ヤッターマン ストーリー
江ノ島海岸に遊びに来たガンちゃんたちは、特設会場で金魚柄のアロハシャツを着た男「崖っぷちのトールー」のショーを見る。崖っぷちのトールーとは英語と日本語が入り混じった「トールー語」で人気のエンターテイナーで、ガンちゃんは大ファンである。
その頃、ドロンボー一味も同じ海岸に遊びに来ていた。崖っぷちのトールーを見たドロンジョは、この夏はものすごい金魚フィーバーが来るであろうことに気づき、金魚すくいの店を出すことに。それは、くだらない仕組みで絶対に金魚を捕らせないインチキ商売であった。
そんな中、ドクロベエから指令が届く。今週のドクロリングは、崖っぷちのトールーが持っている「やぶからスティック」という棒についているという。さっそくドロンボーは、新たなメカを造って、トールーが住む江ノ島へ向かう。ヤッターマンも後を追う。
ドロンボーが江ノ島に着くと、トールーは、その名の通り、“崖っぷち”にある家に住んでいた。エンターテイナーは、人気がなくなると仕事がなくなってしまう。そんな崖っぷちの仕事であることを肝に銘じるため、トールーは崖っぷちの家に住んでいるのだという。
ドロンボーはその心意気に感動したと言って、トールーに弟子入りする。そして、なんとかやぶからスティックを見せてもらおうとするが、トールーはまずトールー語をマスターさせようとする。そのレッスンをしているうちに、トールーの家は傾き、海に落ちてしまう。その混乱に乗じて、ドロンボーはやぶからスティックを奪う。
駆けつけたヤッターマンにトールーは、今までやぶからスティックにこだわり過ぎていたので、もう諦めるという、しかし、ヤッターマンは、ネバーギブアップ!とトールーを励まし、やぶからスティックを取り戻すために立ち上がる。
ヤッターワンの鼻でドロンボーの臭いを頼りに追いかける。こうしてなんとかドロンボーを発見!金魚メカとの戦いが始まる! トールーも芸人魂をかけて参戦し、戦いは大変ことに!
果たして戦いの行方は!?
やぶからスティックを取り戻すことはできるのか!?
今週のメカ紹介
世間は、魔法使いの少年が大活躍する物語の話題で持ち切りだった。このブームに便乗しない手はないと考えたドロンボー一味は“インチキ魔法のホウキ”を売り出して荒稼ぎする。そこに現れるドクロベエ。今回、入手した情報によると、ドクロリングは筑波市の中学校で発明部に所属する堀田くんの発明品の中に隠されているという。さっそく、ランプ型メガ・アラビンドビーンで出撃するドロンボー一味。この情報をキャッチしたヤッターマンたちもドロンボー一味を追ってヤッターペリカンで筑波へと飛んだ。
堀田くんが所属する発明部は、ふしぎなアイテムを次から次へと発明することから通称“魔法部”と呼ばれていた。堀田くんを発見したヤッターマンたちは更にびっくり! メガネといいオデコの傷といい、まるで、あの魔法使いの少年そっくりだった! 明日開かれる発明コンクールに改造中のスーパー掃除機を出品しようと奮闘する堀田くん。しかし、改造が思うようにいかず苦戦していることを知った1号は、メカいじりの才能を活かして堀田くんに色々とアドバイスをする。
そしていよいよ発明コンクール当日。堀田くんは1号のアドバイスのお陰でなんとか完成に漕ぎ着けた掃除機を手に、コンクールに挑む。ところがボヤッキーの妨害工作により他の出品者たちの発明品が突如暴走をはじめ、会場は大混乱! この混乱に乗じて掃除機を奪おうとたくらんでいたドロンボー一味。ところが掃除機が暴走してしまい堀田くんを乗せたまま大空へと飛び立ってしまう。
まるで魔法のホウキのようにジグザグに飛行する暴走掃除機を追って、ヤッターペリカンとアラビンドビーンもすぐさま飛び立つ。果たしてヤッターマンは堀田くんを救い出し、ドクロリングを守ることができるのか? 命運をかけた大空中戦が、いま筑波の上空ではじまる!
今週のメカ紹介
イケメン特撮ヒーローは子どもたちだけでなく、その母親の間でも大人気。ところがガンちゃんときたら髪はボサボサ、寝グセだらけでヒーローとしての自覚なんてまるでゼロ。アイちゃんにせき立てられるがまま散髪へと出かけたガンちゃんは奇妙なヒーローショーを目撃する。その名も「ドロンソルジャー・ショー」!
人気の秘訣でも探ろうかと人垣に混じったガンちゃんだったが、その怪しげなショーは、もちろんドロンボーたちが仕組んだものだった。
ガッポリ稼いだドロンボーたちのもとへドクロベエの指令が舞い込む。情報によると今週のドクロリングは香川県のシンボル、金刀比羅宮の長い階段を上った先にある灯籠の一つに埋め込まれているという。香川の特産品てんこもりのドンブリ型メカ、サヌキウッドーンで金刀比羅宮へと向かうドロンボー一味。結局、ボサボサ頭のまま飛んで帰ったガンちゃんも、ヤッターワンで香川へ向かう。
香川に到着したヤッターマンたちは、まずは腹ごしらえと立ち寄った讃岐うどん屋で独自のヒーロー論を熱っぽく語る夫婦と出会う。ともに正義を愛するものとして、すっかり意気投合するヤッターマンとうどん屋の夫婦。と、そこへ謎のメカが金刀比羅宮を襲っているとの一報が飛び込んでくる。こうしては、いられない!
早々とドクロリングを手に入れ、とっとと退散しようとしていたドロンボー一味の前に立ちはだかる謎の影。いつものごとくヤッターマンの登場かと思いきや、屋根の上でポーズを決めていたのは香川県が産んだご当地ヒーロー、コンピラーXの二人だった!ところがこのヒーロー、それっぽいのは見てくれだけで屋根の上からハシゴで降りたり、手作り感まる出しの武器で攻撃したりと、やる事なす事、生活感がにじみ出ていて、どうにもローカル色が強すぎる。ドロンボー一味に、いとも簡単に捻り上げられてしまうコンピラーXだったが、倒されても倒されても勝つと信じて懸命に立ち向かう。そんなコンピラーXの姿が、見守っていたヤッターマン1号の胸を熱くする。果たしてコンピラーXの正体は?
そしてヤッターマン1号はヒーローとしての自覚に目覚めることができるのか!?
今週のメカ紹介
ガンちゃんは親戚からあずかった小学一年生の男の子、丈治(じょうじ)くんのことで頭を悩ませていた。というのも、この丈治くんは家からなかなか出ない究極のインドア派なのだ。冒険家だった祖父から譲り受けた、幻の秘宝・クリスタルスカルの隠し場所を記した宝の地図を解読するため、もうずっと部屋にこもったまま顔も見せない日々が続いていた。「宝を探して秘境をかけずり回るなんて古くさい!」とインターネットで情報を収集するとっても現代っ子な丈治くんは、インディならぬ、インドア・ジョージと呼ばれていた。
そしてついに判明したクリスタルスカルの隠し場所はなんと、東京の定番観光スポット、浅草だった!
半信半疑のまま、丈治くんと一緒に東京の名所を巡る観光バス・ハートバスで浅草へと向かうことにしたヤッターマンたち。ところが浅草行きのハートバス乗り場はインディーズ・バンドで活躍するインディーズ系ジョーンズや、ターバンを巻いたインド人ジョーンズ、カップ麺が大好きなインスタント・ジョーンズにサメ人間のインディ・ジョーズなど怪しすぎる冒険家たちで溢れかえっていた。なんでも、近くの売店で手に入れた宝の地図に、浅草にクリスタルスカルがあると記されていたらしい。このインチキ宝の地図を作り荒稼ぎをしていたのは案の定、ドロンボー一味だった。ボヤッキーが、「所さんの日本全国ダーツの旅」を真似てテキトーにダーツで決めた宝の地図だったのだが、偶然にも本物のクリスタルスカルの隠し場所を指し示していたのだ。ドクロベエからそのクリスタルスカルこそが今回のドクロリングだと指令を受けたドロンボーたちは、ヤッターマンたちを乗せたハートバスを追って浅草へと向かう。
浅草にはクリスタルスカルを探すニセモノ・ジョーンズたちが溢れ返っていた。邪魔なニセモノ・ジョーンズたちを浅草名物サンバカーニバルのダンサーに扮して、お色気作戦で一網打尽にするドロンジョたち。ちょうどその頃、ヤッターマンと丈治くんは裏道にある怪しげな骨董品屋で本物のクリスタルスカルを発見していた!
そのことに気づいたドロンボー一味は浅草の名所「花やかた」にある絶叫マシン型メカ・カイテンゴンドラーンでクリスタルスカルを奪いにかかる。今まではパソコンにばかり向かっていた丈治くんに襲いかかる本物の試練と冒険。ヤッターマンたちは丈治くんを救い、クリスタルスカルを守ることができるのか!?
今週のメカ紹介
いよいよ大詰めを迎え、盛り上がりを見せるアメリカの大統領選挙。一方、ここ東京でも妙な男が大統領選挙の街頭演説に立っていた。その候補者の名はBB・ボヤッキー。なんと、アメリカ大統領に当選したあかつきには投票者全員をアメリカに無料で招待し、おまけに副大統領に就任させるという。ただし投票したければ1票につき1万円を支払うという謎の料金システム。この怪しすぎるトンデモ選挙を仕組んでいたのはもちろんドロンボーたちだった。
まんまと大金を集めたドロンボーたちの元へドクロベエからの指令が入る。その情報によると今回のドクロリングは“USA”の小学校で行われる選挙に関係しているという。
「USA、ということはアメリカでございますか、ドクロベエ様?」
「このアカポンタン! “USA”と書いて“ウサ”と読むだべぇ!」
という訳でドロンボーたちはさっそく、選挙には欠かすことのできないウグイス嬢の魂を受け継いだメカ、ウグイスのジョーで大分県は宇佐市へと向かった。
目指すUSA学園では、日焼けしてちょっと色黒な小浜くんと、栗きんとん屋の一人娘のひらりちゃんによる白熱した生徒会長選挙の真っ最中だった。その選挙で選ばれた生徒会長が胸につけるバッジこそが今回のドクロリングだと指令を受けたドロンボーたちは、ボヤッキーが転校生に、ドロンジョとトンズラーがその保護者になりすまし選挙戦に乱入する。当選したら給食は毎日ケーキつき、授業は全部休み時間で、校庭に遊園地まで造るなどという無茶苦茶な公約をかかげて生徒たちを買収しまくるドロンボーたち。おかげで旗色が悪くなった小浜くんとひらりちゃんを助けるためヤッターマンが登場しメカ戦へと突入する。ウグイスのジョーの2丁拳銃に苦戦するヤッターワン。おまけに頼みの綱のメカの素まで壊されてしまいヤッターマンは大ピンチ。とそこへ、視聴者代表の男の子が駆けつける。この男の子こそ、以前に募集したビックリドッキリメカイラストコンクールで大賞に選ばれたメカの考案者だったのだ。果たしてヤッターマンたちは、男の子が考えてくれたビックリドッキリメカでピンチを脱することができるのか!?
今週のメカ紹介
約2ヶ月間のご無沙汰の末、ついに満を持して注目の新番組『天才ドロンボー』の放送がスタート!!!…なーんて妄想をしていたドロンボーたちのもとへ、ドクロベエからの指令が入る。その情報によると、今回のドクロリングは海底深くに沈む大海賊ウヒィの船に隠された「ゴムの指輪」に違いないという。
深海の王者ダイオウイカ型メカのダイオーイカーンに乗り、沈没船が眠る海域へと向かうドロンボーたち。その情報をキャッチしたヤッターマンもヤッターペリカンで追いかける。必殺ウィングカッターでダイオーイカーンの足を切り落としたまでは良かったが、ダイオーイカーンに海中深く潜られてしまい、ヤッターペリカンは手も足も出ない。まんまとペリカンから逃げおおせたダイオーイカーンも基地に戻って切られた足の修理をすることに。
ドロンボーたちはメカの修理費を稼ぐため、「3と3の倍数のときはアホになり、5と5の倍数のときは犬に、7と7の倍数のときは気持ちよくなれる」というジャケットをいつものインチキ商売で実演販売する。そこへたまたま通りかかった本物の「世界のナベアツ」だった。自分のギャグが使用されていることに抗議するがドロンボーたちに逃げられてしまう。助けを求めてヤッターマン基地を訪れたナベアツを出迎えたのは、ゲッソリとしたガンちゃんだった。
ヤッターメカの弱点が水中戦にあると気づいたガンちゃんは水中戦に強い第3のヤッターメカのアイデアを練っているところだった。父親の造りかけを引き継いで完成させたヤッターワンや、未来の自分が造ったヤッターペリカンではなく、今度のヤッターメカは現在の自分が持てる技術力だけで造るとあって気合いが入る。しかしなかなか良いアイデアが浮かばないところに、「アホになって自分を解放すれば、良いアイデアが浮かびますよ」とナベアツにアドバイスされる。一緒に3の倍数と3のつく数字のときだけアホになって数を数えながら街を歩いていたガンちゃんは、最後に行き着いた水族館でさかなクンと出会う。
そこで見たチョウチンアンコウの説明をさかなクンから受けたガンちゃんは遂にメカのアイデアをひらめく。そうして完成させたヤッターアンコウは、ガンちゃんそっくりの魂を持ったメカ…のハズなのだが、どういう訳かヘンテコなラップを口ずさむ、ちょっと変わったメカだった。ともかくヤッターアンコウに乗り、ドクロリングを探して深海へと向かうヤッターマン。そこで待ち受けていたのはパワーアップしたドロンボーメカのゼータ・ダイオーイカーンだった!新メカヤッターアンコウとの海中大激戦は見逃せない!!
今週のメカ紹介
相変わらずハンカチ王子の人気が根強いことに目をつけたドロンボー一味は、ズボンから半分だけお尻を出した「ハンケツ王子」に扮して野球少年たちを集め、絶対に野球で甲子園に行けるという“奇跡のハンカチ”を、お守りとして売りつける。
そんなドロンボーたちのもとへ、ドクロベエからの指令が入る。今回は、甲子園球場のお隣、その名も「トウモロコウシ園球場」で開催される野球大会の優勝トロフィーこそがドクロリングに違いないという。さっそく野球チームを結成して大会に出場すべく、それぞれが助っ人を2人ずつ探すために街に散らばるドロンボーたち。ところがドロンジョ、ボヤッキー、トンズラーの3人がスカウトしてきたのは、なんと自分たちと顔がそっくりな歴代の悪玉トリオだった。と言うわけで、3人×3組=9人でドロンボー・オールスターズを結成し、トウモロコウシ園球場へと乗り込むドロンボーたち。
一方、ドクロベエの情報をキャッチし、トウモロコウシ園球場へと向かっていたヤッターマンたちは、ドロンボーの妨害で道に迷って困っていた少年野球チーム・オージーズと出会う。オージーズのメンバーは赤い靴下をこよなく愛するピッチャーのクツシタ王子に、アニキ的存在のバンチョー王子、ホームランバッターのカイジュー王子、イケメンだけどいつもダルそうなダルダル王子に、打って走れるハチロー王子と、どこかで見たような顔ばかりの天才少年チームだった。少年たちをトウモロコウシ園球場へと送り届けたヤッターマンはドロンボーの優勝を阻止するため、チームに参加して大会に出場する。
ところが審判を味方につけ、おまえに反則だらけのドロンボー・オールスターズのプレイに、何度もピンチにおちいるオージーズ。おまけにガンちゃんは野球を一度もやったことがないことが判明!
果たしてヤッターマンたちはドロンボーの反則野球に打ち勝って、優勝トロフィーを死守することができるのか!?野球解説には、なんと松村邦洋が登場!!得意のモノマネで豪華解説者が次々に登場する!?
今週のメカ紹介
ちまたで評判の「エコブーム」に目をつけたドロンボーたちは「なんと電池だけで動いちゃう全自動洗濯機!」などとテキトーな説明をつけ、ただの洗濯板を売りさばく。そこへ現れたドクロベエの情報によると、水戸黄門が持っていた印籠の「根付け」こそがドクロリングに違いないらしい。
というわけで江戸時代へ向かうメカを造ることになったボヤッキーは「江戸」=「エド」ということで、24時間テレビで100キロマラソンを完走したエドはるみのパワーで動くメカ・エドハルミヨンを完成させる。しかも、その動力炉に入っているのは、なんとエド・はるみ本人なのだ!
ドロンボー一味を追って江戸時代へと向かったヤッターマンたちは、そこでガンちゃんによく似た岩之介と出会う。カラクリをいじるのが大好きなこの岩之介は、なんとガンちゃんの祖先だった!
野良犬に吠えられ困っていたどこかのご隠居をあざやかに助けた岩之介のきっぷの良さに惚れ惚れするアイちゃん。それにひきかえガンちゃんときたら…。ところが岩之介は犬猫憐れみの令のおふれに反したとして奉行所に捕えられてしまう。「人助けをしただけなのに、許せない!」ついに正義の心に火がついたガンちゃんはヤッターワンで奉行所に乗り込む。
お白州で“遠山の金さん”気取りのお奉行の裁きを受けていた岩之介を、寸でのところで救出するヤッターマン。一触即発の事態になりかけたところに、先ほど岩之介が助けたご隠居が部下を連れて現れる。なんと、このご隠居こそが印籠の持ち主である水戸黄門だった。
これにて一件落着…かと思われたその時、エドハルミヨンが乱入しメカバトルに突入する。体内に納められたエド・はるみのアクションに連動して動くエドハルミヨン。 その両腕からくり出される“グーグーパンチ”に苦戦を強いられるヤッターワン。その時、岩之介が自ら造ったカラクリメカ・ヤッターヨコヅナで応援に駆けつける!
時空を越えた祖先とご先祖のタッグチームはドロンボーの野望を阻止することができるのか!?
今週のメカ紹介
大晦日の国民的名物といえば、毎年放送される『紅白メカ合戦』!歌ありメカありの人気番組で、今年も小林幸子と美川憲一の豪華メカ対決に注目が集まっていた。
ところが本番直前、番組で小林幸子が用意していたメカが故障してしまう。
実はこれはドクロベエからの指令を受けたドロンボー一味の仕業だった。
というのもドクロベエの情報によると紅白メカ合戦の優勝旗こそが今週のドクロリングに違いないというのだ。ドクロベエの指示どおりに小林幸子のメカを壊したドロンボーたちは、いつものように怪しいインチキ商売で集めた資金で作り上げた新しい紅白用メカ・サチコDXを手土産に、変装して小林幸子に近づく。メカが故障し、困っていた小林幸子は変装したドロンボーを信頼し提供されたサチコDXで紅白メカ合戦に出演することを決断してしまう。
そして、いよいよ番組がスタート。
お茶の間でも人気のスターが紅白に分かれて熱戦を繰り広げる中、出番が近づいた小林幸子はついにサチコDXと共にステージに立つ。 ボヤッキーがサチコDXにインプットした機能は、なんと小林幸子がこれまで本家・紅白で着た歴代の衣裳に変型する“紅白サチコメドレー”システム。
初めのうちは好評だったものの、過去の焼き直し衣裳がつづき客席の不満がつのりはじめる。
これでは優勝を逃してしまう、と追いつめられ焦ってしまったドロンボーたちは、ついに禁断の“究極変型ボタン”を押してしまう。
するとサチコDXが暴走し、周囲のものを呑み込みながらどんどん巨大化してゆく。
このままでは会場はおろか地球そのものが崩壊してしまう!
会場にかけつけたヤッターマンたちはサチコDXの暴走を食い止めるため、ヤッターワン、ペリカン、アンコウの3機を出撃し、チームプレーで立ち向かう。 大混乱の紅白メカ合戦の舞台、果たしてヤッターマンたちは地球の危機を救うことができるのか!?
今週のメカ紹介
世界スケート選手権の影響で日本はスケートブームに湧いていた。日本フィギュアスケート界を代表するのは、まるで平安時代からタイムスリップして来たかのような雰囲気が魅力の眉賀(まゆが)マロ選手。テレビの前で熱心にマロちゃんを応援するガンちゃんの姿に、ちょっぴり焼きもちのアイちゃんだったが、ガンちゃんにスケートに誘われて大喜びで近くのスケート場へと向かう。ところがスケート場の近くで怪しいスケート靴を売る店を発見!どんなに押そうが引こうが絶対に倒れないスケート靴にお客が殺到するが、ガンちゃんたちの睨んだとおり、スケートブームに目をつけたドロンボーたちの店だった。
今回のドクロベエの情報によると眉賀マロちゃんのイヤリングこそがドクロリングに違いないという。さっそく、居酒屋の定番メニューのホッケと、アイスホッケー選手のパワーを融合させたメカ、アイーッスホッケでスケート選手権の会場へと向かうドロンボーたち。情報をキャッチしたガンちゃんたちもヤッターアンコウで後を追った。
会場でマロちゃんを見つけたヤッターマンは試合中に必ずつけているイヤリングの秘密を聞く。なんとマロちゃんには誰かに名前を呼ばれると、ついつい手を振って応えてしまうクセがあり、以前はそのせいで演技中に転んでばかりだったのだが、耳元でチリーンと鳴るイヤリングをつけるようになってからは声援も聞こえず、演技に集中できるようになったのだという。ところが出番の直前、マロちゃんはドロンボーたちの姑息な作戦に引っかかりイヤリングを奪われてしまう。イヤリング無しでリンクに立ったマロちゃんだったが、客席からのマロコールに体が反応してしまい、なかなか演技が始められない。
イヤリングを取り返すため、逃走するアイーッスホッケをヤッターアンコウが追撃する!アイーッスホッケがくり出す、居酒屋の定番メニュー攻撃に苦戦するヤッターアンコウ。果たしてヤッターマンたちは、イヤリングを取り戻し、マロちゃんを優勝に導くことができるのか!?
今週のメカ紹介
“コブタのマーチ”は今ちまたで大人気のチョコレートのお菓子。その人気の秘密は、色々なポーズのコブタに混じって入っている、まゆ毛のついたハートのコブタ。超レアな、このハートのコブタを3つ集めて応募すると、どんな願いも叶うと評判の“ビックなコブタちゃんチョコ”と交換してもらえるのだ。バレンタインデーに、このビックなコブタちゃんをガンちゃんにプレゼントしようと、こっそりハートのコブタを集めていたアイちゃんだったが、何も知らないガンちゃんは間違えてアイちゃんのハートのコブタを食べてしまう。責任を感じ、ヘソクリを持ってコブタのマーチを買いに出たガンちゃんは怪しげなダイヤモンド工場の見学ツアーに並ぶ列を目撃する。この工場見学に参加すれば、もれなくダイヤモンドがもらえるというのだ。
「ダイヤをもらって帰ればアイちゃんの機嫌もなおるかも…」そう考えたガンちゃんだったが、案の定ドロンボー一味のインチキでガンちゃんはなけなしのヘソクリをだまし取られてしまう。
ドクロベエの指令によると、なんと今回のドクロリングはコブタのマーチの製造工場にプレゼント用として置いてあるビックなコブタちゃんチョコの鼻輪だというのだ!打倒ヤッターワンに燃えるボヤッキーは犬より強いオオカミ型メカ・オオカミーンで出撃する。ドロンボーの野望を阻止するため、そして、もしかしたらビックなコブタちゃんチョコが手に入っちゃうかも知れないという淡い期待を胸にヤッターマンも後を追った。
工場見学のツアー客に混じってコブタのマーチの製造工程を見学していたドロンボーは目的のビックなコブタちゃんチョコが隣の第2工場にあることを知る。無人の第2工場に忍び込んで好き放題暴れるドロンボーたち。そこへヤッターマンも現れて製造ライン上でのビッグなコブタちゃんチョコの争奪戦が展開する。果たしてガンちゃんはドクロリング…というよりビックなコブタちゃんチョコを手に入れて、アイちゃんの悲しみを癒すことができるのか!?
今週のメカ紹介
いつもと変わらないヤッターマン基地の昼下がり。気持ち良さそうに居眠りするガンちゃんを優しいまなざしで見つめていたアイちゃんの幸せなひと時は、ガンちゃんの寝言で打ち砕かれる。あろうことか寝言で別の女の子の名前を口にしたのだ。その“ミユちゃん”についてアイちゃんが問いただすと、ガンちゃんが昔、妹のように可愛がっていた遠い親戚の娘だという。小さい頃の話とはいえ、結婚の約束まで交わした相手だと知り、気持ちの治まらないアイちゃん。と、その時、玄関のチャイムが鳴る。ドアの外に立っていたのは、美しい娘に成長したミユちゃんだった!
一方、ドクロベエの情報によりドクロリングが、マリモで有名な北海道はマチュー湖の、ご当地キャラクターである“ポリモッコリ”の像のモッコリの周りに飾られた輪だと知ったドロンボーたちは、三つ編みにそばかすにグルグル眼鏡の委員長型メカ、その名もガッQイインチョーで北海道を目指す。
ミユちゃんが、ガンちゃんと交わした結婚の約束を果たすために訪れた事を知り、アイちゃんとの間に微妙な空気が流れる中、オモッチャマがドクロリングの情報を持ち帰る。ミユを基地に残し、ひとまず出撃するヤッターマン。ずっと慕っていた相手が正義の味方であったことを知り、ミユちゃんは何かを決意する。
マチュー湖の湖畔で互角の戦いをくり広げるヤッターアンコウとガッQイインチョー。ところが、グルグル眼鏡を外した途端、ガッQイインチョーが真の姿を現し、ヤッターアンコウは劣勢に立たされる。と、その時、崖の上に現れたミユちゃんが戦闘美少女・ヤッターマン4号に変身し、ヤッターワンのピンチを救う! ガッQイインチョーがくり出す、“食パン遅刻攻撃”をはじめとする学園モノの黄金のパターン攻撃を、いとも簡単にかわし、ヤッターマン以上の活躍をみせるミユちゃん。このまま『ヤッターマン』は萌えアニメになってしまうのか?
そしてガンちゃん、アイちゃん、ミユちゃんの恋の行方は!?
今週のメカ紹介
突如、ヤッターマン基地に押しかけてきたのは『ヒーロー密着24時』というドキュメンタリー番組のスタッフたち。色々なヒーローに24時間密着してその秘密に迫るこの番組が次のターゲットに選んだのはヤッターマンだったのだ!
問答無用でカメラを回すディレクター。正体を知られてはならないガンちゃんたちは、あくまでヤッターマンの知り合いのふりをして、ごまかそうとする。
その頃、ドロンボーたちのもとへドクロベエからの指令が届いていた。今回のドクロリングは、なんと『ヒーロー密着24時』のディレクターが身につけているらしい。さっそく、ドロンボーたちは「“あの人”に密着したDVD」を売りさばき、出撃メカの資金集めをする。
テレビ番組に取り上げられ、はじめはノリノリのヤッターマン1号だったが、出撃シーンを何度も録り直したり、あげくの果てに2号の実家である上成電器店にまで押しかけたりと、インパクトばかりを求めるディレクターの、やらせ同然の注文は、しだいにエスカレートしてゆく。
そんな中、ドロンボー一味に発見され、囚われの身となるディレクターと番組スタッフたち。ところがドロンボーたちのインパクトに着目したディレクターは、急遽、企画を『ドロンボー密着24時』に切り替えると、今度はドロンボーたちの私生活に密着しはじめる。ドクロリング探しもすっかり忘れてカメラの前に立つ、目立ちたがり屋のドロンボーたち。そして次々と暴露されていく、意外に地味なドロンボーたちのプライベート!
ついに明かされる、ドロンジョの謎につつまれた私生活!?
そこへヤッターマンが登場し、視聴者のアイデアで設計されたドロンボーメカとのバトルが始まる。性懲りもなくバトルのアングルにまで注文をつけるディレクター。果たしてヤッターマンはドロンボー一味の手からドクロリングを守ることができるのか!?
今週のメカ紹介
ぶらぶらと駅前の商店街を散歩するアイちゃんとオモッチャマ。そこに広がっているのは普段と何ら変わらない、ずらりと軒を並べたお好み焼き屋にタコヤキ屋・・・って、なんでやねん!と、思わず関西弁のツッコミが口をついて出るアイちゃん。いつの間にか東京の街並が大阪色に染まっていたのだ。これは何か異変が起きたに違いない! 基地に戻りガンちゃんに異変を知らせるアイちゃんだったが、すっかり関西弁に馴染んでしまっているガンちゃんは危機感ゼロ。と、その時、部屋のすみのロッカーの中から大河ドラマの主役でお馴染みの直江兼続がとび出てくる。
直江の話によると、徳川と豊臣の合戦の真っただ中にドロンボーと名乗る悪党が現れ、なんと豊臣方に味方しているというのだ。ドロンボーのせいで史実がねじ曲げられ、現在の大阪中心の世界につながっていると考えたヤッターマンはヤッターペリカンに飛び乗るとタイムトンネルをくぐって戦国時代へと向かった。
一方、ひと足先に戦国時代へと来ていたドロンボーたちは、秀吉の妻子である淀君と秀頼に取り入ると、豊臣軍の勝利と引き換えに、大阪城の天守閣に隠された黄金の千成びょうたんを手に入れようとしていた。実はこのひょうたんの飾りこそがドクロリングに違いないらしいのだ。
その時、徳川軍が大阪城に攻め入り、ついに大阪夏の陣がはじまる。デブで無精な武将メカ・その名もデ・ブショーに乗り、徳川軍を蹴散らすドロンボーたち。このまま豊臣軍が勝ってしまえば、大阪城を中心とする天下統一が成し遂げられ日本の中心は大阪に・・・つまり歴史が変わってしまう!歴史をゆがめる原因を断つため、ヤッターペリカンでデ・ブショーに挑むヤッターマンたち。一方、直江は、恩義のある淀君と秀頼を救うため、火の手が回りはじめた大阪城へと飛び込んでいく。果たしてヤッターマンたちは歴史を元の流れに戻すことはできるのか?
そして炎の中に飛び込んだ直江と、淀君と秀頼の運命は!?
今週のメカ紹介
故郷の会津若松からボヤッキーのもとに届いた一通の手紙。それは結婚の約束を交わした…かどうかまでは知らないが、愛しのおハナちゃんからの、ボヤッキーの身を案じる手紙だった。おハナに、立派なそば職人になってみせると約束し、故郷をとび出してから早5年、そば打ち修行そっちのけでドロンボー稼業に明け暮れていた自分を恥じたボヤッキーは、そば職人としての勘を取り戻す意味も兼ねて、インチキそば屋をオープンする。
おハナがくれた麺打ち棒で久々に腕を振るうボヤッキー。値段はインチキかも知れないが、そばの味は本物!と自負していたボヤッキーだったが、客からマズいと言われてしまい、すっかり自信を失う。そしてついにドロンボーを脱退する決心を固めるボヤッキー。その意思をくんだドロンジョが出した条件は、今回のバトルでヤッターマンを倒すことだった。そこへ現れたドクロベエの情報によると、ドクロリングはなんと会津若松のある鶴ヶ城にあるという!ドロンボー一味は、ボヤッキーの才能のすべてを注ぎ込んだメカ・アッカンベッコーで鶴ヶ城を目指す。
会津若松に到着したボヤッキーたちは、偶然、おハナと母親の会話を聞いてしまう。母親にそろそろ身を固めるように言われても、いつの日かボヤッキーが立派なそば職人になって迎えにきてくれると信じて聞かないおハナ。その言葉に感動したボヤッキーは、勝利への堅い決意を胸に、ヤッターマンに挑戦状を叩きつける。
いつものケンダマジックやシビレステッキの攻撃にもひるむことなく互角に渡り合うボヤッキー。その気迫に圧倒されたヤッターマンは、メカで決着をつけることにする。ボヤッキーの、会津若松への並々ならぬ郷土愛が詰まったアッカンベッコーの攻撃に、押され気味のヤッターワン。逆転を狙ったビックリドッキリメカ攻撃にも、なんと、ドロンボーオリジナルのゾロメカで対抗してくる。果たしてボヤッキーの執念は実を結び、今度こそヤッターマンを倒すことができるのか?そして、脱退を宣言したボヤッキーは、そば職人として故郷に錦を飾ることができるのか!?
今週のメカ紹介
集まった大勢の記者たちの前で婚約発表をするドロンジョ。気になるそのお相手は、なんとヤッターマン1号だった!・・・というのは、ドロンジョが見た夢の話。縁起でもないと、もう一度、寝直そうとしたドロンジョだったが、うっかりベッドの角に頭をぶつけて、はずみで本当に1号と結婚するものと思い込んでしまう。
不思議なことにガンちゃんとアイちゃんも、まったく同じ夢を見ていた。ドロンジョと1号の婚約発表が正夢になるのではないかと心配するアイちゃんに、「ドロンジョに心を奪われたりしない」と固く誓うガンちゃん。
一方、ドロンジョを心配したボヤッキーとトンズラーはドロンボーのテーマソングを歌ったり電気ショックを与えたりして記憶を呼び覚まそうとするがドロンジョの思い込みはますます強まるばかり。おまけに性格まで高潔で乙女チックなキャラクターに変わってしまったドロンジョに、せっかく考えたインチキ豪華クルーズ作戦まで邪魔されてしまい、ボヤッキーとトンズラーはすっかり困り果てる。そこへ現れたドクロベエの情報によると、東京湾に停泊中の豪華客船の舳先についている女神像の冠こそがドクロリングらしい。こうなったらドクロリングを5つ集めてドロンジョの記憶を元に戻してもらうしかないと考えたボヤッキーは史上最強のメカ・イカリブターンを完成させ、東京湾へと向かう。その情報をキャッチしたガンちゃんたちもヤッターマンに変身し、ヤッターメカを全機出動させて後を追った。
東京湾岸を舞台に壮絶なメカ戦を繰り広げるイカリブターンとヤッターメカチーム。3機のヤッターメカが力を合わせて攻撃するが、ドロンジョの記憶奪回に燃えるボヤッキーの気迫の前に歯が立たない。そしてドロンボーたちが手に入れた女神像の冠は、本物のドクロリングだった!
ドクロリングが5つ集まった瞬間、ついにドクロベエ本人が姿を現す。今、解き明かされるドクロリングの秘密!
果たしてドロンジョは記憶を取り戻すことができるのか!?
そしてヤッターマン1号との恋の行方は!?
今週のメカ紹介
ヤッターワン、ペリカン、アンコウの3機からなる無敵のヤッターメカチーム。ところが、唯一の問題点は移動速度の違いにあった。3機そろって出撃しても、ペリカンだけが先に現場に到着し、空を飛べないヤッターワンとアンコウは遅れてしまうのだ。何とか3機同時に行動する方法はないかと考えたガンちゃんは、新しいメカの開発に着手する。
その頃、ドロンボーたちは春の引っ越しシーズンに目をつけてインチキ引っ越しサービスで一儲けたくらんでいた。トラック一台分の荷物なら、どんなに積んでも運送料はたったの1万円だと言うのだが…。首尾よく金を稼いだドロンボー一味だったが、前回の放送から仲間に加わったドクボンに調子は狂わされっぱなし。長年、ドクロベエにこき使われ続けた習慣のせいで、孫のドクボンにまでひれ伏してしまう癖が抜けないのだ。そんなドロンボーたちの元に届いた指令によると、今回のドクロリングはドイツのノイシュヴァンシュタイン城のお隣の、ノンデバッカリデベロンベロン城にあるゴブレットなのだという。さっそく、新学期の新入生と聖なる戦士を組み合わせたメカ、その名も“ピッカピカノイチネンセイント”でドイツへと向かうドロンボーとドクボンたち。
その情報をキャッチしたガンちゃんは、アイちゃんとオモッチャマを地下深くにある新しい格納庫へと案内する。そこで待っていた巨大なメカこそ、3機のヤッターメカを運ぶためにガンちゃんが造ったヤッタージンベエだった! 些細なことにも感激する感動屋のヤッタージンベエは、「出動できて感動だジーン!」と、初出動に感動しながらドイツに向けて出発する。
目指す城に到着し、あっさりとゴブレットを見つけたヤッターマンがったが、そこに、ドロンボーの邪魔が入る。ピッカピカノイチネンセイントがくり出す、縦笛や給食袋などの“新学期のおなじみグッズ”攻撃に苦戦するヤッターワン。果たしてヤッターマンは、新しく仲間入りしたヤッタージンベエの力を得て、ドロンボー一味の手からドクロリングを守ることが出来るのか!?
今週のメカ紹介
ドクボンが仲間入りしてからというもの、ドロンボーたちは心の休まらない日々を送っていた。ドクボン得意のドクロベエの声真似で何度もダマされ、ひどい目に遭うドロンボーたち。たとえ腹が立っても、ドクロベエに変な報告をされでもしたらと思うと言い返すことも出来ず、ドロンボーたちは腫れ物にでも触るようにドクボンに接していた。そんな中、テレビでやっていたUMA(未確認生物)特集に目をつけたドロンボーたちは、ニセの雪男の毛を売って大儲けする。そこに現れたドクロベエの情報によると、ドクロリングはヒマラヤで目撃された雪男・イエティの歯に刺さっているという。さっそくヒマラヤへ向かおうとしたドロンボーたちだったが、なんと格納庫のメカが消えていた! ドクボンが勝手に乗って、ヒマラヤへ行ってしまったのだ!
ひと足先にヒマラヤに到着したドクボンとネエトンは偶然出会ったイエティの母親に、すっかり気に入られてしまう。どうやら、この母イエティは子供とはぐれてしまったらしい。おまけに、歯に刺さったドクロリングのために、母イエティは苦しんでいた。母イエティの愛情に、ちょっぴり心を打たれるドクボン。
一方、ドロンボーメカを追い、ヤッタージンベエでヒマラヤへとやって来たヤッターマンたちは、迷子になった子供のイエティと出会う。子イエティを助け、母親を捜す手伝いをするヤッターマン。
その頃、イエティの足あとを発見したテレビ番組の撮影隊が母イエティのすみかへと近づいていた。ドクボンは、すみかの場所を隠すためドロンボーメカ・ヒバゴングで外に飛び出し、撮影隊の注意を引きつける。そこへ駆けつけたヤッターマンは母イエティに子供を返そうとするが、歯の激痛に我を忘れた母イエティは子供の姿にも気づかず、暴れ出す。このままでは子イエティが踏みつぶされてしまう! 歯に刺さったドクロリングを外すため、ひとまず協力するヤッターマンとドクボン。果たしてイエティ親子は無事に再会することが出来るのか?
そして、ドクロリングは一体、誰の手に!?
今週のメカ紹介
水の都ヴェネチアは、アイちゃんが前から一度行ってみたい場所だった。ゴンドラに乗り、運河にかかる「溜め息橋」の下でキスをした恋人同士は永遠に幸せになれるという言い伝えがあるのだが…ガンちゃんは、さっぱり興味がない様子。
一方、ドロンボーたちは地球温暖化による海面上昇の不安をあおり、洪水になっても安心だという怪しげなライフジャケットを売って大儲けしていた。そこへ現れたドクロベエの情報によると、ヴェネチアはサンニャルコ広場の鐘つき塔についている"メダチ家"の紋章こそがドクロリングに違いないらしい。さっそく、ゴンドラ型のメカでヴェネチアへと向かったドロンボー一味を追って、ヤッターマンも出動する。任務とは言え、念願のヴェネチア行きに大喜びのアイちゃん。
ヴェネチアに到着するヤッターマンとドロンボー一味。争奪戦の末、紋章を手に入れたヤッターマンたちだったが、複雑に入り組んだヴェネチアの路地や水路を駆け回るうちに、1号と2号ははぐれてしまう。道に迷った2号に前に現れたのはメダチ家の末裔だと名乗るセインとルイの双子の美少年だった。「1号が持っている紋章は我がメダチ家にとって大切な宝物なので返してくれませんか?」と、2号に流し目を送るセイン。実は、この流し目こそ、どんな女の子も確実に落としてきたという必殺"メロメロ美少年ビーム"なのだ。ところが、頭の中が100%ガンちゃんのことで締められている2号にはさっぱり効果がない。自慢の必殺光線が通用せず自信をなくしたメダチ兄弟は、意地でも2号を落とすためキスをすれば永遠に幸せになれる伝説の溜め息橋へと2号を連れて行く。2号のキスが奪われそうになった時、颯爽と助けに現れる1号。「お前たちもドロンボーの仲間か?」と激怒する1号に、ついに双子が正体を現す。セインとルイは、ドクロリングを狙う第3の勢力、ドクロリングハンターのメンバーだったのだ!
そこへドロンボー一味も現れ、三つ巴のバトルが始まる。ドクロリングハンターとは、どんな組織なのか?
そしてドクロリングは一体誰の手に!?
今週のメカ紹介
外はお出かけ日和だというのに浮かない顔のアイちゃん。というのも、ガンちゃんがまた新しいメカ造りに熱中し、ちっとも遊んでくれないのだ。ガレージに籠りきりのガンちゃんを心配したアイちゃんは近所の遺跡発掘を見にガンちゃんを連れ出す。ところが、訪れた現場では怪しげな発掘イベントが行われていた。なんでも参加費さえ払えば「必ずお宝が見つかる」らしいのだが…。ちょうどそのころ世間では、親子で次々と遺跡を掘り当てるスコップ博士と娘のホリンが話題になり発掘ブームに湧いていた。そして今回の怪しげなイベントも発掘ブームに便乗したドロンボーたちが仕組んだものだった。そこへ現れたドクロベエの情報によると、ペルーのマチュピチュでホリン博士が探しているお宝こそがドクロリングに違いないという。さっそく、穴掘りとカラオケが得意なメカ・カラオケラーでマチュピチュを目指すドロンボーたち。
父であるスコップ博士の研究を助けて発掘作業を手伝っていた娘のホリンだったが、穴掘りばかりの毎日に嫌気がさし博士のもとを飛び出してしまう。ホリンにはアイドル歌手になるという夢があったのだが、父の研究のため今まで我慢してきたのだ。発掘現場を離れたホリンは、ドロンボーを追ってきたヤッターマンと出会う。一方、残されたスコップ博士のもとには協力者の振りをして近づくドロンボー一味の姿があった。
ヤッターマンからスコップ博士の身に危険が迫っていることを聞き、発掘現場へと戻ったホリンだったが、ドロンボー一味はすでに博士からお宝の場所を聞き出した後だった。解読した地図をもとにマグマ神殿の地下を掘り進むカラオケラー。ヤッターワンも負けじと掘るが、穴掘りのスピードではとても勝ち目はない。ピンチに陥ったヤッターワンの前に現れたのは、かねてよりガンちゃんが開発に没頭し、ついに完成させたヤッターモグラだった!「掘りますよ。掘ればいいんでしょ」なんだか不平の多い妙なメカだが、穴掘りにかけては抜群で、カラオケラーを猛追撃する。果たしてドクロリングは本物なのか!?
そして娘思いも博士が、どうしてもお宝を見つけたかった本当の理由とは!?