- 第17話
-
華麗なる逆転 1st Trial2月16日(土)夕方5:30~
休暇中の弁護士、成歩堂龍一は修行したいという綾里真宵、綾里春美を連れて吾童山の葉桜院にやってくる。葉桜院はオカルト雑誌にも載っていた霊能力の修行場だった。成歩堂たちは葉桜院の本堂を訪れ、住職の葉桜院毘忌尼に迎えられる。真宵は霊力をアップさせるため、スペシャルコースの修行を申し込んでいた。そこに絵本作家の天流斎エリスが現れ、彼女の熱烈なファンの春美は大喜びする。エリスは新作の取材のために葉桜院に来ていた。春美は夕食を作るエリスの手伝いをする事に。
成歩堂と真宵は吊り橋のおぼろ橋を渡り、これから真宵が修行する奥の院を見に行く。奥の院の中には鉄の扉で塞がれた洞窟、修験洞があった。奥の院には尼僧の葉桜院あやめがいて、成歩堂はあやめの顔を見て愕然となる。あやめは刑務所にいるはずの美柳ちなみと瓜二つだった。あやめが去った後、真宵は掛け軸に目を留める。そこに描かれていたのは真宵の母親、倉院流霊媒道の家元、綾里舞子だった。
この後、成歩堂たちはおぼろ橋を渡った所でスケッチ中の矢張政志とバッタリ会う。矢張はエリスの絵本に感動し、弟子入りして天流斎マシスと名乗っていた。女性に懲りたはずの矢張だったが、あやめに心を奪われていると成歩堂に打ち明ける。夕食後、真宵は修行のため、奥の院へ向かい、毘忌尼は午後10時になったら消灯の鐘を鳴らしてほしいとあやめに頼む。エリスは本を読んであげると春美を自分の部屋に招き、矢張はおぼろ橋のたもとまでスケッチの続きを描きに行く。この後、成歩堂は廊下であやめに声をかける。あやめは初対面のはずだが、自己紹介していないのに成歩堂の名前を知っていた。
成歩堂が寝床に入ると、遠くから消灯の鐘の音がする。その直後、毘忌尼の悲鳴が境内の方から聞こえてくる。成歩堂は雪が積もる境内へと急ぎ、エリスの遺体を発見する。遺体の背中には七支刀が刺さっていて、刀は黄金の綾里供子像に握られていた。倒れて気絶していた毘忌尼は目を覚ますと警察に通報してと成歩堂に頼む。成歩堂が公衆電話のあるおぼろ橋のたもとにやってくると、おぼろ橋は落雷して炎上していた。成歩堂は警察への通報を矢張に頼み、おぼろ橋の方へ向かう。真宵がいる橋の向こう側に犯人が逃げ込んだ可能性があり、成歩堂は真宵の身を案じて燃える橋に飛び込む。だが、橋は真っ二つに割れ、成歩堂は崖下に流れる川へと落下して…。