♯6 「二億円のルビーが消えた!」2月9日(木) 夜23:58~
不治の病に冒された四ノ宮今日子の最期を看取る夫の丸田真司(木村祐一)。息を引き取る直前に今日子は2億円のルビーの事に触れ、あなたが相続する事になるが、すぐに消えてなくなると丸田に伝える。そして、「黒いカラスがルビーを守る」と意味深な言葉を残して息を引き取る。丸田は屋敷に呼びつけた黒川(板尾創路)たちに2億円のルビーが盗まれた事を明かし、総力をあげて捜索しろと高圧的に命じる。
今日子が療養のためにこの町に越してきた時から今日子と丸田のことが気にかかっていた黒川。今日子は丸田と知り合う前、他の男性と婚約していた。だが、今日子は自分が病に冒されていると知ると自ら婚約を破棄。その後、丸田と知り合ったのだ。白石(田辺誠一)は丸田が遺産目当てで今日子に近づいたと推理し、赤木(田中圭)は病気の今日子を捨てた婚約者に怒りを覚える。
黒川たちの前に丸田が現れる。丸田はルビーに懸賞金をかけ、ルビーを探しを公開する事にしたと伝え、警察の威信にかけて先に見つけ出せと言い放つ。翌日、器物破損事件が次々と発生し、警察署の電話は鳴りやまない状態に。丸田が懸賞金のポスターにルビーはカラスに盗まれたと書いた事が原因だった。カラスにはキラキラした物をついばみ、巣に持ち帰る習性があり、住人たちは木の上の巣を棒で突く時に器物を破壊していたのだ。
黒川たちはトーテムポールが破壊されたという通報を受けて小学校にやってくる。トーテムポールは赤と青の2本。破損していたのは赤い方で、その一部である鳥の赤い羽が壊れていた。黒川は破損させた少年、横田健司と第一発見者の矢吹はじめ(藤井隆)から話を聞く事に。矢吹は赤いトーテムポールに登る横田を歩道橋から目撃したと証言。危ないと思って、すぐに現場に駆け付けたという。黒川は2人の証言を聞き、不審な点に気付く。
翌朝、小学校から青いトーテムポールも破損していたという連絡が入る。黒川たちが現場に駆け付けると、青いトーテムポールの一部である青い鳥の尻尾の部分が破損していた。赤木によれば、矢吹は少年が登っていたのは青い方だったと前言を撤回。青い方に登った後、赤い方に登ったと証言を訂正したという。白石は横田少年がウソをついていたと疑うが、黒川は矢吹がウソをついている可能性もあると考える。黒川は横田に真相を確認するが、横田は青い方には登っていないと主張する。
この後、黒川たちは巣を叩き落とす棒が販売されていると知り、取り締まりに行く。だが、その棒を販売していたのは黒川の妻、静江(鶴田真由)だった。黒川はばつが悪い思いをしつつ静江とバイトさせた男に事情聴取。男は恐喝や暴力沙汰で何度も逮捕歴があり、黒川は男の顔を見てピンとくる。その男は丸田の部下の1人だった。何かを思いついた黒川は小学校を再訪。黒川は職員から貴重な情報を入手し、ルビーを守る黒いカラスの正体を見破るが…。