• 『アニメ村のステキな住民たち』アニ民177人目
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  • 2013.03.07

 今週のアニ民はアニメミライプロジェクトマネージャー桶田大介さんです。

 手帳には2011年4月18日11時、文化庁桶田さんとあります。この時に初めてアポとって僕を訪ねてくれた桶田さんと、アニメミライなどでこんなにお付き合いできるなんて思ってもいませんでした。

 ヤマサキオサムさんに紹介されておいでになった目的は「PROJECT A」への参画でした。すなわちまだ「アニメミライ」の名前が付く前のことです。「PROJECT A」については、当時完成していた初年度4作品のひとつ「キズナ一撃」のスタッフをよく知っていて、文化庁主催のその仕組みに興味を持っていたところでしたので、二つ返事で引き受けます。お願いされたのは次年度4作品の審査員と次年度におけるこのプロジェクトのパブリシティへの協力でした。

 1か月後の5月下旬のある日、ほぼ丸一日かかっての新たな審査に参加して、その後印象深くお付き合いすることになる2年目の4作品を決定。同時にこのプロジェクト名を「アニメミライ」と名付けることをそのメンバー一同で提案しています。

 さてこの桶田さんの役目なのですが、一言でいうとアニメミライの総合プロデューサーでしょうか。もうありとあらゆる方面と交渉から作品制作のエリアまでカバーして、どうしてそこまで出来るの?のレベル。僕はYTVのアニメ担当として2年目の「アニメミライ2012」の4作品のうち「BUTA」と「しらんぷり」の2作品を2013年3月にTV放送します。そして残りの2作品はMBSでなんて在阪局で分け合ってという前例のない放送が出来たのも、MBS丸山プロデューサーなどのアニメそのものに対する意欲や愛情はもちろんですが、それ以上に桶田さんの動きに触発されたトコロが大きいと思います。

 そして3年目となる「アニメミライ2013」は先週の日記にも書きましたが、TMR・西川貴教広報大使やニッポン放送・吉田尚記アナウンサーも桶田さんが仕込んだもの。特に吉田さんは桶田さんの中学・高校の同級生だそうで、最近になってそれがわかり、桶田さんの要請にアニメ好きな吉田さんがイベントあるごとに司会進行役をかって出てくれてるそうです。

 制作会社や関係者の不断の努力により、2年目から3年目と思いがけない発展を遂げているアニメミライですが、その最大の功労者が桶田さんと言っても間違いないでしょう。というわけでこのタイミングで3月10日17日の「スワラジ」にも出てもらっちゃいます。そこでもいろいろお話しますが…

 ここで根本的な秘密を明かしますと、桶田さんの本職は弁護士であります、もちろん現役。大阪に籍をおき基本的に新幹線週末移動生活を送りながら、プロジェクトマネージャーをこなすなんて、ほぼありえない経歴と実績の持ち主と言えます。自分のことを“当職”などという業界人はいないので、なんだか真面目なリーガルな方だなと思った印象は間違っていません。常に前向きな発想をベースにいつも笑顔な桶田さんと、たまにできる飲食とお話は僕にとっても超必要な栄養源であります。

 文化庁からの要請だから単年度でのおつきあいを、なんていう桶田さんですがどうでしょうか、アニメ業界はもう“当職”を手放さないんじゃないでしょうか。言葉通りの“アニメミライ”そのものを見つめていく時、桶田さんの存在は欠かせないのは僕が一番わかっていますから。…さて次の「アニメミライ2014」はどんな存在になってこの業界をひっぱっていってくれるでしょうか。