- これまでの経歴と、今の仕事内容は?
- 『報道記者から朝番組の立ちあげ、
スポーツから東京コンテンツへ』
最初は報道で2年間記者として働いていて、入社当初はJR福知山線脱線事故もありました。その後スポーツに異動して、野球のキャンプ取材や球団担当を3年間。その後『朝生ワイド す・またん!』の立ち上げメンバーになって、その時に初めて“生の情報番組”に携わりました。そしてその後、またスポーツに戻って中継ディレクターやプロデューサーをして、2020年に東京コンテンツに異動しました。
コンテンツの1年目は、イベントの企画や映画の出資、契約書を読み込んだり、ドラマの差し入れを買ったりもして(笑)いろんな仕事をさせてもらいました。2年目ではアニメ担当になって、今はその契約書関連や製作委員会周り、二次利用の仕事をしています。その一方で映画が好きなので、映画関連の仕事も引き続き回してくださいとお願いして、2022年6月公開の「極主夫道」のプロデューサーとして作品に関わっています。
- 同じ会社でも部署によって仕事内容は変わりますか?
- 『全然違います!
今の部署では1を10に、10を100に』
全然違います!スポーツは報道や番組制作とも違って、どちらかというとノンフィクションで、ありのまま撮って伝えるという職場だった気がします。その中で意思をもって撮影・中継することで自分の色を出せた仕事でした。でも、今の部署は『持っているものをどう最大化するか』とか『会社にとってどうやってメリットを出すのか』とかをみんなで考えています。例えば『名探偵コナン』や『僕のヒーローアカデミア』等のコンテンツを、どうやったら1を10に、10を100にできるのか…。あとは昔のコンテンツをもう1回ビジネスにする、隠れたものをもう1回掘り起こして耕していく作業も面白いです。スポーツの現場にいたから、その面白さを感じるのかもしれませんね。
ただ一方で、どの部署に行っても、ytvはいろんな人がいるので面白いなと思います。みんなカオスな感じ(笑)他社がどうかは分からないけど、ytvは“いろんな人を受け入れてくれる”ような気がします。自分の同期を見渡しても、均一性がない気がする(笑)スマートな子もいれば、泥臭い子もいるし、いろんな人がいるから“るつぼ的”な感じがする。だから面白い。嫌な部署は今までありませんでした。
- やりがいは?
- 『ビジネスがメインでありながら、
視点を変えてモノ作りができる』
映画やドラマが好きなので、その作品に接することができるのは自分にとって大きいことです。数年前から自分たちの部署では「海外、配信とかに販売できるコンテンツを作ろう!」というアプローチで企画を作っています。ビジネスがメインの部署だけど、視点を変えてモノ作りができるというのは、すごく面白いなと。あとは、ytvの中でもグローバルに仕事ができるのもこの部署ならではですね。昔のドラマを海外でもう1回リメイクするとか、作りっぱなしではなくて、作ったものをどう料理するかを考えるので、それはすごくやりがいに感じます。エコですね。今まで、制作現場では「今作ってそれで終わる」ということをやっていたけど、作ったものを「じゃあもう1回、2度美味しくしよう!」というような形で、いろんなことを考えられて楽しいなと感じます。
- ytvだからこそ実現できたこと、もしくは実現したいと思う夢はありますか?
- 『“ytvの人”と一緒に番組を立ち上げたのは
人生観が変わった瞬間』
自分は大学までアメフトをしていたんですが「ytvで働きたい」と思った理由の1つは、アメフト中継があったからでした。なのでスポーツにいた時に、自分の母校のスポーツ中継ができたのは、小さな恩返しでした。自分の中ではすごく印象に残っています。
あとは、自分はすごくytvの「人」が好きで。そんな人たちと一緒に、『朝生ワイド す・またん!』という番組を立ち上げられたのは、自分の中で人生観が変わった瞬間だったかもしれないなと。あの「チーム感」と「熱量」は、その後のテレビ局の人生を変えてくれた瞬間だったかなと思います。
あとは、また映画を作りたいです。今回はドラマ制作の方たちが作ったドラマからの映画化でしたが、1から企画を立てたら面白いだろうなと。やったことがないことをできる土壌がこの会社にはあると思っています。すごいパワーがいるかもしれないけれど、今の部署だったらそれができそうな気がします。