薔薇十字館殺人事件
File.3
青い薔薇の発表を理由にローゼンクロイツと名乗る謎の人物に薔薇十字館に集められた招待客たち。そこで待ち受けていたのは奇怪な連続殺人だった。朝食にも毒が盛られていないかと疑心暗鬼になる招待客たち。高遠は無差別殺人の可能性はないと断言し、全滅させる気なら夜にでも館に火を放てばいいと発言する。みるく、白樹、八重姫、佐久羅、ジゼル、毛利は火という言葉を聞いて一斉に表情が強張り、はじめは集まったメンバーの共通点は薔薇と火と考える。
この後、高遠は異母妹にこだわる理由をはじめに打ち明ける。高遠には会った事もない本当の父親がいて、異母妹が自分のルーツを知る唯一の手がかりだという。しばらくすると、毛利はローゼンクロイツのメッセージを皆に届ける。はじめと美雪が受け取ったメッセージには午前11時55分に南端の部屋の外に来いと書かれていた。南端の部屋は開かずの間だった。はじめと美雪は玄関ホールから外に出て、棘に触れないように薔薇のアーチを慎重に通って南端の部屋の外にやってくる。
その時、南端の部屋から女性の悲鳴が聞こえてくる。はじめが窓を叩くと、一瞬、カーテンがめくれ、窓に押し当てられたみるくの着物が見える。はじめたちは地下の階段から南端の部屋に入る事に。はじめたちは1階ホールにいた白樹と共に地下ダイニングへ。地下ダイニングには毛利がいて、そこに八重姫、ジゼルが続けてやってくる。この後、はじめは皆と共に地下の南端の部屋前に行って高遠と遭遇する。高遠がローゼンクロイツに来いと指示された場所は南端の部屋前だった。
はじめたちが地下から南端の部屋に入ると、床には赤い薔薇が散らばり、絶命したみるくが横たわっていた。みるくは着物の右袖を切られ、背中からボウガンの矢で射貫かれていた。「私を射止めて」という赤い薔薇の花言葉になぞらえて殺害されたみるく。佐久羅の姿はこの場になく、毛利が部屋まで様子を見に行く事に。はじめは光の加減で外の十字架の影が見えるカーテンに注目する。カーテンを開けると、十字架の影が床に伸びていた。時刻は12時5分で、はじめは少し違和感を抱く。
佐久羅はローゼンクロイツの指示に従い、自分の部屋の前にいた事が判明。ローゼンクロイツのメッセージはバラバラで、はじめと美雪が第一発見者として選ばれたのだ。八重姫は状況から考え、地下の南端の部屋前にいた遠山(高遠)を犯人と疑う。この後、ジゼルは遠山の正体が地獄の傀儡師、高遠と皆にバラす。ジゼルははじめが遠山を高遠と呼んでいるのを偶然聞いていた。犯人と決めつけられた高遠は縛られ、遊技場に閉じ込められる。この後、はじめは遊技場の前まで行き、「誰が犯人だと思う?」と中の高遠に質問。はじめと高遠が真犯人、ローゼンクロイツと考えているのは同じ人物だった…。
登場人物
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月読ジゼル
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白樹紅音
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毛利御門
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佐久羅京
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祭沢一心
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冬野八重姫
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小金井睦
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禅田みるく
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皇翔