ストーリー

第8話
第8話
逆転のレシピ 2nd Trial
11月24日(土)夕方5:30~

 レストラン吐麗美庵でプログラマーの岡高夫が毒殺された事件で有罪になった店員、須々木マコの再審理が行われる。成歩堂は事件の時、店内にいた職人、五十嵐将兵の目撃証言の矛盾を次々と暴き、五十嵐はマコの顔を正面から見ていない事が判明。五十嵐の証言には多くの疑問が残り、裁判は翌日まで延期される。帰り際、成歩堂と真宵は裁判所の外でボロボロのスクーターに乗る関西弁の芝九蔵虎ノ助を見かける。真宵は特徴が一致する事から芝九蔵がニセ成歩堂かもしれないと疑う。

 成歩堂はさらなる調査のため、吐麗美庵を訪れる。成歩堂はコーヒーに毒を入れた店員の正体、岡が鼓膜の破れた耳にイヤホンをしていた理由など、多くの謎を整理する。客として来ていた糸鋸刑事は被害者にあやかって、宝くじを買った事を明かす。糸鋸は毎週午後1時半から10分放送する被害者と同じ宝くじのラジオ番組を聴いていた。成歩堂はキッチンの小瓶が並べられた箱に注目。1本だけ種類が違う小瓶があり、糸鋸が中の液体を警察署で分析する事に。

 成歩堂は勝手口の外で店長の本土坊薫と鹿羽うらみが話している事に気付く。本土坊は借金の問題を抱えていた。そして、成歩堂と真宵は近くの広場で五十嵐とバッタリ会う。五十嵐は岡が倒れた時、警察への通報を本土坊に頼まれ、公衆電話を探しに行ったと証言。10分程、本土坊しか店にいない時間があったのだ。本土坊がナニワのゼニトラが営む闇金融、カリヨーゼから5000万円借りている事もわかり、成歩堂と真宵は話を聞くため、カリヨーゼを訪ねる事に。カリヨーゼではうらみが働いていた。

 成歩堂たちはゼニトラがいない隙に机を調べ、クリーニング・ボンバーと書かれたディスクを発見する。マコが話していたディスクはこれの可能性が高かった。成歩堂は車の修理代150万円の請求書も見つける。車の持ち主は鹿羽組になっていた。真宵は成歩堂と同じ色のスーツを見つけ、襟にはニセモノの弁護士バッジがついていた。その時、芝九蔵が怒鳴りながら戻ってくる。ナニワのゼニトラとは裁判所の外で会った芝九蔵の事だった。芝九蔵は自分がニセ成歩堂という事をあっさり認める。

 芝九蔵に追い返された成歩堂たちは警察署を訪ねる。糸鋸はうらみが鹿羽組の組長、鹿羽権太の孫娘だと明かす。鹿羽は街の闇金融業界を牛耳っていて、芝九蔵も頭が上がらないという。糸鋸は岡も芝九蔵から1000万円借りていた事を成歩堂に教える。優秀なプログラマーだった岡はコンピューターウイルスのプログラムを作っていて、高性能のものは数億円で取り引きされる事もあるという。芝九蔵が持っていたクリーニング・ボンバーと書かれたディスクの中身は岡が作ったウイルスだった。続いて、成歩堂たちは留置所にいるマコに話を聞きに行く。成歩堂はマコから新たな事実を聞き出し、徐々に事件の核心に迫るが…。