柴咲コウさんアフレコ＆会見

　先週から告知させていただいてますが、このアニメ日記が本になります。表紙の帯カバーにはコナン君にも登場してもらい、「名探偵コナン」を中心にここ5年くらいの僕の日記やアニ民をとりあげて、可能な限り追記で現在フォローもさせてもらってるものです。3月30日に角川書店から発売されます。ぜひ手にとって見てくださいね。

　さて最新映画「名探偵コナン　絶海の探偵（プライベート・アイ）」制作が順調に進んでいますが、今回のスペシャルゲストは既報のとおり柴咲コウさん。今をトキメク映画＆ＴＶの主演女優であります。というわけで、先週彼女のアフレコ収録が行われました。

　今回の柴咲さんの役は“謎の女性自衛官”。謎、が付くくらいですからセリフの内外にいろんな意を込めなくてはいけない難しい役です。初めはスロースターターな感じでの演技だったのが、火が付いた感じになってからがホントにすごい。それもひととおり音響監督のOKが出た後も、自分の出演シーンを全部おさらいしてほとんどのセリフをもう一度収録しなおすという入れ込みよう。

　そして明らかにそれが良くなっているのが見て、いや聞いてわかるのです。真昼から収録始めて6時間半。明らかに体力も大変と思えるのにその“女優魂”にはつくづく敬服いたします。そして今週行われた“公開アフレコ”。スタジオで一人で収録していたのと違って、大勢の記者やカメラの前でのアフレコは勝手が違うと思いきや、見事に女性自衛官・藤井七海を演じ切ります。声だけでも取材陣はこの映画の中の存在感を感じてもらえたんではないでしょうか。

　柴咲さんは取材陣に対し「感情表現をすべて声で行うというのが大変でした。準備段階でもらった書類では（セリフが）多い気がしてなかったけど、実際に本をもらってその量をみて大丈夫かなって思っちゃいました。役柄ビジュアルに合わせて責任感あふれる女性自衛官という、自分なりのイメージは準備していきました。コナンは少年サンデーも単行本も買うくらい大好きなので出演のお話は本当に嬉しかったです。周りや友人たちもコナンファンなのでうらやましがられています。みんな劇場に観に行くって言ってくれました。」コナンと今回のアフレコについて多くを語ってくれました。冒頭の写真は公開アフレコ会見の様子と柴咲さんに演じてもらう女性自衛官・藤井七海のキャラ設定画です。

　ところで公開中の柴咲さん主演映画「すーちゃん　まいちゃん　さわ子さん」を観てきました。すーちゃんを主人公とする3人の女性の人生模様が色鮮やかに描かれています。登場人物によるその時々の選択肢に、疑問やら相槌やら感じている間にいつのまにか観終わった感じの映画でした。読後（ではありませんが）感が非常にさわやかなのに、思った以上に力強さを得たような気がしたのはすーちゃんの柴咲さんの演技に負う所が大きかったなあと思う次第です。観た人しかわからないけど、あのすーちゃんの働く店先にあるボードの日替わり文章、内容もきれいな文字もステキに印象に残りました。

　3月16日土曜夜6時「名探偵コナン 工藤優作の未解決事件（コールド・ケース）（後編）」。今回のアニ民はコナンの父親・工藤優作を演じてる田中秀幸さんについて書いてます。こちらもぜひチェックしてくださいね。日曜朝の放送はあと3回！17日朝7時「宇宙兄弟 リーダー新田」その12時間後「諏訪道彦のスワラジ」ゲストは先週に続き潘めぐみさんとアニメミライプロジェクトマネージャー桶田大介さん。めぐみちゃんが主役・ゴンを演じている「HUNTER×HENTER」のウラ話や、桶田さんの本職（なんと弁護士）とアニメの関係など楽しく深く掘り下げていきますよ。