- 24時限目
- 9月26日(土)
- (最終回)オレの教育方針
KECの研究所がCERMのティムからサイバー攻撃を受け、ヒッグス粒子のデータが奪われそうになる。だが、鑑たちは一日体験入所者の無響零子の協力もあってサイバー攻撃を阻止する。零子は誰かのマネじゃなく、自分の意思で行動した時に面白いと感じる事に気付く。暦は一日体験入所が終わる頃に零子を研究所まで迎えに行くが…。研究所では鑑と一緒にいたい零子が立てこもる事件が起きていた。
1時間前、研究所から帰りたくないと駄々を捏ね出した零子。ずっと山奥に隔離されていた零子は高一でも中身は子供だった。大和がたしなめると、零子は怒って部屋を飛び出していく。それから間もなく、館内に非常警報が再び鳴り響く。今度は重大事故発生レベルであるレベル5の緊急事態だった。何が起きたのかを調べると、電力供給システムの各数値があり得ない事になっていた。
所員は機械の誤作動と疑って電力室を調べに行ったが、なぜかドアはロックされて開かなかったと大和に報告。機械の誤作動でなければ、この研究所全体は数分で吹き飛ぶ危険な状況だった。所員たちは次々に屋外へと飛び出していく。この時、大和は零子がいない事に気付き、引き返そうとするが、鑑は零子なら多分大丈夫だと大和を制止。次の瞬間、巨大モニターに零子の姿が映し出される。
零子はこの研究所を占拠したと宣言し、正式な所員と認めて欲しいと要求する。電力システムの暴走は零子が仕組んだウソだった。鑑は零子が研究所を占拠したと薄々勘付いていた。暦は大和から事情を聞いて思わず面白がってしまう。この後、鑑はノートPCを使って管理者アカウントを零子から奪い、セキュリティを解除していく。鑑は研究所の入口のシャッターを開けて中へ入る。大和たちも中に入ろうとするが、鑑はすぐにシャッターを閉めてしまう。零子は鑑が連れ戻しに来たと思って警戒するが…。
この後、巨大モニターに零子が鑑の頭を踏みつける姿が映し出され、鑑は謎の殺人拳を使う零子に返り討ちにあったとカメラに叫ぶ。そこで映像は途絶えるが、これは鑑が考えた芝居だった。鑑は研究所に立てこもる方が面白いと思って零子側についたのだ。鑑は研究所でやりたい事があるなら学校に行かなくても良いと零子を応援する。だが、零子は自分がやりたい事を考え、自ら研究所の外へと出ていく。
鑑は零子の行動が理解できないが、零子はYDの鑑みたいに生きるため、学校に行く事に決めたという。零子は学校で面白いと思う事を見つけるつもりだった。暦は鑑にもついて来て欲しいかと零子に確認。零子は鑑が面白いと思う事は研究所にあるから1人で大丈夫と答え、鑑はその言葉を聞いてハッとなる。この後、暦はそれで良いのかと鑑に最終確認。鑑は自分が面白いと思う事が研究所にあるのかと自問自答する。そして、鑑は身震いする程の圧倒的な面白さを感じる場所がどこなのかに気付いて…。