- 第12話
- 12月19日(木) 24:09~放送

「白馬の王子様なんていない。誰かが私を迎えに来てくれたりしない。私が誰を選ぶかだ」――2月22日、多香子の誕生日。実家で開かれる誕生日パーティに江川(新井浩文)を誘っていた原多香子(優香)だったが、別れを告げたはずの小津晃太郎(三浦貴大)から宮崎行きのチケットを渡される。江川とのパーティか、晃太郎との宮崎か…決断を迫られる多香子。
そんな折、江川の海外赴任が決まる。赴任地は南米、地球の反対側だ。「日本には原さんが待ってると思って行きたいんです」そう告白する江川。短い時間に、付き合うか否かの答えを出すことになる多香子。「私は考えすぎる方ですから、急がないと時間ばかり過ぎてしまう」。誕生日までには答えを出すと、多香子は江川に約束するのだった。
そしてやってきた2月22日、誕生日当日。婚約者・カオリの両親との食事会を予定していた晃太郎は、カオリ(河北麻友子)からの電話を振り切り空港へと向かう。一方の多香子は実家で江川やユウコを迎えるパーティの準備をしていた。江川が来ることを楽しみに浮かれる母・久恵と、ソワソワする父の敏夫。しかし多香子は晃太郎のことで気もそぞろ、手に持っていたグラスを滑らせて割ってしまう。それを見て、以前、割れたガラスで指を傷つけてた自分の手当をしてくれた晃太郎のことを思い出す多香子――「私、今日…ここにいられない。行かないと」そう言って、実家を飛び出す。
マンションに帰り、晃太郎からもらった航空チケットを探す多香子。しかし置いておいた場所に見当たらない。刻々と迫る時間…神様が行くなといっているのか、自分が見つけたくないと思っているのか……見つからなければ、平和な道を歩いて幸せになれる。しかし多香子は「どこ!? 出てきて!」航空チケットを必死で探し出し、空港へ急ぐのだった。
宮崎行きの搭乗最終アナウンスが流れる空港内。待ちぼうけていた晃太郎と落ち合う多香子。「来て…しまいました」「嬉しいです」そしてふたりは、宮崎に向かって旅立った。
多香子が抜け出した原家、そして晃太郎がすっぽかしたカオリの両親との食事会。双方が必死になってふたりを探すなか、宮崎に到着する多香子と晃太郎。到着したものの、多香子は江川や実家のことが頭を離れず、どうしても携帯が気になってしまう。晃太郎は「誰にも邪魔されたくないです」そう言って多香子の携帯を預かるのだった。
多香子の実家で待ち続ける江川。晃太郎が来ることを信じて食事会の会場で待っているカオリ。「おとぎ話は簡単だ。王子様といられればそれで幸せ。でも現実は違う…」誰かを傷つけて得る幸せはちゃんと幸せと呼べるのだろうか?…迷う多香子の表情は暗い。そんな多香子を気遣う晃太郎。「きっと別の方法があったんです。多香子さんも他の人も、こんなに傷つけずに済む方法が」2日間一緒にいるために、いろんな物を捨ててしまったふたりだった。
今村からの電話で、多香子が今日の誕生日を一緒に過ごす予定だった相手が江川だと初めて知り、驚く晃太郎。そして晃太郎は多香子に、預かっていた携帯電話を返す。「今日、江川さんと会う約束だったんですよね。もし連絡したければして下さい」その言葉に戸惑う多香子。「いま謝れば、きっと許してくれる」そう言いながら携帯電話を差し出す晃太郎を前に、多香子は…!?
そんな折、江川の海外赴任が決まる。赴任地は南米、地球の反対側だ。「日本には原さんが待ってると思って行きたいんです」そう告白する江川。短い時間に、付き合うか否かの答えを出すことになる多香子。「私は考えすぎる方ですから、急がないと時間ばかり過ぎてしまう」。誕生日までには答えを出すと、多香子は江川に約束するのだった。
そしてやってきた2月22日、誕生日当日。婚約者・カオリの両親との食事会を予定していた晃太郎は、カオリ(河北麻友子)からの電話を振り切り空港へと向かう。一方の多香子は実家で江川やユウコを迎えるパーティの準備をしていた。江川が来ることを楽しみに浮かれる母・久恵と、ソワソワする父の敏夫。しかし多香子は晃太郎のことで気もそぞろ、手に持っていたグラスを滑らせて割ってしまう。それを見て、以前、割れたガラスで指を傷つけてた自分の手当をしてくれた晃太郎のことを思い出す多香子――「私、今日…ここにいられない。行かないと」そう言って、実家を飛び出す。
マンションに帰り、晃太郎からもらった航空チケットを探す多香子。しかし置いておいた場所に見当たらない。刻々と迫る時間…神様が行くなといっているのか、自分が見つけたくないと思っているのか……見つからなければ、平和な道を歩いて幸せになれる。しかし多香子は「どこ!? 出てきて!」航空チケットを必死で探し出し、空港へ急ぐのだった。
宮崎行きの搭乗最終アナウンスが流れる空港内。待ちぼうけていた晃太郎と落ち合う多香子。「来て…しまいました」「嬉しいです」そしてふたりは、宮崎に向かって旅立った。
多香子が抜け出した原家、そして晃太郎がすっぽかしたカオリの両親との食事会。双方が必死になってふたりを探すなか、宮崎に到着する多香子と晃太郎。到着したものの、多香子は江川や実家のことが頭を離れず、どうしても携帯が気になってしまう。晃太郎は「誰にも邪魔されたくないです」そう言って多香子の携帯を預かるのだった。
多香子の実家で待ち続ける江川。晃太郎が来ることを信じて食事会の会場で待っているカオリ。「おとぎ話は簡単だ。王子様といられればそれで幸せ。でも現実は違う…」誰かを傷つけて得る幸せはちゃんと幸せと呼べるのだろうか?…迷う多香子の表情は暗い。そんな多香子を気遣う晃太郎。「きっと別の方法があったんです。多香子さんも他の人も、こんなに傷つけずに済む方法が」2日間一緒にいるために、いろんな物を捨ててしまったふたりだった。
今村からの電話で、多香子が今日の誕生日を一緒に過ごす予定だった相手が江川だと初めて知り、驚く晃太郎。そして晃太郎は多香子に、預かっていた携帯電話を返す。「今日、江川さんと会う約束だったんですよね。もし連絡したければして下さい」その言葉に戸惑う多香子。「いま謝れば、きっと許してくれる」そう言いながら携帯電話を差し出す晃太郎を前に、多香子は…!?