薔薇十字館殺人事件
File.5
青い薔薇の発表という名目で薔薇十字館に集められた招待客たち。そこで待ち受けていたのは奇怪な連続殺人だった。皇翔、小金井、祭沢、みるくの命を次々に奪っていく館の主、ローゼンクロイツ。高遠はローゼンクロイツの罠によって犯人に仕立て上げられる。そんな中、はじめは集まったメンバーには薔薇だけでなく、火事という共通点がある事を突き止める。さらに招待客の名前に薔薇の品種が入っている事に気付く。事件の真相へと近づいたはじめは杭が祭沢の遺体を貫いて床まで達していた理由、みるくの遺体が発見された時の違和感の理由を推理。そして、はじめは真犯人、ローゼンクロイツが使った巧妙なトリックを暴き、「謎は全て解けた!」と言い放つ。
この後、遊技場に閉じ込められた高遠が逃げ出し、はじめは高遠が自分をハメたローゼンクロイツを殺害しようとしていると察する。はじめは全員固まっていれば高遠も簡単には手を出せないと考え、美雪、毛利、八重姫、ジゼル、佐久羅、白樹をダイニングに集める。はじめはトイレに行きたいと言われ、八重姫とジゼルが部屋を出る事を許可する。この後、真犯人のローゼンクロイツは最後のターゲットの命を狙うが、高遠が邪魔して犯行を阻止。真犯人、ローゼンクロイツの正体はジゼルだった。
はじめはローゼンクロイツが仕掛けた謎を1つ残らず暴くと犯行を認めないジゼルに言い放つ。今回の事件のキーワードは2つ。1つは2年前のローズグランドホテルの火災だった。何百人もの犠牲者を出した大火災。はじめは皆がこの火災に居合わせたと考えていた。もう1つのキーワードは薔薇の名前。はじめはローゼンクロイツが殺害すべき人物の特定をできず、ホテル火災の当事者かつ薔薇の名前を持つ人物をこの薔薇十字館に集めたと推理する。はじめはローゼンクロイツが殺害すべき人物を絞り込むために使ったのが美咲、蓮花という薔薇の品種と考えていた。
美咲と蓮花は皇の遺体に添えられ、ジゼルが詩を詠んだのは、やましい事がある人物を恐怖させるためだった。この演出によってパニックを起こして小金井が自滅したのは未必の故意だった。そして、薔薇風呂にも入れられた美咲と蓮花。ローゼンクロイツはこの風呂に入らなかった3人を罪人と特定したのだ。ローゼンクロイツは1人1人に違う薔薇柄のタオル、タオルの回収ボックスを用意したのは未使用のタオルから罪人を特定するためだった。続けて、はじめは祭沢が殺害された時の薔薇密室の謎、みるくが殺害された時の心理トリックを暴いていく。この後、ジゼルが犯行に及ぶ原因となった2年前の忌まわしいホテル火災の真相、高遠の異母妹の正体が明らかになっていく…。
登場人物
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月読ジゼル
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白樹紅音
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毛利御門
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佐久羅京
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祭沢一心
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冬野八重姫
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小金井睦
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禅田みるく
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皇翔