ハクバノ王子サマ

プラチナイト 読売テレビ・日本テレビ系 毎週木曜よる11:59

ストーリー

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第5話
10月31日(木) 23:59~放送
酔いつぶれた小津晃太郎(三浦貴大)をマンションまで送った原多香子(優香)。晃太郎はベッドで多香子を抱きしめながら、「カオリ」と婚約者の名前を呼んだ。そのまま眠ってしまった晃太郎を見つめ、近くにいても心の距離は果てしなく遠いと実感する多香子。「一緒にいて楽しかった時間だけが、私のもの」そう自分に言い聞かせ、多香子は静かに去るのだった。

翌日、二日酔いで起きた晃太郎は、何も覚えていない自分に愕然。多香子とふたりで楽しく飲んだ記憶はあっても、どうやって帰ってきたのかすらわからない。と、ベッドの横に長い髪の毛が落ちているのを見つける晃太郎。それは紛れもなく多香子の髪で……「なんで?」髪の毛をつまみ上げ、唖然とするのだった。

一方の多香子は、カリスマ主婦として雑誌でもてはやされている母・久恵に呼ばれて実家に行く。するとそこには、出版社勤務の石田という男性が待っていた。石田の左手薬指に指輪はなく、すぐに「これは罠だ」と気付いた多香子は、見合い話を進めようとする母から逃げるように帰る。行くあてもなく、なんとなく親友のユウコ(市川実和子)に電話すると、彼女は新しい彼氏候補とデート真っ最中。改めてひとりの寂しさを噛みしめる多香子だった。

一方の晃太郎は、今だに悶々としていた。「聞くしかねぇべ?『俺たち2人、昨日やっちゃったんでしょうか』って」ニヤニヤしながら言う友人の今村(柳下大)に、「聞けるわけないだろ!」と焦る晃太郎。いくら考えてもやはり、あの夜、何があったのか思い出せない……晃太郎は意を決して、多香子に謝罪の電話をする。 ひたすら謝る晃太郎にカチンときた多香子は、「そんな適当な謝罪、して頂かなくて結構です」と言って電話を切ってしまう。 多香子からすれば、何もかもを忘れられて何度も謝られ、大切にしたいと思っていた楽しかった時間でさえも台無しにされたような気がしたのだ。

「ね、教えて。男ってバカ?」いつものユウコと秀美(山田真歩)との女子会。ユウコは先日のデート相手に不満爆発。せっかく良い雰囲気で部屋で二人っきりになったというのに、『靴下に穴が開いている』というくだらない理由で男がパニック、何もせずに帰ってしまったというのだ。変なところで見栄を張りたがる『男』という生き物に、怒り心頭のユウコ。「何よりがっかりしたのは、それまでの楽しかった時間を台無しにするあの態度よ!」「そう、それよ!」ユウコの言葉に、思いきり同意する多香子だった。

一方の男子会。多香子を怒らせて落ち込む晃太郎に、江川(新井浩文)は「その先生は、酔ってお前がしたことなんか、そこまで気にしてないと思うんだけど」と言う。女の人はもっと、寂しい、構われたいと思っている生き物なんじゃないか、と江川。江川の元彼女である舞も、そういう女性だった。男と女では、きっと根本的に大切にしていることが違うのだ――江川の話を聞き、少し前向きになる晃太郎だった。

そんなある日、部屋着のまま近所のコンビニで買い物をしていた多香子は、ばったりと元不倫相手の先輩教師・黒沢(中村俊介)とその家族に会ってしまう。夜のコンビニで寂しく明日の朝食を買っている多香子と、妻に頭が上がらない黒沢。お互い知られたくなかった姿を見られて気まずいと思いつつ、やはり相手を意識してしまう。もし黒沢が独身だったら、今ごろ何か変わっていただろうか…? ついそんなことを考えてしまうのだった。

一方、多香子と石田の見合い話は、校長までをも巻き込み着々と進められていた。いつの間にか母の敷いたレールに追い詰められていることに気づく多香子。しかし見合いの噂はあっという間に職員の間に広まった。多香子に複雑な感情を抱く晃太郎と、今だ未練を残す黒沢は心中穏やかでなく…!?
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