• 西仏ツアー
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  • 2008.11.11

 さあ、みなさん、よる7時から「名探偵コナン」、その後「ヤッターマン」という放送順になった11月10日の「アニメ☆7」はいかがでしたか?番組の放送フォーマットをいろいろ工夫して、両作品をこの1時間でじっくりしっかり楽しんでもらえるようにしました。尻尾までアンコのたい焼きのように、最初から最後まで中身が詰まった1時間はいかがでしたでしょうか?コナンも本編はもちろん、予告やネクストコナンズヒントを番組の最後に配置したり、いろんなところでスタッフは頑張ってねばって番組制作してます。そこんトコ、これからもよろしくお願いしますね。

 このあと1週間お休みして、次回11月24日の「アニメ☆7」はいよいよお待ちかね、「ヤッターマン限定版 今夜限りのドロンボーVSドロンボー」を放送します。スポーツ新聞などでも大きく報じられているけど、実写版映画「ヤッターマン」に出演するドロンジョ役の深田恭子さん、ボヤッキー役の生瀬勝久さん、トンズラー役のケンドーコバヤシさんが映画より一足先に本人の役柄のままアフレコに挑戦してくれてアニメ版に出演するんです。さらにこの1時間SPでは、アメリカからの謎の捜査官も乱入して大暴れ。これはホントに見なくてはわからない、子供の日SPに引き続きビックリするような「ヤッターマン」なんですよ。パワーあふれる豪華なゲスト、豪華な内容、大笑い間違いなしの限定版を楽しみにしていてね。

 さて前回の日記でスペインのバルセロナ、フランスのパリで開催されたイベントの話を書いたけど、バルセロナに2泊、パリに2泊と忙しいスケジュールでの参加でした。とにかく日本のアニメコスプレの人気はすごい!いくつかのキャラクターが飛び抜けていて、どっちを向いてもそのコスプレが目立つ中で、われらが「犬夜叉」もしっかり健在。写真(左)はパリのレクチャーを聞いてくれてる「犬夜叉」ご一行様であります。そしてバルセロナの会場ではコナン君が大きな壁画となっていました。コスプレコナン君はムチャクチャかわいいです。という訳でイベント中は同行した櫻井孝昌さんと2回のレクチャー以外にも、現地の子供や学生たちにインタビューしたり、主催者側からのインタビューを受けたり、イベント会場の各ブースを見て回ってその空気を肌で感じたりで、あっという間に時間がすぎます。

 そんな中での限られた自由時間が夕食後と朝なので、朝7時からイベント行きのお迎えがホテルに来る10時までが大事。櫻井さんと一緒に早起きしてバルセロナとパリの街を歩いてきましたよ。バルセロナと言えば建築家のガウディが有名。ガウディのドラゴン(?)のような装飾をあしらった門、写真左が櫻井さんです)やサグラダ・ファミリアという超有名な教会、街の中に住居として溶け込んでいるカサ・デルなどを見てきました。サグラダ・ファミリアは120年以上前からずっと建設中のかなりなビックリ建造物。スワッチは17年前の1991年7月、バルセロナ五輪の1年前に開催された柔道の世界選手権を、当時放送していた「YAWARA!」の取材で訪れていたのであります。今の建物は当時見たサグラダ・ファミリアの記憶とずいぶん違っていてね。なんだかちゃんと建物が増えて(?)いるんです。なにか事情があるのか枯れてしまってる池の方から見ると、建物の左半分が白色な新鮮な感じでしょ。少しずつでも完成に一歩一歩近づいているなあと感じました。悠久な時間の進行をまとい、横からも公園側から見ても威圧してくるすごい存在感。時間の都合で建物の中には入れなかったけど、最近屋根が出来たそうですよ。

 パリでも早起きして、成田からずっと同行してくれてる国際交流基金の田中伸一さんも一緒に、地下鉄に乗ってノートルダム大寺院を見たり、シャンゼリゼ通りを歩いたりしてきました。ポンヌフと名づけられた橋からは、たもとの観光船の発着場や地下鉄の駅、ルーブルやオルセー美術館なども見えてちょっと感動。凱旋門は車がひしめいて走るロータリーの中心にどーんとそびえ立ってます。地下道を歩いてその場へ行ったら、屋上に上ることができて、なんと第一日曜日のその日は入場無料と判明。時間無いのにもちろん迷わず、途中踊り場もない284段もあるらしいらせん階段をひたすら回って上る。途中ちょっと目が回って大丈夫か(?)状態になります。なんとか倒れずに息荒く到着した屋上からは息を呑む素晴らしい景色が眺められました。こーゆー風景にはそうそうお目にかかれません。ここを中心にシャンゼリゼ通りなど、多くの道が放射状に広がっていくのが手に取るようにわかります、(写真中央)左がシャンゼリゼ通り)。

 最後に外務省のスタッフにエッフェル塔の夜景を見に連れてってもらったんだ。青く浮かび上がるその姿は、手を広げて抱きしめたいような衝動に駆られます。世界中がこの夜景に恋しているんだよなあ。ここに来て国境を越えて同じような想いを感じているんだ、そしてそれはアニメも同じ。数万人を数える“日本のアニメ”好きが訪れてくれた今回のイベントはどちらも歴史の豊かな街で開催されてます。大勢の人たちが日本のアニメに親しみ楽しんでくれて、本当にアニメは国境を越えた文化の親善大使の役目を果たしていると実感します。

 両イベントのレクチャーで観客と一緒にアクションしたのが「名探偵コナン」の決まりセリフ『真実はいつもひとつ』を現地の言葉で声をだし、それに合わせてコナン君よろしく左手を上げ指差して決めポーズをとること。スペイン語は「ソロ アイ ウナ ソラ ヴェルダッドゥ」、フランス語では「イルニ ア キュンヌ スル ヴェリテ」。会場全体が全員一緒の大きな掛け声でアクションして、文字通り世界はいつもひとつ。目に見えない正しいアニメのエナジーに直接触れた瞬間でした。(写真はスペイン会場でのもの。一緒にアクションしながらなのでボケちゃいました)