ドロップから得られるスーパーパワーによって一攫千金を狙う久住健太(佐藤隆太)。
しかし、ドロップ缶を管理する久住大地(秋元黎)は「僕を養って、学校へ行かせる事」「ドロップは一粒一万円、生活費と交換」とドロップを渡す条件を設定する。健太は応じるフリをして秘かにドロップ缶を探す。…が、大地の方が一枚上手で見つけられない。
仕方なく健太は丹波修司(塚本高史)に頼んで大地の転入手続きをしてもらう事に。
と、交番に現れる倉田夏輝(本仮屋ユイカ)。強盗から自分を救ってくれたヒーロー「ゴーグルZ2号」を探しているのだ。そんな夏輝に健太はあっさり自分こそゴーグルZ2号だと暴露する。だが、脳内でゴーグルZ2号を相当美化していた夏輝は、アンタみたいなクズが2号なわけがない、と一蹴する。
修司の協力により、大地の転入手続きを済ませた健太。大地の担任が「水沢静香」という名前だと知り、無駄に張り切る。…も、正体はふくよかな男性教師。激しく落胆する。
健太は、転入手続きを手伝った「借り」として修司に頼まれる。最近世間を騒がせている連続放火犯を捕まえろと。修司はまた健太に事件解決させ、手柄を横取りする気なのだ。
「めんどくせえ」と断ろうとする健太だったが、『アームレスリング大会 従業員5人に勝ち抜いたら10万円』というチラシを目にし、考えを変える。協力するフリをして修司に1万円出させ、その金でドロップを手に入れ、アームレスリングで10万円稼ごうという作戦だ。
作戦は途中まで成功。4人を勝ち抜き、10万円獲得まであと一人と迫る健太。ところが、最後のイカツイ外国人に苦戦している内に突如力がなくなり、作戦は失敗に終わる。
修司からの証言もあり、健太はドロップの効果が10分間しかもたない事を知る。また、前回の赤いドロップは視覚を、今回の緑のドロップは聴覚を強化している事が分かる。どうやらドロップの色によって違った効果が得られるようだ。
その頃、謎の男・黒木(小日向文世)は部下から報告を受けていた。現存する新薬『トゥーマイ』が「持ち出された物」だけである事、そして、恭子の息子・大地の居場所が間もなく判明する事…「手荒な真似は困りますよ」と言いながらも、狂気を感じさせる黒木。
一方、学校で夢を書いてくる宿題を出された大地は、大した夢もなく「今が楽しけりゃそれでいいんだよ!」などと言い放つ健太に呆れ果てていた。亡き母・恭子は健太の事を「信じてる」と言っていたが、大地は健太の事を信じられずにいた。
スーパーに買い物に行った大地は、そこで夏輝と出会う。互いに越してきたばかりで心細い者同士、意気投合し、二人は友達になる。
その夜。新たな放火事件が発生。偶然通りかかった夏輝は一瞬だけ放火犯を目撃する。さらに、炎に包まれた家の中にはまだ人が…。そこに駆けつけてくる修司と健太。だが、ドロップのない健太には、なす術ない。結局、炎の中から人を救い出したのはイケメン消防士・川島陽平。連日、火事から人を救い出しているリアルヒーローだ。
川島をゴーグルZ2号と思い込んだ夏輝は、コンビニ強盗から救ってもらった礼を言い、「分かってます。あなたの正体は誰にも言いませんから」と言う。そんな夏輝をデートに誘う川島。嬉しそうに応じる夏輝。そんな二人を遠くから見ている健太…。
後日。ハローワークからの帰り道、健太は奇跡的に50万円のロトの当たり券を拾う。
テンション上がり、アパートに帰ると、そこには夏輝が。風邪を引いた大地の看病に来ていたのだ。互いに驚く夏輝と健太。夏輝は保護者としての自覚がない健太を責める。口論になる二人。怒った夏輝は「これから川島さんとデートだから」と言い残し、去っていく。
しかしその後、修司から衝撃的な事実がもたらされる。その川島こそ連続放火犯かもしれないというのだ。夏輝は放火犯を目撃している。口封じに夏輝を殺すかもしれない。修司は急いで夏輝を追うよう言うが、健太は乗り気じゃない。しかし、ロトの当たり券を誤って夏輝が持っていった事を知ると一変。修司から一万円借り、大地を叩き起こす。
緑のドロップを食べた健太、強化された聴覚で川島の声を探し出し、駆けつける。修司の推理通り、連続放火犯・川島は口封じのために夏輝を眠らせ、焼死させようとしていた。
川島は自ら火事を起こし、その中から人を救い出す事でヒーローを演じていたのだった。
夏輝の眠る廃別荘に火を放つ川島。その川島を超高速で亀甲縛りにした健太、激しく燃える建物の中へ突入していく。そしてスーパーパワーを駆使し、見事にロトの当たり券…と、ついでに夏輝を…救い出す!しかし、命懸けで救い出したロト券はなんと…!?
一方、健太のアパートの前には黒木の車が。遂に大地の居場所を突き止めたのだ…。