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#016「フランス/モンタルジー」  7月20日(日)午前10:55〜11:25


■内容

日本と海の向こうをつなぐのは、山口智充。
今回は、大阪府堺市に住む母・釜池洋子さん(63)と、フランスでステンドグラスの技を学ぶため
工房で働く娘・釜池美智子さん(38)をつなぐ。

子供の頃から絵を描くのが好きだった美智子さんは芸術の道へ進むことを諦め切れず
25歳で会社を退社、ステンドグラスを習い始める。
そこでフランスで行われる「アトリエ マツダ」の研修を知り、10日間フランスへ。
その時「アトリエ マツダ」の松田先生にスタッフとして働きながら勉強しないか?
と誘われたのがきっかけでフランスで暮らし始めた。2年で日本に帰るはずが、
気がつけば今年でフランス11年目。日本に帰ってくる気があるのかどうかが
お母さんの一番心配なことだという。

大阪からオランダのアムステルダムを経由して15時間、9700キロ離れたフランスに到着。
首都パリから電車で1時間、美智子さんの住むモンタルジーは、運河沿いの美しい田舎町だ。
美智子さんはこの町でステンドグラスの工房に住み込みで働いている。
ステンドグラスというと、色ガラスを組み合わせたものを連想するが、
ヨーロッパのステンドグラスは、ガラスの上に「絵付け」を施した絵画的なものが主流だ。
絵付けの作業は、「難しいが楽しい、この作業が無かったらここまではまっていなかった」
と美智子さん。

日本に帰ろうと思ったことは無いのですか?というスタッフの問いに、
「父が病気になったとき時、看病のため日本に帰国していた。」と美智子さん。
その後お父さんは亡くなり、美智子さんは日本に残るべきか迷っていたが、
「もう一度フランスに行ってみれば?」とお母さんが背中を押してくれたのだ。

 どうしても母に見せたいものがある、と向かったのは、美智子さんの住むモンタルジーから
車で3時間のエトレピーという町。美智子さんが初めてステンドグラスの修復を任された教会が
あるのだ。一時はボロボロに成り果てていた19世紀のステンドグラスが美智子さんの手により
生まれ変わった。職人と美智子さんの時代を超えたコラボレーションだ。

美智子さんへのお届けものは、母手作りの急須と茶碗。
お母さんは、美智子さんがフランスに渡ってから陶芸を始めたという。
お届けものを見て、ここまでやるとは思っていなかったという美智子さん。
「この人の娘やから私もステンドグラスをやってるのかなと思う」と。
添えられた手紙には、「日本に戻ってきたら親子展『ステンド&陶』を開きましょう」と書かれていた。
そして美智子さんに、日本に帰る気持ちがあるのかを聞いてみると、意外な言葉が返ってきて…。









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