• ■6月14日
  • ■6月14日

  • 2004.06.14

 犬夜叉と殺生丸の兄弟喧嘩を描いた映画「天下覇道の剣」のビデオ、DVDレンタルがいよいよ今月11日から始まったね。今回はこの映画、そしてテレビでも注目を集める殺生丸のことを話そうかな。殺生丸は長々としゃべらず、格好よく一言だけしゃべる設定なのはみんなも知っているよね。

 説明するような台詞がなくて、とにかく殺生丸は極端に格好いいキャラクター。殺生丸の「くだらん」といったような一言の台詞を低めの声で滑舌よく言うのは実はとっても難しくて、誰でもできることではないんだ。そんな難役、殺生丸のアフレコを担当しているのは二枚目声優の成田剣さん。ファンの間では’丸さま’って呼ばれているよね。実際の成田さんはというと、役柄とは全然違う人。おしゃべりも好きだし、冗談も言うし、とっても明るくて人情味に溢れた人なんだ。なんだかギャップがあっておもしろいでしょ? 

 テレビの方では最後の四魂のかけらに引っ張られて、近づいていっている犬夜叉と殺生丸。映画の方では2人が激しいバトルを繰り広げているから、まだの人はぜひビデオ、DVDをレンタルして観てね。

 次は殺生丸一行の話をするよ。殺生丸と行動を共にしているのは中間管理職のような邪見と人間の娘、りん。邪見はりんを連れて行かずに殺生丸と2人だけで行動したいと考えているんだよね。人間の女の子と一緒に行動すると足手まといになるじゃない? だから、邪見はりんを一緒に連れて行くなんて、実は殺生丸ってそんなに悪い奴じゃないと思っているんだ。

 ご機嫌取りをしていてもよく殴られる邪見と全く場の空気を読まないりん、そして殺生丸という3人の関係は本当におもしろいから、殺生丸一行の言動にも注目してよね。そして、邪見の声を担当しているのは、長島雄一さん。りんの声を担当しているのは、能登麻美子さん。声優さんは台本の台詞をマイクに乗せる時、言葉に命を吹き込むというか、微妙に語尾や言い回しを変えることがあるの。長島さんは台本の台詞とは違うアドリブの台詞が多いんだ。キャラクターをよく掴んでいるというか、役になりきっているからできることなんだろうね。能登さんは2人とちょっと年が離れているけど、本当に3人は仲がいいんだ。次回のスワッチのアニメ日記もお楽しみに!!