• 祝!放送700回&藤本賞受賞
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  • 2013.06.13

第32回藤本賞特別賞受賞!
第32回藤本賞特別賞受賞!第32回藤本賞特別賞受賞!

 さる6月6日木曜日11時30分、東京大手町パレスホテルで「第34回藤本賞」の授賞式がありました。[藤本賞は、映画にほれ込み、映画づくりに生涯を捧げ、二百七十七作品を製作した名プロデューサー・藤本真澄氏の功績を讃えて設けられた賞で、毎年功績著しい活躍をした映画製作者を中心に表彰する。]ものだそうで、いわゆる映画製作者・プロデューサーに対して贈られる唯一の賞だそうです。なんかすごいですよね。

 そして今回「藤本賞・特別賞」の栄光をいただいたのが「名探偵コナン映画シリーズ」の製作に当たった3人のプロデューサー小学館・浅井さん、TMS・石山さん、そして僕であります。受賞者専用の控え室で胸に花の名札をされ、僕にとってはおそらく全ての進行が初体験となる授賞式へとのぞみます。

 3人ともそれぞれの服装ですが、僕は黒の略礼服に赤い蝶タイ。少しでもコナン気分で、と思ったのですが、青いジャケット着ろ、とか半ズボンはけ、という攻撃を会社仲間からされました。確かに中途半端だったかも…でもコスプレじゃないし、ねえ。

 他の受賞者は「テルマエロマエ」「かぞくのくに」「わが母の記」「桐島、部活やめるってよ」とすべてが実写映画のみなさん。ということはアニメーションではけっこう珍しいんですね。ここ10年をみると受賞したアニメ作品は「東京ゴッドファーザーズ」丸山正雄さん(アニ民7)、「ポケモンシリーズ」久保雅一さん(アニ民187)、あと人形アニメ「死者の書」の巨匠、故 川本喜八郎さんくらいですね。

 トロフィーや表彰状を受け取った後は、さあ受賞者のスピーチです。やっぱり緊張しますよね。それにしても実写のみなさんのスピーチはおしなべて面白い。うーん、お話が具体的というかネタになる俳優とか人物が、聞いててそのまま浮かぶ面白さといえば良いかな。僕はやはりコナン映画1作目「時計仕掛けの摩天楼」の思い出を話しました。加えて青山先生や多くのスタッフへの感謝、そして自分の所属する読売テレビに対しての感謝も込めたのですが、果たして言いたいことは言えてたのでしょうか。

 実はこの賞の知らせを初めて聞いたのは東宝の取締役・市川さんからの電話。それも映画「名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)」初日の数日前。それから公開されたこの映画が、コナン映画17作目にして歴代最高の成績を叩き出すなんて、藤本賞が映画に追い風を吹かせてくれた事は確実です。本当に素晴らしい賞をありがとうございました!冒頭の写真は檀上でスピーチする僕、青山先生からも送られたスタンド花の前で3人、そして台上でプレゼンテーターをしてくれた素敵な新人女優の秋月成美さんと吉田まどかさんupとの3ショット。うーん、今回は全部の写真に写り込んでしまいました。

 実は今週6月15日でコナンは放送700回を数えます。藤本賞といい歴代最高成績といいすべては観ていただけるみなさまの応援あっての賜物です。これからもさらに面白さに磨きをかけてがんばりますので、ぜひ毎週の放送もしっかりチェックしていってくださいね。

 そんな700回目は「名探偵コナン 灰原の秘密に迫る影(後)」実は探偵団はもう絶体絶命状態で悠長なことを言ってる段階じゃないのですが、そんな時にも組織による灰原捜査が進行しています。しっかり毎週ご覧いただきミステリートレインシリーズの準備をおこたりなく、ですよ。コナン前の6月15日夕方5時30分は「宇宙兄弟 遥か遠くを望む人」うーん、日々人が無事に帰ってこれて良かったね。ということでこれからどんな展開になるのでしょうか。

 そして毎週日曜夜7時インターネットラジオ文化放送超A&G「スワラジ」ゲストはコナン放送700回にちなんでTMSプロデューサー吉岡昌仁さん(アニ民27)です。「魔法騎士レイアース」の話やコナン立ち上げ時代の話もいっぱいお話しできると思いますよ。