かごめたちを追うことはできない。そこで弥勒と珊瑚がかごめたちを追うが、滝壺で行方を見失ってしまう。そのころ、かごめと秋時は2人だけで風雷神社へ向かっていた。そんな中で、かごめの優しさに触れた秋時は、かごめへの恋心を募らせる。いっぽう、かごめも現代で見た北条家の家系図に"かごめ"という名前があったことを思い出し、あの名前は自分のことだったのではないかと不安に駆られる。
森の中で、かごめと秋時を発見した四人衆は2人から"乾の刃"を奪おうとする。しかし、刃からの妖気が強すぎて、直接刃に触れることのできない四人衆は、拾った写真に写っていたかごめの友だちを利用しようと目論む。
同じころ、星黄泉の影縫いの術で犬夜叉は体の自由を奪われ、鉄砕牙を振り上げた姿勢で固まっていた。月に雲がかかり、何とか体を動かせるようになった犬夜叉は鉄砕牙を振り降ろすが、逆に星黄泉の持つ"坤の刃"に弾き返されてしまう。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
冥加:緒方賢一
北条秋時:上田祐司
由加:清水香里
絵理:増田ゆき
あゆみ:岡本奈美
星黄泉:中井和哉
朱雀:岩田光央
玄武:田中一成
青龍:西前忠久
白虎:川中子雅人
乾坤の薙刀を風雷神社へ奉納するため旅に出た秋時と犬夜叉の一行だが、"乾の刃"をねらう星黄泉にかごめが連れ去られてしまう。元々、乾坤の薙刀は秋時の持つ"乾の刃"と、星黄泉の持つ"坤の刃"があり、2つがそろうと大きな災いを呼ぶと言われていた。坤の刃を使って鉄砕牙の妖力を吸い取った星黄泉は、かごめを救いたければ、乾の刃を持って風雷神社までこいと告げる。
かごめ救出のため風雷神社に駆けつけた犬夜叉たちだが、結界に阻まれ一同は神社の前にある昇雲の滝の下に弾き飛ばされてしまう。そして四散した犬夜叉たちの前に妖忍四人衆が立ちふさがる。犬夜叉には玄武が、弥勒には白虎、珊瑚には青龍、秋時と七宝の前には朱雀が降り立つ。四人衆の妖忍法に翻弄される犬夜叉たち。
いっぽう、神社に連れ込まれたかごめは、ゆらゆらと揺れるロウソクの炎の中、目を覚ます。そこで星黄泉の静かで哀しげな目を見たかごめは、星黄泉が凶悪な妖忍たちを操る親玉には見えなかった。だが、星黄泉は人間に対して深い憎悪を抱いていた。かつて人間の女である月黄泉に裏切られた星黄泉は、乾坤の薙刀を奪われ封印された過去を持っていたのだ。白霊山の崩壊により坤の刃を取り戻した星黄泉は、人間に復讐するため、かごめの霊力を利用して乾坤の薙刀を復活しようと目論んでいた。
星黄泉が印を結ぶと、かごめの霊力が坤の刃に抜き取られていく。力を得た坤の刃は秋時の持っていた乾の刃を呼び寄せ、ついに星黄泉は2つの刃を手に入れるのだが…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
冥加:緒方賢一
星黄泉:中井和哉
月黄泉:天野由梨
朱雀:岩田光央
玄武:田中一成
青龍:西前忠久
白虎:川中子雅人
ついに乾坤の薙刀をそろえた星黄泉は、薙刀の力を使って地上から人間を消し去ると宣言した。鉄砕牙の妖力を奪われてしまった犬夜叉は珊瑚、弥勒と星黄泉に攻撃を加えるが全く歯が立たない。
その時、まばゆい閃光と共に、かごめが青いオーラに包まれた。死んだはずの月黄泉がかごめに宿って姿を現したのである。かつて、人間の娘である月黄泉と共に生きることを誓った妖怪の星黄泉は、妖忍の追手に追われ、戦いに明け暮れていた。そんな中、星黄泉は月黄泉を守るため、灰刃坊に依頼して最強の武器・乾坤の薙刀を作り上げる。だが、月黄泉は妖怪たちのむくろを元に打ったという乾坤の薙刀の恐ろしさを危惧していた。そこで星黄泉を結界の中に閉じ込め、薙刀の刃を2つに分けて霊山に封印したが、力尽きた月黄泉は、その直後に死んでしまったという。歳月がたち、白霊山崩壊と共に復活した星黄泉は、月黄泉に裏切られたと思い込んだまま、よみがえった薙刀の呪縛され、人間への復讐に駆り立てられていたのだ。
かごめの体を借りた月黄泉から真実を知らされた星黄泉だったが、薙刀の呪縛から開放されることはなかった。そして最強の力を持ったと自負する星黄泉は、かごめに向かって乾坤の薙刀を振り降ろそうとする。その瞬間、ついに鉄砕牙が妖力を取り戻し、犬夜叉は薙刀の一撃を受けとめた。しかし、星黄泉は犬夜叉の繰り出した風の傷をも難なく切り裂いてしまう…
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
冥加:緒方賢一
北条くん:上田祐司
由加:清水香里
絵理:増田ゆき
あゆみ:岡本奈美
星黄泉:中井和哉
月黄泉:天野由梨
妖怪:渡辺浩司
妖怪:田中一成
犬夜叉の一行は旅の途中に訪れた村で神社が半壊しているのを目撃する。そのため神社に封印されていた妖怪が、夜ごと暴れるようになったと村人から聞かされた犬夜叉は、難なくその妖怪を退治した。
妖怪退治の礼にと名主の家で飯を振る舞われたかごめたちは最近、高名な僧たちを次々と殺しているという赤子を抱いた女の噂を聞く。犬夜叉たちは、その正体が奈落の分身である赤子と神楽ではないかと推測。そこで、この近辺でもっとも高名な僧は誰かと聞くと、満願寺の神泉和尚だという。神泉和尚は妖怪を封印させたら右に出る者はいないというほど有名で弥勒や珊瑚も知っている僧である。中でも煉獄鬼と呼ばれる人食い鬼と妖馬・炎蹄を封印した話は有名であった。早速、犬夜叉たちは神泉和尚のいる万願寺へ向かう。
いっぽう、万願寺にはすでに神楽と赤子が姿を現していた。神楽は扇子を振り上げ攻撃を加えるが、神泉和尚も結果を張って神楽の攻撃をかわす。だが、神泉和尚の弟子を狙った神楽の攻撃に、ついに神泉和尚も致命傷を負ってしまう。そんな神泉和尚に赤子は近付いていく。赤子が僧たちを殺していたのは、僧の心から、あの世とこの世の境をのぞくためだったのだ。その瞬間、閃光が輝き赤子は光りに包まれ吹っ飛ばされた。神泉和尚が最後の力を振り絞り、赤子を真っ二つにしたのだ。しかし、同時に神泉和尚もこと切れてしまう。
まもなく、犬夜叉たちが万願寺に到着すると、すでに神楽たちは去った後だった。弟子たちから和尚は死の間際、赤子を滅したと聞かされた犬夜叉たちだが、にわかに信じられない。その時、和尚に封じられた妖馬、炎蹄がよみがえり、暴れ出した。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
赤子:小林愛
神楽:大神いずみ
神無:ゆかな
神泉和尚:永田博丈
名主:西前忠久
煉獄鬼:巻島直樹
弟子:野島裕史
弟子:久保田隆
高僧で名高い神泉和尚は死の間際、最後の力を振り絞って奈落の赤子を真っ二つに引き裂く。だが、神楽の目の前で赤子の片割れは力強く脈打つと、白い子供の姿に成長して息を吹き返した。
いっぽう、神泉和尚の死によりよみがえった妖馬・炎蹄は封じられる前に主人であった人食い鬼の煉獄鬼と再会。そんな煉獄鬼の前に炎蹄を追ってきた犬夜叉たちが立ちふさがる。そこで煉獄鬼を追いつめる犬夜叉だが、炎蹄の力により、風の傷もかわされ逃げられてしまう。
まもなく人間の屋敷を襲っていた煉獄鬼は子供用の着物を調達していた神楽と出会い、自分の嫁になれと迫る。そして逃げる神楽を深追いした煉獄鬼の前に現れたのは白い子供だった。その子供は火炎弾を放ち、突進する煉獄鬼を難なく殺してしまう。そこへ犬夜叉たちが駆けつけてくると、炎蹄にまたがった子供が姿を現す。炎蹄は新たな主を、その子供にと選んだのだった。
白童子と名乗る子供は、自分が奈落の落とし子だと明かすと、さらに高僧や神主を殺してまわっていたのは、あの世とこの世の境をのぞき、四魂のかけらを探していたためだと語る。犬夜叉は鉄砕牙を振り上げ風の傷を放つが、結界を張った白童子には全く効かず、白童子はそのまま飛び去ってしまった。
人間では役不足だと悟った白童子は次に強い妖怪を探し始めるのだが…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪野五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
白童子:小林愛
神楽:大神いずみ
煉獄鬼:巻島直樹
和尚:宋矢樹頼