• ドクロリングで打ち入りだコロン
  • ドクロリングで打ち入りだコロン

  • 2009.06.04

 6月6日土曜よる6時からの「名探偵コナン」はまたまた意図的な企画モノ!みなさんには4月に土6(ドロク)の枠に移動してからショッパナに、懐かしの第1話2話の2本「ジェットコースター殺人事件」「社長令嬢誘拐事件」をお届けしましたが、今回はそれに続く第3弾、少年探偵団が初めて大活躍する1996年放送の第4話「大都会暗号マップ事件」であります。このドロク、基本的には当然新作をお届けしていくわけですが、コナンも放送から14年目になるので、その時代に触れていない視聴者のためにも、年に数本懐かしくも優れた名作をお届けしていく事にしています。

 もちろん少しではありますが、番組の初めに於地監督によるコナン君の新作映像もありです。これがまたなかなか意味深な事も言ってるので要注意。それにしてもチェックのために見てみたこの第4話、なんとまあ面白く新鮮に見れる事。あのこだま監督らしい工夫もわかるし、キャラクターがなんとなく若くて(?)、少年探偵団の雰囲気がちょっと今と違うと感じる人もいるでしょうね。

 同じアニメを何年も作っているとスタッフも代わったりするし、人間が描いているんだものキャラクターが少しずつ変化していきます。これは決して悪い事じゃなく、その時代時代を映す鏡みたいなもんじゃあないかな、と思っています。いろんな意味でキャラクター、作品が育っている証拠なんですね。さて、みなさんの目にはどう映るのでしょうか…。見た感想などありましたら番組HPのBBSにどんどん書き込んで下さいませ。そして次週13日にはもちろん、あっと驚く新作コナンを放送します。6日と13日の2週に渡って正味13年半という時の流れを意識して見たりするのも面白いかもね。

 名探偵コナン」の放送終了から12時間半後、7日日曜あさ7時からの「ヤッターマン」は「七人のハイパーレスキューだコロン!」を放送するよ。今回、ついにヤッターマンとドロンボー一味がドクロリングを求めてアメリカのNYへ上陸。そこで出会うハイパーレスキューと呼ばれるカッコイイ消防士たちとの物語が繰り広げられます。今週のゲストキャラ、消防士たちを束ねるリーダーの男っぷりや、妙に熱いガンちゃんたちとのドラマをじっくり楽しんで下さいね。

 というわけで「ヤッターマン」は菱田監督の下、TVシリーズとアニメ映画「ヤッターマン ヤッターメカ大集合!おもちゃの国で大決戦だコロン!!」(8月22日公開)制作の同時進行が続いております。本当に大変な作業ですがそんな中、アニメ劇場版のスタッフ打ち入りが行われました。アニメの世界では全部作業が終了した段階で“打ち上げ”なるイベントは当然なされるんですが、作業の初期段階(?)でスタッフの結束を高めるべくこのような“打ち入り”なる集会をする事があります。この言葉、パソコンでも“討ち入り”としか漢字変換されません。でも言葉の真偽はともかく、気持ちとしては“討ち入り”でも間違っていないような…。

 会場はタツノコプロの石川Pの趣味で東京・新宿のAというプロレス好きが集まるお店でした。コングの鐘がお客さんを迎えるというマニアックな店に約100人のスタッフ、関係者が集まり、まるで闘うかのような意気込みで飲食開始。成嶋社長をはじめ、菱田監督、笹川総監督、栃平P、渡辺P、広瀬ザック社長、清水音響監督やYTVからは永井Pや斎藤コンテンツPらと、とにかくヤッターマンらしいヤンチャな精神を持った、高いクオリティーのアニメ映画を目指そう!と楽しく誓います。

 この店らしい明るい喧騒の中「プロレスラーは“リング”で天下を獲りますが、我々は“ドクロリング”で天下を獲りましょう」と乾杯の音頭をとらせていただきました。いやーにぎやかで楽しかったですね。普段国分寺あたりで作業をされているいろんなスタッフたちは、やはりあまりお出かけにならないだろうこーゆー歌舞伎町的繁華街には血が騒ぐんでしょうか。たくさんのスタッフがカラオケで行われた2次会へと移動していきました。 

 とにかくアニメ劇場版は、シナリオや絵コンテ打ち合わせはもちろん、音楽の山本正之先生との打ち合わせや、キャスティングや特別なメカの話など、いろいろと多岐に渡る作業が目下進行中でございます。もろもろ新しいお知らせはこの日記でもお伝えしていきますので、日曜あさのTVシリーズも笑って笑ってじっくり味わいながら、映画の公開も楽しみに待っていて下さい。ちなみに冒頭の写真は、終了しましたがマクドナルドのハッピーセットでもらえたステッカー全種類であります。ああ、スワッチも頑張って集めたけど、ここまでいけなかった…。

 「名探偵コナン」と深いかかわりのあったZARD、坂井泉水さんの命日である5月27日、東京・日本武道館で三回忌追悼ライブ「What a beautiful memory 2009」が行われ、スワッチも北田P、TMS小島P、小林Pらと一緒に行ってきました。写真(左)はコンサート直前の会場とステージの様子、写真(右)は「名探偵コナン」TMS制作スタッフからの献花です。坂井さんの映像にシンクロさせた見事な生バンドの演奏と、ゲストとしてDEENの池森秀一さんや劇場最新作「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」でもお世話になった倉木麻衣さんらが出演。ある曲では観客全員に配られた発光ペンライトが一斉に灯り、音楽に合わせて圧巻な青い光の波が揺れたりします。みんなで大合唱する「負けないで」にはやはり目が潤んじゃいますね。とにかく膨大な映像ドラマに巻き込まれ、まるで坂井さんがステージにいるかのごとく歌声がまとわるように心に響き、とても素晴らしい全28曲でした。コンサートスタッフのみなさん、本当にありがとうございました!