• ■6月21日
  • ■6月21日

  • 2004.06.21

 みんな元気? 最近、僕はアメリカのニューヨークに行ってきたから、今回はそのお話を聞いてもらえるかな。ある場所に行きたくてね、ニューヨークの中心部にあるグラウンドセントラル駅から電車に乗って1時間半くらいのところにあるビーコン駅に行ったの。僕は電車に乗って、都心から郊外へ行くのが好きだから、左手にあるハドソン川をのんびりと眺めながら行ったんだ。目的地のビーコン駅にあるのは、アンディ・ウォーホルという有名な芸術家を始めとする現代作家の作品を展示する現代美術館。その美術館は敷地が広くて、1つ1つの作品も大きい。初めて行ったんだけれど、芸術家のセンスの多様さに驚かされて、すごく楽しかったね。

 そして、ニューヨークで土日の朝に放送されているアニメをチェックしてみたけれど、やっぱり日本の作品の方がおもしろいと思うね。アメリカでは日本のアニメは人気があって、「犬夜叉」も2002年からケーブルテレビで不定期に放送されているんだ。向こうはチャンネル数が多いから、意欲的に見たい番組についての情報を入れないと放送していること自体に気付かないことも多いんだ。ニューヨークで働いている友達の日本人女性たちと会ったんだけれど、残念ながら「犬夜叉」が放送されていることは知らなかった。でも、みんな原作者の高橋留美子さんのことは知っていたから、お酒を飲みながら「犬夜叉」の話で盛り上がったんだ。「絶対に見ます」って言ってくれてね。遠く離れたニューヨークで生活していても、昔見ていたものや日本のものってエネルギーになるんだよね。

 ほかにも気になる映画が公開されていたり、街行く人のファッションがすごかったり、刺激的なものをたくさん目の当たりにしたよ。5番街という大きな通りでは、ものすごい大規模のパレードを偶然見たしね。ニューヨークは街そのものがエネルギーに満ち溢れていて、日本に戻ったら、また新鮮な気持ちになって仕事に臨もうと思ったよ。このニューヨークで貰ったエネルギーやパワーを「コナン」や「犬夜叉」に投影させていくからね。