TAFでコナン絶海の探偵

　まずは「スワッチのアニメここだけの話」3月30日いよいよ全国の書店で発売されます。この日記を読んでくれてる方々はもちろんじっくり楽しんでいただること請け合い。ですがアニメ業界を背負っているいろんな方々の素顔まんまも書いているので、初めての方々にもアニメ業界入門書としてもアリかななんて思っています。前書きにも書きましたが“アニメ村”の魅力がいっぱい詰まってます。帯にコナン君が載っている青い本を一度手にとってもらえれば幸いです。

　さて、今年も華々しく開催された「東京国際アニメフェア2013=TAF」僕も会場に行ってきました。訪れたのがビジネスデーだったこともあって意外にゆったり回ることが出来て、本当にいろんな方とも会えて会いまくって楽しかったです。僕としては今回の目玉は小学館集英社プロダクション・東宝・トムスエンタテインメントの三会社がズラッと横に並んだトコロ。冒頭の写真でわかるように、コナンアドバルーンに、巨大なイージス艦セット、そしてこれまた巨大なポスターの横並びは壮観のヒトコト。

　アニメミライに参加した数社もそれぞれのカタチで展示、他の数多くのブースを見るにつけ、アニメーションを支える各社の勢いを感じとれるイベントとなっていました。この場での国際的な出会いが、また新たなアニメーション制作につながる事を期待したいですね。

　さて次は今週の土・日曜のACEです。アニメミライもACEでイベントを予定しています。潘めぐみちゃんもゲストに登場、ぜひプログラムをチェックして可能な方は行って下さい。それにしてもTAFやACE、一般の方はどう感じてるのでしょうか。こーゆーイベントを通して、コアファンはもちろんプチファンにも作品やキャラクターがハートの奥まで刺さってくれると嬉しいんですけどね。とにかく僕ら業界スタッフの総力で、アニメーションを愛してくれるみなさんが心から楽しめるイベントを目指してがんばらなくっちゃですね。

　先週もお話しした映画「名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)」の最終工程とも言えるダビング作業もなんとか終えることが出来ました。なんにせ今回の舞台は閉鎖的なイージス艦の内部。いろんなタイプの音がいろんな方向からも聞こえてしまたりして、それらの音をまとめるのがどんなに大変か。その辺もちょっと注意して観てもらえるとうれしいですね。次週のアニ民でこの音響のお話をするつもりなのでお楽しみにね。写真はダビングスタジオの様子です。

　3月30日土曜日夜6時「名探偵コナン 隅田川夜桜ルート(後)」。みなさん先週の前編を見てもらえましたか。勝手な予測ではこの後編あたりの放送時期に桜満開が重なればいいな、と思っていたんです。それがみなさん、東京では観測史上2番目に早い満開を迎えてしまい、先週23日の放送が期せずしてバッチリの桜タイミングになってしまったのでした。あとこの前編で特筆すべきは挿入歌でありました。高山みなみさん歌う「まっすぐ行く」が初めてかかったのです。見て聞いた方、いかがでしたか？また感想などをこのHPのBBSやもう何回かかけている「スワラジ」にメール下さいね。

　31日日曜朝7時「宇宙兄弟 生きた石ころ」この時間枠での最後の放送となります。4月からは土曜日夕方の1時間枠でのアニメをお楽しみ下さい。そして日曜夜7時インターネットラジオ文化放送超A&G「諏訪道彦のスワラジ」では先ほどからお話している最新映画のイロイロを話いたします。ぜひお聞き下さいませ。

　銀座・博品館劇場で「夢で逢いましょうVol.20中島啓江コンサート」を見てきました。実は縁あってもう10年近く毎年見ています。中島さんの歌声はいつ聞いても心懐かしく“いい気持ち”にさせてくれます。実は映画「旋律の楽譜（フルスコア）」はコナン10作目の打ち上げ時にゲストで来てくれてた彼女の歌う「アメイジング・グレイス」アカペラでナマ歌を、青山先生や僕らが聞いたところから始まった企画だったりします。写真はこのコンサートのチラシ、ステージは31日日曜までやってるそうです。