第6話8月8日(木) よる11時58分~0時53分放送
『白根総合病院』から、末期の肺がん患者・原口亮介(田中隆三)が逃げ出した。副院長兼外科部長・天龍一郎(尾美としのり)は、研修医・三沢光成(山口大地)を叱責し、原口の捜索が始まる。
『馬場医院』では、馬場飛鳥(忽那汐里)の親友で、数日後に結婚を控えた永原春菜(入来茉里)のお祝いをしていた。その様子を、窓の外から覗き込む男がいる。…原口だ。倉橋次郎(郭智博)と釣りから帰ってきたジャンボ(眞木大輔)は原口に気づき、“ご新規さま”と無理矢理に連れ込む。すると原口は激しく咳き込みだし、倒れてしまった。ジャンボは原口の病状を把握するが、身元を明かさないことから入院を拒む。しかし飛鳥は「弱っている人を放り出せない!」と入院させてしまう。
翌朝、原口が姿を消し、春菜のカルテがなくなっていることに気づく飛鳥。春菜の身を案じ、飛鳥は必死に行方を追った。飛鳥は、春菜の父・工務店を営む永原正一(佐戸井けん太)に原口の手掛かりを求めるが、心あたりはないという。しかしジャンボは、永原が春菜にレントゲン検査を毎年受けさせていることに疑問を感じ、その背景を調べ始める。
一方、春菜と出会った原口。結婚のお祝いの言葉とともに、何かを伝えようとするが、春菜が倒れてしまった。春菜を背負い、必死に走り出す原口。その姿を飛鳥と三沢が見かけ、原口は再び白根総合病院へ、春菜は馬場医院へ入院する。
――原口は、春菜の実の父親だった。20年前、原口は法律で規制されていたアスベスト建材を販売する事件に関わり、その責任から春菜と妻を置いて姿を消し、2人を永原に託した。春菜の母親もアスベストが元で亡くなり、原口もアスベストが原因で肺がんを発症。春菜が発病することを心配し、真実を伝えにきたのだった。
そんな原口を、天龍の反対を押し切り、ジャンボは馬場医院に連れ出す。そして春菜、実の父・原口、育ての父・永原が向かい合う。結婚式前夜――すべての真実が明らかにされる。