• コボちゃん連載10000回
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  • 2010.06.17

 どこまで使いこなせるのか超不安のまま購入しましたiPad。目的はネット・メール・写真の3つ。iTunesに同期するあたりからつまずいていましたが、亀の子が進むようになんとかこなしています。赤いカバーをつけたので“ロッソ”と呼ぶことにしたこの子には、自宅のパソコンに家族が入れたゲームなどがなだれ込み、もはや誰のものかわからない状態になっていますが、ポケットWifiとセットでなんとか機嫌良く起動してくれてます。特にアニメ関連のさまざまな情報には敏感に反応できそうで、やはり新しいものは新しいドアを開けてくれる何かがあるような気がします。

 さて6月23日は「犬夜叉 完結編」最終第7巻のリリースであります。特筆すべきは高橋留美子先生書下ろしBOX!何と華麗な贅沢な箱でありましょうか。総勢18名?のキャラが3方を飾ってくれてます。箱全体もすごく綺麗な仕上がりで、昔のレコード盤のように大切に取り扱いたい気にさせられます。とにかく犬夜叉ファンならずともそのストーリーから映像クオリティや音楽まで、珠玉の宝物のような全26話。みなさま是非とも一度は手に取ってみてくださいね。で、冒頭の写真はそのBOXとそのiPadであります。

 最近観て“ロケ地へ行きたくなった映画”、まずは「パーマネント野ばら」。脚本を「サマーウォーズ」の奥寺佐渡子さんが書いていますが、その描かれている設定に対してなんと起伏に富んだお話でしょう。原作の西原理恵子さんのマグマに奥寺さんが放射能を浴びせたような面白さがあります。高知県宿毛にあるであろうあの港町に足を向けたい気になりました。もう1本は「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」。これは実際に出雲を走ってる“一畑電鉄”が舞台なのですが、僕にとってはテツ心より、親孝行や故郷回帰の方に打たれてしまいました。こちらはコナンスタッフツアーでかつて乗ったことのあるあの単線に、すぐにでも乗りに行かねば、の衝動に駆られました。脚本の一人・小林弘利さんは「ブラック・ジャック」でお世話になった方です。

 「名探偵コナン」土曜の放送になってリマスターが多くなった、って意見をいくつか聞きますがそんなことはありません。当然のことながら年間のスケジュールの中で新作やリマスターの本数は決まっています。そんなわけで年内の予定は、夏休み期間に2本リマスターがある以外はぜーんぶ新作です。当然現場スタッフはもうフル回転で頑張っていますので、今後ともご期待くださいね。

 6月18日土曜よる6時は「ホタルが灯した真実」。これがコナン2作目となる巨匠・辻真先先生のオリジナルです。年代を感じさせないやわらかアタマのユニークミステリーを、まだ明るい時間ではありますが、夕暮れとホタルを感じながらお楽しみくださいね。ストーリーの骨格に横たわるヒューマンな肌ざわりがちょっとたまりませんよ。