- 第5話
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盗まれた逆転 Last Trial11月3日(土)夕方5:30~
成歩堂は怪人☆仮面マスクの優作が倉院のツボを盗んでいない事を立証する。真犯人は仮面マスクのライバルである名探偵の哀牙だった。優作は無罪を勝ち取るが、ツボが盗まれた12日の午前1時頃にKB警備の社長室で毒島社長が殺害されていた事が判明。優作はその時間、社長室にいたため、今度は殺人容疑で逮捕される。引き続き、優作を弁護する事になった成歩堂は裁判に向けて関係者から新たな情報を集めていく。そして、成歩堂は2つの事件を整理して、ある重大な事実に気付く。
9月14日の午前10時、優作の裁判が開廷。同時刻に隣りの法廷では哀牙の裁判も始まる。成歩堂はこの裁判はスピード勝負になると考えていた。仮面マスクとして哀牙に有罪判決が下された時、成歩堂の裁判は負けを意味するのだ。この日も成歩堂の前に立ちはだかるのは強力なライバルのゴドー検事だった。ゴドーは優作が1年前にKB警備を辞めた理由について言及。優作は妻の希華の小遣いを稼ぐため、会社の機密データに手をつけ、それが毒島にバレて会社を辞めたのだ。ゴドーは毒島がそれをネタに優作を脅迫し、今回の殺人事件が起きたと動機についても触れる。
優作は事件の夜、社長室に入った直後に何者かに頭を鈍器で殴られて気を失ったと証言する。気付くと毒島は殺害されていたのだ。優作は仮面マスクをネタに脅迫され、仮面マスクの衣装を着て社長室に行った事を明かす。成歩堂は初めて聞く新事実に驚く。新たな証言が出たため、ゴドーは優作の証言があやふやだと指摘し、殴られたのも信用できないと訴える。
成歩堂は社長室の非常ブザーが午前1時頃に鳴った記録を見せ、優作が犯人ならすぐに逃げるはずだと主張。成歩堂は優作が気絶してブザーが鳴った事を知らなかったと指摘し、あの部屋にはもう1人、別の人物がいたと言い放つ。
ゴドーは毒島自身がブザーを鳴らしたと考える。ブザーのボタンに指紋はなかったが、ゴドーは優作がふき取ったと推測。成歩堂は仮面マスク姿で手袋もしていた優作に指紋を拭く必要はないと反撃し、ベルを鳴らしたのは真犯人だと主張する。真犯人が現場から逃げたら、駆け付けた警備員が気絶した優作を犯人と疑うのは明白だった。裁判長が真犯人は誰なのかと核心に迫ると、成歩堂は哀牙だと答える。同じ時刻に起きた殺人と窃盗という2つの事件。罪が軽い窃盗で有罪が確定すれば、殺人の罪に問われる事はなく、哀牙はそうやって本当の罪から逃れようとしているのだ。成歩堂は真犯人を引きずり出すため、哀牙の召喚を要請するが、隣りの法廷では哀牙に有罪の判決が下ろうとしていた…。