• 映画コナンアフレコ&お祓い
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  • 2013.03.07

映画コナンアフレコ&お祓い映画コナンアフレコ&お祓い

 まずはお知らせです。みなさまのご声援のおかげでこのアニメ日記が本になります。題して「スワッチのアニメここだけの話」。詳しくはまたお話しますが、2009年頃からの日記を抽出したものと28名のアニ民に対してかなり大幅に追記をしたものです。3月30日に角川書店さんより発売されますので、ぜひ手に取ってみてくださいね。

 さて、お待ちかねの映画「名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)」の制作作業が佳境を迎えています。残念ながら毎年花粉に悩まされるこの時期にキッチリ重なってくる映画制作もろもろ作業、花粉ニュースを複雑な思いで見ながらなんとかこなしています。かゆみ目やくしゃみに負けずに頑張らなくっちゃ、であります。でもマジつらいっす。

 まずは映画製作にあたっての恒例となったお祓いです。映画のヒットとスタッフ関係者の安全を祈願するものです。制作会社トムスエンタテインメントの近所にある氷川神社にスタッフ関係者約30名以上が集まり、全員神妙に座って頭を垂れながら神主さんにお祓いをしてもらいます。

 毎年恒例暖房なしの祭壇がある畳広間で行われるので、このお祓いはかなり寒中でなされるイメージが。でも独特の節と間で読み上げられる口上を聞いているだけでなんだか温かい御利益をいただける感じ。冒頭の写真はみんなで玉串を奉納し御参りする祭壇とお供えの品の様子です。

 そしてこれが大仕事、アフレコ作業であります。冒頭もう1枚の写真は今回のアフレコ台本、ぶ厚いでしょ。声出す登場キャラクターはなんと約100人、演じる40人もの役者がひしめくスタジオで迫真のシーンが重ねられていきます。とにかく今回の舞台はイージス艦。ずっと打ち合わせをしてきた防衛省海上自衛隊・広報担当の大原さんや小坂さんもアフレコに同席してくれて、リアルなイージス艦現場での言葉使いやイントネーションをその場で指導してくれます。

 それでも慣れない専門な言葉がポンポン飛び出すナマなシーンに、プロな役者さんもさすがに苦労してましたね。でも作品が完全フィクションの世界と言っても、トリックなど出来るだけリアルな事象を取り上げていくのが「名探偵コナン」。アニメーションなんだけど本物の取材やスタッフの協力を得て、わからない人にはもちろん、わかっちゃう人にもなるほどとうなずけるドラマを作るように文字通り総力でがんばりましたよ。ここでいろいろ詳しくお話したい!でもまだ出来ないのがもどかしいです。

 朝10時から収録スタート。出番が無い人はロビーで、人によっては長い待ち時間を乗り越えて、モブなガヤを録る時には全員集まったり、もちろんコナン役のみなみちゃんは出ずっぱりで…。今回収録時間はなんと約16時間30分、まだ残している部分もありますが、まずは一日としては最長不倒時間記録ですか。声優のみなさん、本当にお疲れ様でした。そしてここから完成までずっと音関係にたずさわる音響スタッフのみなさま、これが最初の山登りですよね。さあこれから次なる山を目指して向かいましょう!

 3月9日土曜日夜6時「名探偵コナン」は「工藤優作の未解決事件(コールドケース)(前)」僕としてはアフレコ時に久しぶりに工藤優作役の田中秀幸さんに会えたのが嬉しかったですね。「シティーハンター」槇村秀幸役でお世話になって以来のお付き合い。クールで主人公の父親たるキャラクターを見事に演じてくれてます。

 10日日曜日朝7時「宇宙兄弟」それから12時間後「諏訪道彦のスワラジ」ゲストはアニメミライプロジェクトマネージャーの桶田さんと、4作品の内の一本「リトルウィッチアカデミア」主役潘めぐみさんが登場。潘さんはこの番組、潘恵子さんと母娘で出演してもらってから2度目のお客様であります。まずは軌道に乗ってきた「アニメミライ」についてかなり掘り下げてお話ししますよ。これからの日本のアニメ方向を指し示していく(と僕は断定します)アニメミライ、知ってる方はもちろん知らない方もぜひお聞きくださいませ。