犬夜叉 ストーリー
犬夜叉は奈落を追い詰めながら、止めを刺す前に取り逃がしてしまった。以来、奈落の気配はまったくつかめない。いっぽう、現代に戻ったかごめは数学の授業を受けていた。そこで、明後日にテストがあることを知り、焦ったかごめは勉強に集中しようとする。しかし、なかなか帰ってこないかごめを迎えに犬夜叉が現代にやってきた。 ついに奈落を追い詰めた犬夜叉だったが、深手を負った奈落は城を残して消息を絶ってしまった。
いっぽう、数学の授業を受けるかごめは、1人で現代に戻ってきたことを犬夜叉たちに申し訳なく思っていた。しかし、明後日に模擬テストがあることを知り、あわてふためく。かごめは仲良しグループの3人からノートを借りてコピーをしようとするが、運悪くどこのコンビニでもコピーをとることができず、焦り始める。
その頃、戦国時代では死魂虫を使って奈落の気配を探る桔梗の姿があった。だが、やはり手がかりはまったくつかめない。また、楓の村に身を寄せている珊瑚は神楽に連れさられた琥珀の身を案じていた。そんな珊瑚を気づかって何とか元気づけようとする弥勒だが、いつものようにスケベ心を出したため、珊瑚の平手打ちを食らってしまう。 翌朝、前日に集中して勉強ができなかったことを後悔するかごめの前に犬夜叉が現れる。なかなか帰ってこないかごめを犬夜叉は迎えにきたのだ。しかし、かごめは明日のテストが終わるまで帰るつもりはないと断言。犬夜叉に外出しないようにと釘を刺すと、かごめは登校した。
そこで、部屋に戻ろうとした犬夜叉にかごめの母親が、かごめが忘れていった弁当を届けてくれと頼む。母親の配慮で帽子をかぶった犬夜叉が、かごめの匂いを頼りに学校へ向かう途中、黒ずくめの強盗が警備員に追われて犬夜叉目掛けて走ってきた。犬夜叉は強盗を一撃でノックアウトし、逃げるようにその場を離れる。 再び、かごめを追って学校へ行こうとするが、見上げるとマンションの一室から煙が出ていた。燃え盛る炎の中、逃げ後れた子供を助けた犬夜叉はようやく、かごめの学校に到着する。
声の出演
犬夜叉: 山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
桔梗:日髙のり子
楓:京田尚子
奈落:森川智之
神楽:大神いずみ
じいちゃん:鈴木勝美
ママ:百々麻子
日暮草太:中川亜紀子
北条:上田祐司
由加:清水香里
絵理:増田ゆき
あゆみ:岡本奈美
妖狼族の長老の孫娘・菖蒲(あやめ)が突然、鋼牙の前に現れ、結婚を迫る。しかし、鋼牙は自分にはかごめという許嫁がいると、その場を逃げ出した。間もなく、鋼牙は奈落の城跡にたどり着くが、そこはすでに廃虚。犬夜叉の匂いを嗅ぎつけた鋼牙は犬夜叉の行方を追う。だが、鋼牙に埋め込まれている四魂の力で動き始める化け物がいた。 妖狼族の長老の孫娘・菖蒲が、突然、白い狼を従えて鋼牙の前に現れた。菖蒲は鋼牙に結婚して妖狼族の長になれと狼たちをけしかける。しかし、鋼牙は自分にはかごめという許嫁がいると言うと、菖蒲をふりきって逃げ出した。
川の水際で菖蒲は子供のころ、鋼牙が嫁にしてやると言った言葉を思い出し深いため息をつく。鋼牙も忘れているし、あきらめて山に帰ろうとする菖蒲だが、長老から縄張りを守るためには四魂のかけらを持つ鋼牙の力が必要だと言われたことを思い出し、再び鋼牙の元へと向かった。
いっぽう、奈落が捨てた城跡にたどり着いた鋼牙は邪気も奈落の気配もないことに不思議に思う。そこで、犬夜叉の匂いも嗅ぎつけた鋼牙は、犬夜叉なら何かを知っているはずだと見当をつけて城を後に走り去っていく。だが、鋼牙の足に埋め込まれている四魂のかけらの波動を受けて動き始めた化け物がいた。 間もなく、鋼牙を追っていた菖蒲が一歩遅れて城跡に到着。その瞬間、土塊を吹き上げて毛むくじゃらの化け物が地上にはいずり出てきた。逃げた菖蒲は鋼牙の手下の銀太と白角に追いつき、城跡から化け物がでてきたと告げる。すると、菖蒲を追ってきた化け物が銀太と白角を目掛けて突っ込んできた。
その頃、犬夜叉の一行に追いついた鋼牙は、犬夜叉から奈落が城から消えた理由を聞く。奈落の結界を鉄砕牙で斬ってやったと得意気に話す犬夜叉だが、鋼牙は止めを刺すことができなかった犬夜叉にあきれ果てる。今にも大ゲンカが始まりそうな2人の前に、化け物に追われた銀太と白角が現れた。森の木々を吹き飛ばし現れた化け物は、かごめの持つ四魂のかけらを狙ってきたのだ。
声の出演
犬夜叉: 山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
鋼牙:松野太紀
銀太:吉野裕行
白角:岸尾大輔
菖蒲:かかずゆみ
化け物:西前忠久
長老:中 博史
奈落の城跡からはいずり出てきた毛むくじゃらの化け物が鋼牙とかごめの持つ四魂のかけらを狙って襲ってきた。犬夜叉が化け物と戦っている間に、鋼牙はかごめを連れて退却。そこへ妖狼族の長老の孫娘・菖蒲(あやめ)が現れる。しかし、化け物も追いつき、鋼牙と菖蒲は髪の束にからめとられてしまう。
奈落の城跡で鋼牙の持つ四魂のかけらに反応して、うごめき始めた毛むくじゃらの化け物が、かごめの持つ四魂を狙って襲ってきた。鋼牙は犬夜叉が戦っているすきを見て、かごめを連れて退却。そこへ、妖狼族の長老の孫娘・菖蒲が現れる。彼女から幼いころ、鋼牙と結婚の約束をしたという経緯を聞いたかごめは、菖蒲の応援モードに突入。しかも菖蒲によると、最近北の山の方からただよい始めた邪気のせいで、縄張りを押された妖狼族の仲間たちが争いを始めたという。菖蒲は長老に言われて、仲間をまとめるために力のある若者、つまり鋼牙を連れ戻しにきたと明かした。
菖蒲は鋼牙の許嫁と主張するが、まったく覚えていない鋼牙は、奈落の首を取ることが一番やりたいことだと言い、菖蒲を山へ返そうとする。しかし、かごめと鋼牙のやりとりを見た菖蒲は、鋼牙の一方的な片思いだということに気づく。
そこへかごめと鋼牙の持つ四魂のかけらを追って化け物が追いついてきた。菖蒲にかごめを託した鋼牙は、1人で化け物に立ち向かっていく。しかし、髪束に巻きつかれてしまった鋼牙は身動きがとれない。さらに菖蒲にも髪の束にからめとられてしまう。かごめは破魔の矢を放ち、菖蒲に巻きついた髪をふりほどこうとするが、かごめにも髪束が襲いかかってくる。その瞬間、飛び出してきた犬夜叉にかごめは救われる。
いっぽう、髪に巻きつかれ、妖気を吐き出す化け物の口に引きずりそうになる鋼牙と菖蒲。犬夜叉はかごめに言われて、渋々鉄砕牙に手をかけると、鋼牙たちを救うため化け物に斬りかかった。だが、飛散するのは化け物の毛ばかり。犬夜叉も髪束に巻きつかれてしまう。 化け物が、奈落は何人も手出しができぬ場所に逃げ込んだということ以外、何も知らされていないと知った鋼牙は自由を取り戻し、化け物に反撃する。しかし、再び髪の束に覆い尽くされた鋼牙と菖蒲は化け物にのみ込まれてしまい…。
声の出演
犬夜叉: 山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
鋼牙:松野太紀
銀太:吉野裕行
白角:岸尾大輔
菖蒲:かかずゆみ
化け物:西前忠久
イタチ妖怪を退治しようとして、反撃にあっている老婆の祓い屋を救った犬夜叉たちは、彼女と鬼のたたりがあるという城へ向かうことになった。城内に招かれた犬夜叉たちは、すさまじい邪気に辟易。日が暮れると、ついに鬼の首が出現し、犬夜叉たちは攻撃を加えるが、鬼の首にはまったく効かなかった。
姿を消した奈落の行方を探して旅を続ける犬夜叉の一行は偶然、イタチ妖怪を退治しようとして失敗し、反撃にあっている老婆の祓い屋を助ける。最近、妖怪が増え、引退していたにもかかわらず、駆り出されたという祓い屋の推測によると原因は鬼の首城のたたり。城主の先祖が退治した鬼の首を魔除けがわりに埋め、その上に城を建てたという。犬夜叉たちは彼女の誘いに乗り、鬼の首城に向かうことになった。 早速、城内に招かれた犬夜叉たちは老家臣から、鬼のたたりにより殿が乱心されたのではないかと事情を聞く。その間、城の中にただようすさまじい邪気に辟易する犬夜叉たちだが、何も感じない祓い屋だけはぴんぴんしている。
日が暮れ、城を取り巻く邪気がさらに濃くなってきたころ、庭の空中に大きな鬼の首が現れる。しかし、珊瑚の飛来骨も、犬夜叉が放った風の傷でも傷1つつけることができない。その正体を幻だと見破った弥勒が2枚の札を投げつけると、邪気が四散して鬼の首は霧のように消え去っていった。
その夜、乱心した城主こそ鬼の正体ではないかと疑いを持った犬夜叉たちは、こっそり城主の寝所をのぞく。しかし、弥勒の見立てによると城主は鬼に取りつかれているだけで、鬼の本体ではないという。 間もなく、客間にいた弥勒が城の姫に呼び出された。祓い屋の老婆は用心のためにと、お清めの灰塩を包んだ紙を渡し弥勒に持たせる。姫に案内され、地下の階段を降りていき、退治した鬼を祀ってあるという鬼の首塚に案内された弥勒は、はっと息をのむ。そこにはかすかな明かりで浮かびあがる無数の人骨があった…。
声の出演
犬夜叉: 山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
祓い屋:藤田淑子
姫:鶴 ひろみ
城主:室園丈裕
老家臣:小関 一
老侍女:岡本嘉子
侍女:橘 ひかり
家臣:田中一成
家臣:西前忠久
たたりがあるという鬼の首城で鬼退治を依頼された犬夜叉の一行と老婆の祓い屋は城内へ案内される。そこで弥勒は、城の姫と2人だけで地下にある鬼の首塚へ向かうが、姫こそが鬼の本体だった。僧の法力を好んで食う鬼姫は弥勒を邪気しばりにかけ身動きを封じてしまう。
そのころ、犬夜叉は城主が化けた鬼に足止めされ…。 犬夜叉の一行は老婆の祓い屋と、たたりがあるという鬼の首城で鬼退治を依頼される。城の姫に案内され、地下にある鬼の首塚に向かった弥勒は、そこで無数の人骨を発見。法力を持つ人間を好んで喰う鬼は、鬼祓いで城にきた僧侶や巫女をすべて喰っていたのだ。姫の姿から正体を現した鬼は邪気しばりで弥勒の身動きを封じ、食おうとする。 そのころ、地上では城主が変化した鬼と犬夜叉が戦っていた。連続攻撃で鬼に攻撃を加えるが、鬼は逃げるだけで反撃をしてこない。城主が変化した鬼は犬夜叉を足止めするための罠だった。
いっぽう、弥勒が姫と地下の首塚に向かったと聞いた珊瑚は老婆の祓い屋と首塚へ向かう。そこで、姫の姿をした鬼を発見し飛来骨を振り上げるが、珊瑚も邪気しばりで身動きを封じられる。そして弥勒が鬼姫に食われようとした瞬間、祓い屋の老婆が追いついてきた。鬼姫は老婆にも邪気しばりをかけるが、彼女は邪気を感じない体質で全く効かなかない。弥勒の指示で老婆が清めの灰塩を鬼姫にかけると、弥勒は印を結び念を込めた。すると灰を媒体に弥勒の念が炸裂。鬼姫は首だけになって逃げていった。
地上ではかごめが城主の寝所で本物の姫の亡骸を見つけていた。すると突然、蚊帳を突き破り鬼姫の首が襲来。姫の亡骸が光りだし、体から法力の玉が、たくさん飛び出し鬼姫の口の中へ飛び込んでいく。鬼は姫の亡骸に法力を貯めていたのだ。パワーアップした鬼姫は、かごめが四魂のかけらを持っていることを知ると、かごめに襲いかかってくる。かごめは救急箱から消毒用のアルコールを取り出すと、鬼姫にぶちまけ、すかさず七宝が狐火を浴びせかけた。鬼姫が燃えているすきに逃げ出そうとするが、鬼姫の力で天井が崩落。かごめたちは逃げ道をふさがれてしまい…。
声の出演
犬夜叉: 山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
祓い屋:藤田淑子
姫:鶴 ひろみ
城主:室園丈裕
老家臣:小関 一
老侍女:岡本嘉子
侍女:橘 ひかり
家臣:田中一成
家臣:西前忠久
城を残したまま、結界を解いた奈落の邪気を追っていた桔梗は、ある村で亀妖怪の退治を頼まれる。そこで、勘助と名乗る老夜盗と遭遇。勘助は50年前、野盗・鬼蜘蛛の罠にかかり、四魂の玉を守る巫女を襲うが、彼女を守る半妖に片目を奪われたという。さらに、その恨みを晴らすため鬼蜘蛛を焼き討ちにしたと語り…。
犬夜叉たち一行が奈落の邪気を追っていたころ、桔梗もまた、城を残したまま気配を絶った奈落の行方を探していた。しかし、以前は奈落がどこに隠れていようが気配を感じ取れた桔梗でさえ、奈落の邪気を感じ取れない。
そんな中、ある村で桔梗は村人から妖怪退治を頼まれる。山間にある静かな沼を訪れた桔梗は、大きな水柱と共に現れた亀妖怪と遭遇。破魔のオーラをまとう矢を放つが、甲羅に弾かれてしまう。そこで、桔梗は亀妖怪を尻目にくるりときびすを返すと、無防備な背中を見せてゆっくりと沼を離れていった。そして亀妖怪が首を伸ばして桔梗に襲いかかろうとした瞬間、振り向きざまに桔梗が破魔の矢を放つと、亀妖怪は木っ端みじんに破裂する。亀妖怪を退治した桔梗は、川沿いの山道で勘助と名乗る老夜盗と出会う。重い病にかかり四魂のかけらで命をつなぎ止めている勘助は、死に場所を探しているという。さらに、50年も前に桔梗とそっくりの巫女を見たことがあると語り始めた。
当時、野盗の鬼蜘蛛から、何でも願いがかなう四魂の玉の話を聞いた勘助は鬼蜘蛛にそそのかされ、玉を守る巫女を1人で襲ったという。だが、それは勘助から手下を奪おうとした鬼蜘蛛の罠だった。鬼蜘蛛は勘助に桔梗を襲わせ、桔梗を守る半妖(犬夜叉)に勘助を殺させようとしたのだ。桔梗を狙って犬夜叉に右目を奪われた勘助は、恨みを晴らすため、鬼蜘蛛を焼き討ちにし、さらに火傷を負った鬼蜘蛛を谷底へ突き落とした。そして、今になって四魂のかけらを手に入れるが、望みは何もかなわず、病で死にかけた寿命を伸ばすだけだったという。
そんな勘助の話が終わりかけたころ、奈落が捨てていった身体の一部から成る残骸妖怪が、四魂のかけらを狙って桔梗たちの前に現れ…。
声の出演
犬夜叉: 山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
桔梗:日髙のり子
鬼蜘蛛:家中 宏
羅刹の勘助:野島昭生
化け物:西前忠久
村人:田中大文
村人:世田一恵
木こり:田中一成
奈落を探す旅の途中、犬神と間違われた犬夜叉は村の畑を荒らす猿たちの退治を依頼される。早速、猿たちが棲むという猿ヶ森に入るが、犬夜叉は三匹の猿精霊に巨大な精霊石を張りつけられ身動きを封じられてしまう。かごめは逃げる三猿におやつを与え、おとなしくさせると、三猿がなぜ村の畑を荒らすのか理由を聞いた。すると三猿は自分たちが仕える猿神の宿る御神体の石を探しているという。
気配を絶った奈落の手掛かり探す犬夜叉たちは、旅の途中、猿ヶ森に棲む猿たちに畑を荒らされている村人たちと出会う。そこで犬夜叉を犬神さまだと思い込んだ村人は、犬夜叉に猿退治を依頼。いっぽう、弥勒たちは奈落を探して別行動を取る。 早速、猿ヶ森に入った犬夜叉たちは巨大な一つ目の大猿と遭遇。しかし、大猿の正体は小さな三匹の猿精霊、ゴン、ブン、ケンが変化したものであった。犬夜叉にぶちのめされ、負けを認めた三猿は、これから悪さをしない証にと精霊石を犬夜叉に渡す。すると精霊石は巨大化し、犬夜叉の身動きを封じてしまう。しかも、犬夜叉にかけた幻術はかけた本人にしか解くことはできない。かごめと七宝は逃げた三猿を慌てて追いかけた。
追いついた七宝と三猿と見た目には壮絶だが、セコい闘いを繰り広げる。お互いに死力を尽くして闘う中、かごめが一緒におやつを食べようと提案。三猿はかごめにもらったアメをおとなしくなめながら、どうして村にイタズラするのか理由を明かし始めた。 三猿たちの言うところによると、彼らが仕えていた猿神の宿る御神体の石が、祠の火事以来、行方不明になっているという。猿神から夢のおつげで「暗くて湿っぽい所」「狭くて息苦しい所」にいる。「野菜臭いてイヤだ」と訴えられた三猿は、畑にいると推理して村の畑を荒らしていたのだ。そこへ大きな地響きをたてて犬夜叉が巨大な精霊石を付けたまま追いついてくる。しかし、三猿たちは術の解き方を忘れてしまっていた。
猿神を見つけるしか術を解く方法がないと知った犬夜叉は、三猿のヒントから猿神を見つけようと焦る。犬夜叉は村人を集めて訳を話すと、情報を集めて村中を駆け回るが、すべて徒労に終わってしまう。ぐったりして村長の家に帰ると、弥勒たちが戻ってきていた。間もなく、村娘が持ってきた漬物を見たかごめは、漬物から発する神々しい光に気づき…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
殺生丸:成田 剣
鋼牙:松野太紀
猿神さま:沢 りつお
ゴン:くまいもとこ
ブン:小林由美子
ケン:清水香里
村長:水内清光
村人:田中一成
村人:西前忠久
奈落の行方を追う犬夜叉たちだが、かごめが風邪を引いて寝込んでしまった。一時、現代に戻って養生するかごめだが、実家にクラスメートが見舞いにくる。その中にはかごめに思いを寄せる北条の姿もあった。いっぽう、かごめを心配する犬夜叉も現代にやってくる。そんな中、明日、大事なテストがあることを知ったかごめは…。
丑寅(北東)の方角に奈落が向かったとの情報を得た犬夜叉たちだが、かごめが風邪を引いて寝込んでしまった。弥勒に勧められ、かごめは一時、現代に戻り養生することに決める。
いっぽう、犬夜叉はかごめのために薬を作ろうと材料を調達に向かっていた。その途中、妖怪退治をする楓に偶然と遭遇。犬夜叉は成り行きで妖怪を倒すと、さらに薬の材料を探すために邪魔な妖怪を次々と退治していった。やっとのことで帰ってきた犬夜叉だが、かごめが現代に戻ったことを知り、慌てて追いかけていく。 かごめの家には学校のクラスメートの絵理、由加、あゆみが見舞いにきた。そして北条まで、フルーツの盛り籠や健康祈願のお守り、ダンベルなどを持って現れる。客間では皆が学校の話で盛り上がるが、話題についていけないかごめはトイレに立った。そこで、弟の草太から犬夜叉がきていることを知らされたかごめは驚く。しかし、まだ体のだるいかごめは犬夜叉の言葉を最後まで聞かず、行ってしまう。 客間に戻ったかごめは、明日、進路決定の参考にされる学力テストがあることを知らされる。必死になったかごめは北条に勉強を教えてくれと頼んだ。 皆が帰ったあとも机に向かうかごめだが、まだ風邪が思わしくない。犬夜叉はかごめの身体を気遣い、大人しく寝ていることを勧めるが、かごめは犬夜叉を冷たくあしらってしまい自己嫌悪に陥る。
そのころ、慌てて戦国時代に帰った犬夜叉は、昼間に調達した薬の材料を持って再び現代に戻ってきた。母親からガスコンロを借りた犬夜叉はシシ、コイ、ニワトリの肝、さらに薬となる草と根を鍋に入れるとすべてを煮込み始める。それを見ていた草太は、あまりの凄惨さに青ざめてしまう。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
楓:京田尚子
ママ:百々麻子
日暮草太:中川亜紀子
じいちゃん:鈴木勝美
北条くん:上田祐司
由加:清水香里
絵理:増田ゆき
あゆみ: 岡本奈美
利吉:中嶋聡彦
現代で風邪を完治させたかごめは、旅の準備をするために犬夜叉とスーパーへ買い物に出かけた。その帰り道、弟の草太が悩んでいる姿を目撃する。その夜、草太は犬夜叉にクラスメートのひとみが好きになってしまったと打ち明け、告白するために練習させてほしいという。そこへかごめが現れ…。
熱で倒れてしまい、現代に戻ったかごめは犬夜叉の看病もあり全快した。そこで戦国時代での長い旅の準備にと、かごめは犬夜叉を誘って買い物に出かける。スーパーでたくさんのカップめんを買い込んだ2人は帰り際、かごめの弟・草太が花屋の前で悩んでいる姿を偶然目撃する。さらにビルの影に隠れて見ていると、どうやら草太は、ある女の子に気があるようだ。
その夜、草太は犬夜叉を呼び出すと、クラスメートのひとみが好きになってしまったと打ち明けた。そして彼女に告白するために犬夜叉で練習をさせてほしいという。草太の真剣な顔を見て、犬夜叉は承知するが、まさに草太が告白した瞬間、かごめが現れる。草太の事情を知ったかごめは姉として草太の応援をすることを決心。翌日、草太にスーツを着せると花束を押しつけ告白の段取りを教え、かごめは万歳三唱で草太を送り出した。
しかし、臆病な草太は放課後、ひとみを呼び出すが肝心なことが言えず、嫌われてしまう。ショックを受けた草太が帰ってきて泣きじゃくっていると、犬夜叉が男らしく変わればいいと「散魂鉄爪」を教えてやり、草太にやる気を出させる。そして再び告白にチャレンジしようと家を出る草太だが、怖じ気づいて帰ってきてしまう。 草太のうじうじした性格に業を煮やした犬夜叉は、気合が足りないと一喝。勇気を出して決めろ!とアドバイスを送る。ついにやる気を出した草太が家を出て行くと、かごめは犬夜叉と慌てて、草太の後を追いかける。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
ママ:百々麻子
日暮草太:中川亜紀子
じいちゃん:鈴木勝美
由加:清水香里
絵理:増田ゆき
あゆみ:岡本奈美
ひとみ:富坂 晶
店員:今井麻美
ある村で祈祷師の信託(しんたく)によりねこまたのクロロが追い出されてしまった。偶然、この村を通り掛かった犬夜叉の一行は、庄屋から事情を聞き、祈祷師が怪しいとにらむ。いっぽう、七宝はクロロを心配して探していた少女・こうめが気になって仕方がない。そんな中、祈祷師が正体を現し…。
ある村でネズミ顔をした祈祷師、鉄鼠(てっそ)が“ねこまた”は村に不幸を招くため村から追い出せと信託を下した。村人たちは鉄鼠の言葉を信じ、尻尾が2つに分かれたねこまたのクロロを追い出しにかかる。 いっぽう、犬夜叉の一行は奈落が消えた丑寅(うしとら)の方向を目指して、旅を再開していた。
そんな中、1匹で行動する雲母を追った七宝は、同じ歳くらいの少女を見かける。彼女の名はこうめ。クロロと仲のよかったこうめはクロロを探して、偶然、雲母を見つけたのだ。同じ二股の尻尾を持ち、見た目も似ていた雲母をクロロと勘違いしたこうめは雲母のクビに鈴の首輪をつける。しかし、村人が現れたため、こうめは姿を消してしまった。その場に残された七宝と雲母は村人たちに石を投げられる。そこへ犬夜叉たちが駆けつけた。 村人たちが雲母を追い払おうとしたのを不審に思った犬夜叉たちは庄屋の屋敷で事情を聞くことになった。だが、七宝だけは先程見かけた女の子が気になって1人で別行動をとる。庄屋から信託の話を聞き、祈祷師が怪しいとにらんだ犬夜叉たちは、その祈祷師がいる村外れのお堂へと向かった。
そのころ、こうめを見つけた七宝は、クロロのおなかに赤ちゃんがいると知り、一緒に探してやる。すると、空に広がる不気味な雲がネズミの群れへと変化して七宝とこうめの方へ迫ってきた。七宝はこうめを背中に背負うと高い場所へと避難する。このネズミを操っているのは祈祷師に化けた妖怪・鉄鼠。ネズミは村を襲撃し、また、こうめを背負って走る七宝の背後にも迫っていた。七宝があきらめかけた瞬間、クロロが現れ、ネズミを追い払うと山の中腹にある岩穴へ七宝たちを案内する。そこにはクロロが生んだ子猫たちがいた。 同じころ、お堂に駆けつけた犬夜叉たちは結界を切り裂き、鉄鼠と対決するが、取り逃がしてしまう。犬夜叉から逃げた鉄鼠は、妖力を得ようと人間の子供を探し、こうめの匂いを嗅ぎつけ七宝たちに迫っていた。
声の出演
犬夜叉: 山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
鉄鼠:二又一成
こうめ:白鳥由里
村人:田中一成
村人:中嶋聡彦
庄屋:松本 大
和尚:西前忠久
ある湖岸に倒れている1人の少女・炎珠。彼女は桔梗と同じく裏陶がよみがえらせた死人で、死魂(しにだま)が足りず滅ぶ寸前であった。そこへ偶然通りかかった桔梗に死魂を分けてもらい救われるが、炎珠は桔梗の前から姿を消してしまう。 そのころ、森の中で野宿をしていた犬夜叉は、桔梗をよみがえらせた鬼婆・裏陶が使っていた薬草の匂いを嗅ぎつける。匂いを頼りに森の中へ入っていった犬夜叉は人形兵に追われていた炎珠を見つけ救い出す。
しかし、気を失った炎珠も死人と気づき、犬夜叉に追いついたかごめたちは複雑な思いで炎珠を見つめた。 薬草の匂いをたどった犬夜叉と弥勒は湖畔で桔梗の残り香に気づく。さらに奇妙な兵の一軍が近隣の城を次々と攻め滅ぼしていると知った犬夜叉は桔梗が事件にかかわっているかどうかを確かめるため、人形兵のいる城に1人で乗り込んだ。そこには裏陶の息子と自ら明かす瓦丸(かわらまる)がいた。犬夜叉は瓦丸が操る人形兵を打ち破るが、胴体が砕かれた人形兵の中から強烈な瘴気(しょうき)が吹き出す。目がかすみながらも風の傷を繰り出した犬夜叉は一時撤退を余儀なくされた。
いっぽう、寺の本堂で意識を取り戻した炎珠はかごめたちに事情を話し始めた。彼女によると炎珠と瓦丸は裏陶が自分のしもべに使おうとしてよみがらせた死人で、子供たちと呼ばれていたという。しかし、母の裏陶が死んで、今度は瓦丸に人形の兵を焼けと命令されたため、瓦丸から逃げてきたと打ち明けた。
そこへ弥勒が戻ってきて、もう死んでもいいという炎珠を励ましていると、追手の人形兵が出現。かごめは人形兵を全て倒すことと引き換えに、炎珠に生きる希望を取り戻して欲しいと訴える。 間もなく、境内の眼下から見渡せる広野に瓦丸の軍勢が進んでいくのを弥勒たちは発見する。その中ではすでに犬夜叉が人形兵相手に戦っていた。だが、人形兵の胸に瘴気が仕込んであるため、犬夜叉たちは思うように手がだせず…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
桔梗:日髙のり子
裏陶:太田淑子
炎珠:折笠富美子
瓦丸:佐々木誠二
家来:西前忠久
家来:大林洋平
家来:田島康成
旅を続ける犬夜叉の一行は、ある村で弥勒を目の敵(かたき)にする村人に追われて、慌てて逃げ出した。さらに次の村でも村人に囲まれ、弥勒は縄をかけられてしまう。そこで村人に事情を聞いたところ、弥勒がインチキな札を法外な値段で売ったりと悪事の数々を働いたと明かした。しかし、無実を主張する弥勒は自分の偽物が現れたと推理し…。
奈落の行方を探して旅を続ける犬夜叉の一行は、途中である村に通りかかる。しかし、犬夜叉たちの姿を見た村人は顔色を変え、半鐘(はんしょう)を鳴らし始めた。すると鋤(すき)や鍬(くわ)で武装した村人たちが駆けつけてくる。なぜか弥勒を目の敵にする村人たちに追われて、犬夜叉たちは慌てて村から逃げ出した。
弥勒は全く見に覚えがないというが、珊瑚はいま一つ信じられない。とりあえず野宿をして一夜を過ごした一行は、再び旅を続けて次の村を訪れた。しかし、この村でも再び武装した村人たちに囲まれ、弥勒は縄をかけられ簀巻(すま)きにされてしまう。かごめが村人に事情を聞いたところ、弥勒は効きもしないインチキな札を法外な値段で売ったり、嘘の御祓いをして寝床と御馳走をせしめたり、さらには村の娘を口説いてまわったりと散々な悪事を働いたという。だが、この村には初めて訪れたと主張する弥勒。
そこで村人が「昨日の今日でそんな嘘を!」と言った言葉に昨日から弥勒と行動を共にしていたかごめたちは、やっと弥勒の無実に気づく。 弥勒は、自分の偽物が暗躍していると推理するが、弥勒の無実を信じきれない村人は縄をはずすことを承知しない。さらに、弥勒が悪事を働いた証拠として村人が木の葉を差し出した。それを見た弥勒は心当たりを思いつく。 間もなく、縄を解かれた弥勒は良からぬ予感を抱き、次の村へと急いだ。
いっぽう、犬夜叉たちが向かっている村では弥勒の偽物が村人に妖怪退治を頼まれていた。青ざめた偽弥勒は村人に案内され、妖怪が住みついたという洞窟の祠(ほこら)へと連れてこられる。しかし、妖怪がタヌキの物の怪と聞いた偽弥勒は一安心。話せば分かると思った偽弥勒は洞窟の奥へと進んでいく。ところが、そこに現れた妖怪はタヌキではなくいたちの妖怪であった。タヌキは大好物といういたちの妖怪に、偽弥勒は正体を見破られピンチに陥り…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
八衛門狸:中嶋聡彦
いたち妖怪:龍田直樹
松村:西前忠久
女:百々麻子
女: 岡本奈美
竹村:河相智哉
竹村: 藤本隆行
娘:市川まゆ美
梅村:田中一成
犬夜叉の一行は妖怪から追われていた男・出雲(いずも)を救う。出雲から事情を聞くと、四魂の玉の誕生の秘密を調べている途中、偶然、オロチ太夫(だゆう)という妖怪がほかの妖怪に偽の四魂の玉を渡しているところを目撃してしまったため追われていたという。一行がその場所を調べていると、オロチ太夫が現れ…。
犬夜叉の一行は気配を絶った奈落を捜す旅を続けていた。そんな中、かごめが四魂のかけらに似た気配を感じ取る。すると、妖怪から逃げる男と遭遇。犬夜叉が鉄砕牙を抜き、難なく妖怪を撃退すると、妖怪の体の中から四魂の玉が現れた。しかし、犬夜叉がつかむと、四魂の玉と思えた玉は指先で砕け、粉となって散っていく。それは四魂の玉のまがいものであった。 妖怪に追われていた男・出雲は元々、四魂の玉の誕生の秘密を調べていた。だが、四魂の玉の伝承を伝える社(やしろ)があると聞き、山道に分け入ったところ、オロチ太夫と名乗る妖怪がほかの妖怪に偽の四魂の玉を渡している様子を目撃してしまったため追われていたという。
一行は出雲がオロチ太夫を目撃した場所を調べるが、手掛かりはまったくない。さらに近くの山村に立ち寄るが、村にはまったく人気がなかった。犬夜叉が1人で辺りを見回りに出かけて間もなく、村を調べていた珊瑚が小助(こすけ)という少年を発見。小助に事情を聞いたところ、5日前に村に妖怪が現れ、村人たちを全員連れ去ったという。小助は偶然、鶏小屋の中にいたため助かったというのだ。
犬夜叉たちは妖怪が村人を生け捕りにしたのは理由があると推測し、小助に村人救出を約束する。そのとき、人の気配を察知したオロチ太夫が妖怪を従え現れた。オロチ太夫はかごめが本物の四魂のかけらを持っていることに気づくと、偽四魂の玉を飲み込んだ妖怪を差し向けた。風穴で妖怪を吸い込む弥勒だが、邪気の塊である偽四魂の玉の毒で衰弱してしまう。そこへ犬夜叉が宙を舞って現れる。犬夜叉は風の傷で妖怪たちを吹き飛ばすが、出雲と小助が連れ去られてしまう。後を追おうとした犬夜叉たちは巨漢な妖怪・牛王に行く手をさえぎられ…。
声の出演
犬夜叉: 山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
出雲:松本 大
オロチ太夫:中村大樹
九十九の蝦蟇次郎:立木文彦
牙猿:西前忠久
小助:若林直美
小助の父:田中一成
牛王に連れ去られたかごめは、妖怪・蝦蟇次郎(がまじろう)が村人を卵に封じている姿を発見する。そこでいずも出雲と再会するが、間もなく日が暮れると、出雲の姿が変貌を遂げていく。出雲は人間と牛妖怪の間に生まれた半妖・牛王だった。牛王は人間になるため、かごめたちの魂を使って本物の四魂の玉を造ろうとしていたのだ。
犬夜叉たちは妖怪に連れ去られた出雲と小助(こすけ)を助けるため、後を追った。だが、巨漢な妖怪・牛王がその前に立ちふさがる。牛王の一撃は山を崩壊し、弥勒たちの行く手をさえぎった。さらにかごめをさらって牛王は姿を消したため、犬夜叉は1人でかごめを追う。 間もなく、牛王にさらわれたかごめは意識を取り戻す。そこで、小助や村人を卵に封じている妖怪・蝦蟇次郎の姿を確認する。また、出雲とも再会した。四魂の玉の秘密に詳しい出雲は妖怪にその知識を使って本物の四魂の玉を造れと命じられたという。
いっぽう、弥勒と珊瑚は妖怪の追撃を振り切ろうと必死で闘っていた。犬夜叉もオロチ太夫(だゆう)にけしかけられた妖怪に手間取っている。
そのころ、蝦蟇次郎を倒すため、かごめは武器になるものを探していた。そこでミイラと化した出雲の父親を発見。そのとき、日が沈み、辺りは闇に包まれていく。すると、出雲の姿が変貌を始めた。頭部には角が生え、身体が膨れ上がり、ついには牛王へと変化する。実は人間と牛妖怪の間に生まれた半妖の出雲は、人間になるため、四魂の玉を造ろうとしたがうまくいかず、かごめたちの魂を使って本物の四魂の玉を完成させようとしていたのだ。
牛王から逃げてきたかごめは弥勒たちと再会。しかし、隠れ潜んでいた蝦蟇次郎から吐き出された巨大な球体に弥勒、珊瑚、七宝は封じられてしまう。そこへ犬夜叉も駆けつけてきた。かごめは、たとえ本物の四魂の玉を造っても人を殺すほどの欲望に穢れた牛王が使う限り、人間にはなれないと断言。それでも牛王は人間になるため金棒に埋め込まれていた偽四魂の玉をすべて飲み込み、犬夜叉に向かっていく。
声の出演
犬夜叉: 山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
出雲:松本 大
オロチ太夫:中村大樹
九十九の蝦蟇次郎:立木文彦
牙猿:西前忠久
小助:若林直美
妖怪:田中一成
奈落の行方を追う殺生丸の一行を最猛勝(さいみょうしょう)が襲ってきた。しかし、最猛勝は殺生丸が放った闘鬼神の一撃で逃げ出してしまう。最猛勝の後を追えば奈落にたどりつけると考えた殺生丸は1人、最猛勝を追うが、邪見が最猛勝に刺され重傷を負っていた。そこでりんは邪見を助けるため、千年草という薬草がある地念児(じねんじ)の畑へと向かうのだが…。
奈落の行方を追っていた殺生丸、邪見、りんの一行だが、腹をすかしたりんは食べ物を探して1人で森の中に入ってしまう。間もなく、木の根元に生えたキノコを取ろうとしたりんの目前に巨大な腕が出現。りんの悲鳴を聞いた殺生丸はりんの元へ駆けつけると、闘鬼神を抜いて腕を真っ二つに切り裂いた。だが、その腕の半分が最猛勝へと変化していく。邪見はりんをかばって人頭杖(にんとうじょう)をふるい、近くの巣穴から出てくる無数の最猛勝を撃退。そこで殺生丸が闘鬼神を振るうと、巣もろとも最猛勝の群れを爆発させた。しかし、生き残った最猛勝は邪見を毒針で刺すと、彼方へと逃げていってしまう。逃げた最猛勝が奈落の元へ戻る考えた殺生丸は、1人で最猛勝を追っていく。だが、残された邪見は最猛勝の毒によって瀕死の重傷を負っていた。 残されたりんは邪見を救おうと、薬草である千年草の実をわけてもらうため、地念児の畑へと向かった。しかし、邪見は日が沈むまでに戻らないと最猛勝の毒が全身に回り間に合わないという。
いっぽう、犬夜叉の一行は最猛勝を追っていた殺生丸と遭遇。奈落の手掛かりである最猛勝を犬夜叉が殺したと勘違いした殺生丸は、犬夜叉に斬りかかった。 同じころ、りんは地念児の畑にたどり着くが、畑に千年草の実はないといういうことが発覚。そして千年草がある崖には妖怪がいるため1人では取りにいけないという。日が沈めば今、人間の姿になっている半妖の地念児が元に戻るので、取りに行くことができるが、邪見の命は日暮れまでもたない。そこで、りんは1人で千年草を取りにいくことを決意。草の形を教えてもらったりんは1人で崖に向かうのだが…。
声の出演
犬夜叉: 山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
殺生丸:成田 剣
邪見:長島雄一
りん:能登麻美子
地念児:江川央生
おばば:藤 夏子
旅の途中、突然雲母が姿を消してしまった。心当たりのない珊瑚たちだが、そんな一同に向かって七宝は犬夜叉たちが雲母にした悪事を暴き始める。それを聞いた犬夜叉、弥勒、かごめ、さらに珊瑚は反省をうながされる。すると突然、森に爆発音が響きわたった。犬夜叉たちが駆けつけると、妖怪が食い散らかした獣や人の骨の中に雲母のスカーフを発見する。 奈落を探して旅を続ける犬夜叉たちが野宿をして目が覚めると、雲母の姿が消えていた。心配する珊瑚だが、犬夜叉はすぐに戻ってくると取り合わない。しかし、数時間しても雲母が戻ってこないため、犬夜叉は皆からなじられる。
そこで犬夜叉は雲母の臭いを嗅いで捜そうとするが、三歩で挫折。どうやら雲母は巨大化して飛び去ったらしいことが判明した。珊瑚は雲母を闘いに巻き込んでしまった自分のせいだと、自らを責めるが、弥勒とかごめは珊瑚をなぐさめる。 そんな中、七宝は犬夜叉たちのせいで雲母は出ていってしまったと推理。名探偵さながらのポーズを取る七宝は、以前、犬夜叉が風の傷の練習をしていたころ見た光景を明かし始めた。当時、風の傷を会得する際に雲母に手伝ってもらった犬夜叉は、思った以上の威力を発揮し雲母を吹き飛ばしてしまった。
その時、雲母の頭にハゲを作ってしまったことを犬夜叉は隠していたという。また、弥勒は雲母のかわいい姿を利用して村の若い娘たちと親しくなったり、村のおばさんに囲まれたときは巨大雲母を使って追い払ったりしたと。さらにかごめはプライベートなことで現代に戻るため雲母に井戸まで運んでもらった。そして、雲母を一晩も井戸で待たせたあげく、約束の猫缶も忘れてしまっていた。すべてを見ていた七宝は皆に反省をうながす。
すると珊瑚も、寝返りうって雲母をつぶしたり、たき火に火をつけるためだけに変化させたり、1日に何回も肉球をさわったり、寝ている雲母の鼻をつまんだり、興味本位で服を着せたり…と告白した。一同が珊瑚の告白にあきれていると、突然、爆発音が森に響きわたる。 犬夜叉たちが駆けつけると、1人の男が妖怪に追われていた。男を逃がした犬夜叉たちは妖怪が食い散らかした獣や人の骨の中にスカーフを発見。それはかごめが雲母にあげたスカーフだった…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
冥加:緒方賢一
ママ:百々麻子
日暮草太:中川亜紀子
じいちゃん:鈴木勝美
珊瑚の父:田中正彦
妖怪:花田 光
娘:佐藤利奈
娘:柳沢真由美
おばさん:京井 幸
犬夜叉とけんかをしたかごめが1人で散歩をしていると四魂のかけらの気配を感じ取る。そこで不気味な洞窟を発見。助けを呼ぶ声に誘われてがごめが洞窟内へ入ると、そこで弱り切った桔梗と出会う。彼女からこの洞窟は「巫女封(みこふう)じ」という妖怪の体内だと聞いたかごめは何とかして脱出を試みるのだが…。 些細なことで犬夜叉とけんかをしてしまったかごめは1人で散歩に出かけてしまう。犬夜叉がかごめの一生懸命作ったカレーをけなしたためである。人一倍、舌の感度が強い犬夜叉にはカレーの刺激は強すぎたのだ。
間もなく、頭を冷やしたかごめが反省していると四魂のかけらの気配を感じ取る。周囲を警戒しながら花畑にやってきたかごめは前方に不気味な洞窟を発見。中から弱々しい子供の助けを呼ぶ声を聞いたかごめは、一瞬ためらうが、覚悟を決めて洞窟の中へと向かった。洞窟内へと進んだかごめは、そこでひどく弱った桔梗と出会う。桔梗は死魂(しにだま)が足りないのか苦しそうな表情を見せていた。桔梗に肩を貸して立たせようとするかごめは出口へ向かおうとする。だが、脱出することは不可能だという桔梗。2人が入ったのは洞窟ではなく、巫女の法力を好んで食べる妖怪「巫女封じ」の体内だったのだ。しかも、この妖怪には巫女の力は効かず、外には結界が張ってあるため巫女以外の者は入れないという。 かごめは弱っていく桔梗を置いていくこともできず、無理やり桔梗に肩を貸して立たせると、奥へと進んでいった。しばらくすると、巫女封じの体内に巣くう大量の妖怪が出現。桔梗から弓矢一式を借りたかごめは破魔の矢を放ち、妖怪を撃退すると、さらに弱っていく桔梗を背負って巫女封じの中心部へと急いだ。
いっぽう、あまりにかごめが遅いので我慢の限界に達した犬夜叉はかごめを探して森の中へと入っていく。
ついに中心部に到着したかごめと桔梗の前に巨大な心臓が姿を現す。かごめは破魔の矢を心臓に向けて放つが、弾き返されてしまう。やはり巫女の力ではダメージを与えることはできなかった。そのとき、攻撃を受けた心臓が反撃を開始。かごめは四魂のかけらの力を借りて巫女封じを撃退しようと思いつく。矢尻に四魂のかけらを装着したかごめは再び心臓目掛けて矢を放った。矢は結界に触れた瞬間、まばゆい光を放ちぶつかり合う。だが、それでも心臓にダメージを与えることはできなかった。そんなかごめと桔梗に心臓の触手が襲いかかり…。
声の出演
犬夜叉: 山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
桔梗:日髙のり子
子供の声:釘宮理恵
鋼牙と旅を続ける白角と銀太は殺生丸の一行と遭遇。かごめから殺生丸が超剣呑な相手で、さらに殺生丸が連れていたりんの村を仲間の狼が襲ったことがあると知らされた2人は鋼牙と殺生丸が出会えば殺し合いをしかねないと危惧する。そこで、どうにかして鋼牙の道を変えさせようとするのだが…。
鋼牙の奈落を捜す旅に付き合っている白角と銀太は食料を探している途中、りんと遭遇。そこへ茂みの中から出てきた邪見に白角と銀太は強がりを見せる。が、殺生丸が現れると、その迫力に2人は早々と退散してしまう。
いっぽう、偶然鋼牙と出会った犬夜叉の2人がけんかをしていると、白角と銀太が鋼牙の元へ戻ってきた。そして、かごめから殺生丸は犬夜叉の兄で、強力な力を持つ冷酷な相手だと教えられる。さらに、仲間の狼から殺生丸が連れていたりんの村を鋼牙の指示で襲ったことがあることを知らされた。 鋼牙と殺生丸が出会えば殺し合いに発展しかねないと危惧した2人は、どうにかして殺生丸らがいない方向へと鋼牙を導こうとする。だが、鋼牙が2人の言うことを素直に聞くはずもなく失敗。白角と銀太は無頓着な鋼牙に怒って駆け去っていった。鋼牙は訳も分からず1人取り残されてしまう。
しかし、鋼牙が横暴だと思ういっぽうで、奈落を追いかけるのも仲間の敵討ちだと思い出した2人は何とかして殺生丸の道を変えさせようと殺生丸の前に立ちはだかる。だが、殺生丸に一蹴され、やはり鋼牙の方を2人がかりで連れ去ってしまおうとしたとき、運の悪いことに鋼牙が姿を現した。口の悪い鋼牙の挑発に、ついに惨劇が始まると思われた瞬間、鋼牙の体内に埋め込まれている四魂のかけらを狙って妖怪が出現。さらに、りんを狙って別の妖怪がりんの背後に迫り、襲いかかろうとしたとき…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
殺生丸:成田 剣
鋼牙:松野太紀
邪見:長島雄一
りん:能登麻美子
銀太:吉野裕行
白角:岸尾大輔
村長:中嶋聡彦
妖怪:西前忠久
妖怪:田中一成
深い霧に閉ざされた森に閉じ込められた犬夜叉たちは、そこで毒蛾妖怪(どくがようかい)・蛾羅丸(がらまる)と出会う。以前、犬夜叉が倒した蛾天丸(がてんまる)の一族だという蛾羅丸はかごめたちを繭(まゆ)に閉じ込める。そして夜明けまでにかごめたちを助けないと心と身体を蛾羅丸の分身に食いつくされてしまうというのだ。1人逃れた犬夜叉は蛾羅丸を倒すのだが…。
奈落を探す旅を続けていた犬夜叉の一行は、深い霧に閉ざされた森に閉じ込められていた。突然、かごめが邪悪な気配を感じ取ると、そこに毒蛾妖怪・蛾羅丸が姿を現す。蛾羅丸は以前、犬夜叉が倒した蛾天丸と同じ一族の妖怪だった。
鉄砕牙を抜いた犬夜叉は空高く舞い上がる蛾羅丸を追って幹を駆けのぼり、枝を踏み台にして追いつくが、次の瞬間、蛾羅丸が6つの光る球を放つ。眼前に迫る球体を打ち壊した犬夜叉が、残りの球をやり過ごすと背後から悲鳴がわき上がる。かごめたちの腹に蛾羅丸の放った光の球体が張りついていたのだ。そこへ膨大な繭の糸を吐き出す蛾羅丸。かごめ、弥勒、珊瑚、七宝、雲母たちは無抵抗のまま糸にからめ捕られていった。さらに蛾羅丸の糸は増殖し、かごめたちを巨大な5つの繭に閉じ込めてしまう。
犬夜叉は繭と繭をつなぐ糸を断ち切ろうとするが、鉄砕牙でさえ歯が立たない。繭の中でそれぞれの悪夢に囚われたかごめたちを夜明けまでに助け出さないと心と身体を蛾羅丸の分身に食いつくされてしまうといのうだ。
繭の中で珊瑚は奈落の手に落ちた弟の琥珀が父と仲間を殺し、自分にまで鎖鎌をふるう悪夢を見て絶望の淵に落とされていた。弥勒は幼きころ、風穴と共に消失した父親の死の夢を見て、やがては自分を飲み込む風穴の恐怖を再認識させれる。七宝は雷獣兄弟の満天が父を殺した日の追体験をさせられていた。そしてかごめは現代の自分の家に奈落が現れ、家族が瘴気(しょうき)の霧に襲いかかられる悪夢を見る。いっぽう、現実の中で1人戦う犬夜叉は風の傷を繰り出し、ついに蛾羅丸を倒すが、妖術の繭は一向に消える気配はない。かすかに生きている蛾羅丸は自分の分身がかごめたちの魂を食いつくしたとき、肉体を手に入れて再びよみがえると宣言。刻一刻と蛾の妖怪へと変化していくかごめたちに焦る犬夜叉は…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
奈落:森川智之
琥珀:矢島晶子
夢心和尚:藤本 譲
珊瑚の父:田中正彦
蛾羅丸:関 俊彦
蛾天丸:子安武人
飛天:神奈延年
満天:稲田 徹
子供弥勒:高城元気
日暮草太:中川亜紀子
ママ:百々麻子
じいちゃん:鈴木勝美
由加:清水香里
絵理:増田ゆき
あゆみ:岡本奈美
村に雪の妖怪が現れ、村の男たちが何人も襲われたと聞いた弥勒は1人で妖怪退治に出かけた。しかし、村人から妖怪が絶世の美女だと聞いた珊瑚は心配して弥勒の後を追うが、突然雪が降り始め、弥勒は不思議な美女と姿を消してしまう。いっぽう、弥勒たちが帰ってこないので、捜しに出かけた犬夜叉たちは雪にうもれた珊瑚を見つけ…。
弥勒と珊瑚の2人は弥勒が少年時代に修業をしたという村を訪れた。当時、ふぶく雪の中でこゆきと名乗る美女に助け出された思い出を語る弥勒。しかし、その村では近ごろ、雪の妖怪が現れ何人もの村の男たちが襲われたという。妖怪退治を買って出た弥勒は1人で出かけるが、妖怪が絶世の美女だと聞き心配した珊瑚は弥勒の後を追って村を飛び出した。すると、初夏であるにもかかわらず、突然雪が降り始め、いつのまにかふぶくほどひどくなっている。激しい雪に視界を奪われた珊瑚は少し離れた雪の中に弥勒を見つけるが、弥勒は不思議な美女・こゆきに連れ去られてしまう。2人は凄まじい雪の中で珊瑚を1人残し、去っていった。
いっぽう漁師小屋に集合するはずの弥勒たちが帰ってこないことに心配するかごめたち。そこで漁師の夫婦から美しい雪女の話を聞かされた犬夜叉たちは激しく降る雪の中を弥勒たちを探すため外に飛び出した。間もなく、雪もやみ、雲母が雪の中にうもれた珊瑚を見つけ出す。
そのころ、こゆきに古い武家屋敷に案内された弥勒は、もうろうとして操られているようにみえるが、わずかに正気を残し、こゆきがこの世の者でないことを感じ取っていた。しかし、屋敷の中で大勢の子供と赤子に迎えられ、しかも「あなたの子です」と言われた弥勒はショックを受ける。
妖気を頼りに弥勒の後を追ったかごめたちは結界にはばまれた空間を発見。犬夜叉が鉄砕牙で結界を切り裂き、中へ歩を進めると朽ち果てた武家屋敷があり、弥勒が赤子をあやす声を聞きつける。しかし、屋敷の中をのぞくと、弥勒の手に支えられた赤子は小さな雪だるまであった。犬夜叉は一気に屋敷に飛び込もうとするが、突然雪が渦巻いて壁を作る。そしてかごめが四魂のかけらを持っていることに気づいたこゆきは雪の妖怪・雪豹を差し向けた。風の傷で粉砕しようとする犬夜叉だが、雪豹は切り裂いてもすぐに復活してしまう。苦戦する犬夜叉のいっぽうで、いまだ完全に目が覚めない弥勒は…。
声の出演
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷耕史
珊瑚:桑島法子
小雪:皆口裕子
弥勒(子供):高城元気
村人:西前忠久
村人:田中一成
猟師 夫:堀本 等
猟師 妻:鶴野恭子
子供:天野有希子
子供:岡本奈美