第12話9月19日(木) よる11時58分~0時53分放送
天龍一郎(尾美としのり)は、ジャンボ(眞木大輔)の医師免許停止を求め、厚生労働省の医道審議会に告発する。医道審議会委員を前に天龍から激しく責め立てられるジャンボ。そのとき突然、天龍の異母弟・倉橋次郎(郭智博)が口を開き、ICレコーダーを再生した。内容は、天龍が製薬会社MRの高島にウソの被害届けを出させるため、脅迫したときの会話だった。ジャンボを救うため、そして兄の目を覚ますため、行動を起こした倉橋だったが、天龍は最愛の弟までも自分を裏切ったと受け取った。
『白根総合病院』理事長・白根英雄(大出俊)が心臓病を患っていることがわかる。しかし、白根が「かかりつけ医」としてジャンボを選んだことを知った天龍は、ますます孤独感を強めていった。
さらに、医道審議会に出席していたクレーマー・石倉義雄(西村清孝)が倉橋の部屋に現われる。天龍を恐喝するため、ICレコーダーを奪いに来たのだ。兄を守るため、必死に抵抗する倉橋。石倉から暴行を受ける中、ICレコーダーは奪われ、毒性の強い薬・トリクロロエチレンの瓶が割れてしまう。気を失い、トリクロロエチレンを長時間吸引した倉橋は「急性肝炎」を発症した。『馬場医院』での治療には限界があり、ジャンボは『白根総合病院』で倉橋を治療してもらえるよう、天龍を説得する。しかし天龍は、弟の真意を知らずに受け入れを拒否。自分に意見をした医療ジャーナリスト・里中麗子(笛木優子)までも切り捨てた。
そんな中、『馬場医院』の病室から、倉橋が姿を消した。石倉からICレコーダーを取り戻しに行ったのだ。しかし、ジャンボと馬場飛鳥(忽那汐里)が駆けつけたときには、瀕死の重傷を負い、「劇症肝炎」にかかっていた…。
兄を守りたいという倉橋の思いを受け止めるジャンボと飛鳥。壊れそうな兄弟の絆をつなぐためにも、ジャンボは叫んだ――「死なせてたまるか!」