• ボージョレ・ヌーボーの季節
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  • 2009.12.03

 さあ師走!ついに今年も12月に突入です。1年のめぐりは本当に早いです。

 12月5日土曜よる6時放送「名探偵コナン」は「死亡の館 赤い壁(三顧の礼)」。舞台をさっそく長野に移し、血塗られた赤い壁の秘密に挑むコナン一行たち。まず最初のポイントは前回から登場の大和敢助と上原由衣の両刑事、それぞれ演じる高田裕司さんと小清水亜美さんの演技に加えて、今回登場の諸伏高明刑事演じる速水奨さんの三つ巴シーンですね。というか今回の出演者は以上6名のみんなです。これはホントに珍しいんですよ。とにかく赤い壁と床に釘付けされた白と黒の椅子の謎。12月はこの奇妙なミステリーワールドにどっぷりはまってくださいね。

 「犬夜叉 完結編」は10話「悲しみに濡れる花」ゲストキャラの花皇演じるのは矢尾一樹さん。アフレコのあと久しぶりに2人でお話できました。なぜか話題がいっぱいであっという間の3時間、楽しかったなあ。それにしても相変わらず性格もスタイルもユニーク過ぎですね、矢尾さん。そしてストーリーではまたまた重大女性キャラ・神無の登場となります。

 そういえばもうボージョレ・ヌーボーの季節を過ぎてしまったんですね。講談社・モーニング誌に連載中の「神の雫」原作者・亜樹直さんとは15年くらいの友人ですが、この季節になると誌面がかなりにぎやかになりますね。そして今連載中の内容が「メドックマラソン」。これはコースがボルドーの葡萄畑を駆け抜けるフルマラソンイベントですが、実はこの9月に亜樹さんと現地に行ってきたんですよ。冒頭の写真はスタート地点と葡萄畑を抜ける道を走るランナーたちです。

 写真で見たり聞いたりしていたボルドー地区ですが、実際にその空気に触れてみると何かこうものの見方が変わるというか、目からうろこが落ちるというか、やっぱり本場本物ってすごいですね。ここで詳しく話すことはできませんが、その土地と人間そして歴史が奏でるシンフォニーみたいなものを全身で浴びるような経験をしてきました。

 とにかく日本のマンガやアニメーションが海外で高く評価されてることはご存知だと思いますが、このワイン漫画「神の雫」はワインの本場フランスでも大ヒットしていて、日本の3倍近い値段のコミックスが数十万部も売れてることにびっくり。その盛り上がりが今の連載に見事に反映されています。

 実はたまーに「名探偵コナン」でも小道具やトリックにワインを取り上げちゃったりしてます。ワインはお酒なので未成年の人たちには味わってもらうことができませんが、他の酒類同様に長い歴史の中で、大人たちがつちかってきた文化の香りみたいなものを、番組や作品から感じてもらえたらうれしいですよね。