ヤッターマンアニメ映画だコロン

　先週24日の放送でお伝えした通り、映画「ヤッターマン　ヤッターメカ大集合！おもちゃの国で大決戦だコロン!!」が8月22日土曜日に全国大公開されます。我らがチーフライター高橋ナツコさんによる完全オリジナル脚本、今まで観た事がなかったようなスケールでヤッターマンワールドストーリーが展開されます。実際の作業はスタッフが汗流しながらの現在進行形ですが、菱田（必死だ）監督の下、素晴らしいチームワークでいろんな作業が着々と進んでいます。どうか夏休みをお楽しみにお待ち下さいね。

　と言う訳で、31日日曜あさ7時からの「ヤッターマン」は「忍者の数は何人じゃ!?だコロン」を放送するよ。映画公開に向かって（？）毎週、怒濤のようにユニークな作品をみなさんに提供しているけど、忍者を題材にした今週も抱腹絶倒モノのストーリーなので、くれぐれもお見逃しのないようによろしくお願いします。

　さて特筆すべきは「ヤッターマン」のエンディングテーマ「勝つんだ！」を歌ってくれてる腐男塾の面々の大活躍であります。まず先週、腐男塾はYTV制作の平日13時55分からのワイドショー「情報ライブ　ミヤネ屋」5月20日に同曲の作詞・作曲を手掛けたはなわさんと一緒に生出演。そしてその2日後「ヤッターマン」のアフレコにも来てくれて、本人たちそのままのキャラクターとして収録に参加してくれました。この段落最後の写真はそれぞれアフレコを見学してくれてる腐男塾の面々と、奥に笹川総監督そしてスワッチであります。

　それにしてもエンディングテーマの「勝つんだ！」という力強いタイトル通り、みんなに元気を与えてくれている腐男塾の7人のメンバーたち。この日はキャラクターデザインの上北ふたごさんが描いた、本人たちそのままの見た目通りのメンバー（この日は6人）が、明るく元気いっぱいの演技を披露してくれました。アフレコ後は「すごく難しかったけどみんなでチームワーク合わせてできて楽しかったです」と収録の感想を話してくれました。自分たちの収録の前に、スワッチと並んで真剣な表情でアフレコを見てくれてた腐男塾のみなさま、本当にありがとうございました。ますます活躍の場を広げる腐男塾が登場するのは「ヤッターマン」6月21日の放送。冒頭から登場し、後半はあのビックリドッキリメカもやってもらいました。どーゆー風になってるかはオンエアまで楽しみに待っていて下さいね。

　さて「ヤッターマン」の半日前、30日土曜よる6時からの「名探偵コナン」は「消えた名画の秘密」を放送するよ。今回はお久しぶりな１話完結のTVオリジナル。奇抜でユニークなストーリーでおなじみ、扇澤延男さんの書き下ろし作品なんだ。みなさんお待ちかね少年探偵団が活躍するお話なんだけど、実はストーリーそのものが1つのミステリーっぽいのね。なので結末まで見てくれるとちょっと感動バージョンアップ（？）してくれるステキな話になっている。はずです。

　さらに実はこの作品、先週アフレコをしたんだけど（スケジュールちょと大変）、ゲスト声優に久しぶりの面々が揃いました。「YAWARA！」で猪熊柔役を演じてもらった皆口裕子さん、「ガンバリスト! 駿」でお世話になった宇垣秀成さん、「金田一少年の事件簿」でお世話になった寺田はるひさん。皆口さんは「コナン10年ぶりよ」、寺田さんは「実は初めてです」ってびっくり。当然アフレコも少年探偵団を中心にみなさんも完璧。尊敬してます大ベテラン麻生美代子さんも本当にお疲れ様でした。「消えた名画の秘密」というタイトルにもいろんな意味を込めてます。コナン会心の30分1話ものTVオリジナル、土曜よる6時にぜひご覧になって下さい。

　さて先週に引き続き観た映画の感想をば。今年のアカデミー賞だしコナン映画と公開日が一緒だったので気になっていた「スラムドック＄ミリオネア」はインドの赤裸々な姿が見事に構築された物語。なんというかいろんな意味ですごく楽しめるプロフェッショナルな映画でした。もろもろ真実な面もあるのでしょう。それにしてもあーゆー結末にするのは、クリエイティブにモノを作る時の幸せのひとつでしょうね。

　宮藤官九郎さん脚本、浅野忠信さん主演、細野ひで晃さんの第１回監督作品「鈍獣」はものすごくセンスに溢れてぶっ飛んだ映画だろうな、もしかしたらついていけないかも、と思って観たんだけど、意外や意外、それだけじゃなくミステリアスー（？）な面もあってホントに楽しい映画でした。この映画のプロデューサーの1人はパルコの曽根祥子さん。なので映画を観た後は曽根さんと、共通の友人であるボーカリストの村上圭寿さんも交え、10数年来の友人3人で久しぶりに旧交を温める事ができました。お互いに仕事からプライベート近況まで、渋谷PからVへ2軒に渡ってずーっとお話が続きます。実は曽根さんは「下妻物語」から活躍する名プロデューサー。映画収録のこぼれ話やいろんなスタッフの話が聞けて面白かったなあ。スワッチが一番へぇーっと思った話、映画観てエンディングクレジットを良く見た人は気付くかもなんだけど、メインの舞台になってるあのサイケなお店、歌舞伎町の超有名な雑居ビルの一室を借りてたそうですよ。

　当たり前の事だけど、どんな作品でも陰で支えるスタッフが大勢います。「ヤッターマン」「名探偵コナン」もそうなので、そんな人たちの頑張りも作品から感じてもらえると嬉しいですね。