- 第3話
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盗まれた逆転 2nd Trial10月20日(土)夕方5:30~
倉院の里・秘宝展に展示予定の倉院のツボを盗んだ自称、怪人☆仮面マスクの天杉優作が警察に自首する。成歩堂は夫の無実を信じる優作の妻、天杉希華に依頼され、気の弱い優作の弁護を引き受ける。この事件には何か裏があると考える希華。成歩堂は希華の言葉を信じて裁判に臨む。成歩堂と対決するのは天才検事、御剣怜侍が最強の称号を託した検事、ゴドーだった。
ゴドーは仮面マスクとして倉院のツボを盗んだのかと優作に確認。優作は盗んだ事をあっさりと認めるが、成歩堂は「異議あり!」と声を上げる。成歩堂は優作の正体がハッキリしないため、ツボを盗んだのは仮面マスクじゃないと立証する事に。予告状には「最も価値ある秘宝をいただきに参上します」に書かれていたが、成歩堂はツボには価値がないと指摘し、予告状と矛盾していると訴える。成歩堂は、犯人は仮面マスクの手口をマネした偽者と考え、高菱屋に現れたのが偽者だと立証しようとする。
成歩堂は高菱屋の倉庫内の防犯カメラの画像を用意する。仮面マスクが映っているのはAM00:58:43の画像。防犯カメラに映った仮面マスクは本物が胸に付けているエンブレムを付けておらず、成歩堂は現場にいたのは偽者だと主張する。だが、ゴドーはエンブレムが黄金像の陰に落ちていたと反論。成歩堂は隙のないゴドーの反論によって窮地に追い込まれる。その時、「待った!」の掛け声と共に真宵が法廷に現れ、新しい証人を連れて来る。その証人とは警備員の姿をした成歩堂の友人、矢張政志だった。
証言台に立った矢張は事件前夜の夜中にバイト先、KB警備のビル前で優作の財布を拾ったと証言。優作は1年前までKB警備の社員だったと打ち明ける。優作の財布に入っていたKB警備のキーカードには事件当夜の午前1時に会社に出入りした記録が残っていた。それはツボが盗まれた犯行時刻と同じだった。この会社から高菱屋までは車で30分の距離。成歩堂は午前1時にKB警備にいた優作に高菱屋でツボを盗む事は不可能だと言い放つ。
裁判長が優作にKB警備に行った理由を訊ねると、真宵が優作の部屋で見つけた手紙の事を伝える。その手紙は「キサマの正体を世間に公表されたくなければ、500万円を用意しろ。9月12日の午前1時、KB警備・社長室で待っている」という内容の脅迫文だった。ゴドーも優作が事件の時間にKB警備にいた事を認めるが、問題はツボを盗んだ真犯人。成歩堂は犯行時刻に現場にいた検察側の証人、名探偵の星威岳哀牙を真犯人として告発する。この後、哀牙が証言台に立つと、成歩堂はツボを盗み出したのは現場にいた哀牙だけと考え、防犯カメラに映っていたのは仮面マスクに変装した哀牙と訴える。ゴドーはその証拠を見せろと要求するが、決定的な証拠は何もなく、成歩堂は絶体絶命のピンチに追い込まれる。