久住大地(秋元黎)に、ゴーグルZ2号である事を見抜かれそうになる健太(佐藤隆太)。何とか誤魔化すも、大地は疑っている様子。一方で、丹波修司(塚本高史)の指摘を受け、健太は、赤が視覚、緑が聴覚、青が嗅覚…というように、ドロップの色によって五感のいずれかが強化される事を知る。残るは味覚と触覚だが…。
そんな中、健太も想いを寄せるハローワークのマドンナ・白井麻里(原幹恵)は、正体不明のストーカーに悩まされていた。尾行されたり、桜色のキャミソールを勝手に送りつけられたり、ボイスチェンジャーを使った謎の声からの電話に悩まされたり…。頼りになる同僚・北条にもその事を話せず、麻里は一人悩んでいた。ひょんな事から健太にその事を打ち明ける麻里。しかし、健太の言動に、まさか健太こそがストーカー?と疑うように。そうとは知らず、ストーカーを退治して麻里にいい所を見せようと張り切る健太。
ドロップの力でストーカーを退治しようと目論む健太。大地は6時までに戻ってくる事を条件に緑のドロップを健太に渡す。大地の家庭環境を心配した担任教師・水沢静香(松尾諭)が家庭訪問に来るというのだ。健太に「約束だよ」と大地は言うが…。
そんな約束などすっかり忘れて、麻里の住むマンション前で秘かに張り込んでいる健太。…と、二階にある麻里の部屋で、麻里が入浴する気配。我慢できない健太は、緑ドロップを口に放り込み、スーパーパワーでジャンプ。二階の壁に貼りつき、強化された聴覚で入浴中の麻里の気持ちよさそうな吐息などを拾い聞く。恍惚とする健太。その時、麻里の悲鳴が。ストーカーが現れたと思い、思わず窓外から「大丈夫ですか!」と声をかける健太。しかし、麻里の悲鳴はゴキブリに驚いたもの。健太は麻里に風呂を覗いていたと思われ、ストーカーの正体が健太だと誤解されてしまう。修司の機転のおかげで何とか逮捕は免れたものの、麻里には軽蔑され、健太は本物のストーカーを捕まえないとマズい状況に。
アパートに帰った健太は、大地との約束を破った事を、偶然居合わせた倉田夏輝(本仮屋ユイカ)に責められる。「約束は破る為にある」などと開き直る健太に、大地は言い放つ。「僕、あんたのこと信じてないから」と。さすがにバツの悪い健太だが…。
一方、ゴーグルZ2号が常人の十倍の身体能力を発揮している、と知った黒木慶(小日向文世)は、2号が、開発者・恭子の持ち出した試薬を使っていると確信。恭子の弟である健太に接触する。黒木は、恭子が大変危険な薬を横領したと健太に告げ、そして尋ねる。恭子から預っているものはないか、と。健太は何も知らないとはぐらかすが…。
その頃、大地は夏輝に、健太の事を信じるべきかどうか相談していた。大地に尋ねられ、夏輝は父の事を話す。夏輝の父は十年前、お土産を買ってくると約束して出て行ったきり、ずっと行方不明なのだ。母は、父が女を作って出て行ったのだと言う。それでも私は、父が帰ってきてくれると信じたい、と言う夏輝。それを聞いた大地の心は揺れる。
そんな中、ストーカーの魔の手が麻里に迫る。まだ食べた事のない紫ドロップを持ち、麻里の元へ向かおうとする健太に、大地は念を押す。今日、また水沢が家庭訪問に来る。健太が6時に戻ってこなければ、児童相談所に連絡し、大地は健太のアパートから去るというのだ。大地は健太が本当に信じられる人間なのかどうか試そうとしていた。必ず6時に帰ると約束し、麻里の元へ向かう健太。修司から貰った10分タイマーと、いつものヒーロー衣装を携えて…。
一方、麻里は頼りになる同僚・北条にストーカー被害を打ち明け、家まで送って貰おうとしていた。ところが北条は、麻里と犯人しか知るはずのない桜色のキャミソールの事を口にする。そう、ストーカーの正体は北条だったのだ。正体を悟った麻里に牙を剥く北条。そこに現れる健太。いつものようにドロップの力で麻里を救おうとする。だが、紫は触覚を強化するドロップ。攻撃するにもされるにも激痛に襲われ、健太は窮地に追い込まれる。それでも、麻里の悲しむ顔だけは見たくない、その想いを糧に北条を倒す健太。
健太は大地との約束を思い出し、超高速で突っ走る。しかし、約束の6時まであとわずかに迫った所で、ドロップの効果が切れてしまう…。果たして健太は、大地との約束を守る事ができるのか?そして、その後、健太は黒木に対して驚くべき行動を取る事になる…。