• COMIC MARKET 78
  • COMIC MARKET 78

  • 2010.08.19

 第78回を数える「コミックマーケット」へ行ってきました。御存じのような酷暑の中を新橋からゆりかもめに乗ってお出掛けです。CX夏のイベントもあって、3分に1本出ているゆりかもめ列車も超満員。1日20万人近くが集まると聞いているので、覚悟はしていても会場に乗り込むのはほとんど戦場に赴く気分です。昨年に続いて次回の冬にはブース出展する予定という、読売テレビエンタープライズの角田P、井沼P、そしてコナンの北田Pが同行でした。

 でもホント、一人で行かなくてよかった。初めてではないものの、どこをどう通ればどの会場に行けるかなどはパンフを読みこまないとけっこうヤバイ。角田Pの知り合いの筆谷さんは「ヤングキングアワーズ」編集長にして、コミケの共同代表。以前食事をした事もある彼に表敬訪問、申し訳ないほど忙しそうな時間に短く会話と挨拶をしていざ会場に出陣。まず一般の同人誌フロアの様子をチラチラ見て、そのパワーに飲み込まれないようにしながらとにかく企業ブースを目指します。人の流れに身をまかせて歩みを進めて、アニプレックスや小学館、ポニーキャニオンなどおなじみのブースも訪ねました。知り合いのスタッフが笑顔も汗にまみれながらひたすら販売員をしています。ああ、これが夏コミケなんだなあといった風景。

 前回は分かりませんが、今回一番人気がありグッズ販売などの列がすごいのはカルトなゲーム関係でしょうか。列の最後尾がどこまでいってるのかわかりません。私はこの列に並んでいるんですよ、と主張するかのようにみな手をあげて列をなして係員についていく姿に、その作品やグッズに対する執念を感じます。こうなると作り手としてもその作品の面白さやクオリティ維持に、ファンと同じ以上の執念を必要とすることは間違いありません。

 それにしても本当の敵はこの暑さ。もうみんな汗だらだら。でも参加者は一様にみんな元気なんだよな。なんだかすごい。感心します。こうやって倒れる人がいないのが不思議なほどの環境の中で、日本が誇るマンガやアニメーション文化が立ち向かうべき戦争の、本当でリアルな一面をこのアマチュアニズムからスタートしたイベントが、見事に担ってきているんだと強く実感しました。冒頭の写真は会場内延々と続く人の列、コスプレイベント広場の俯瞰です。

 8月21日土曜夜6時放送「名探偵コナン」はいよいよ来ました「白鳥警部の失恋」。なんとなく初々しくも幼いニュアンスを感じる小林先生と白鳥警部のカップル。あろうことか、警視庁内でのうわさ話がお2人を意外な方向に展開させてしまいます。花火をバックにした事件もからんで抜き差しならないトコロにやってきたこのカップルにぜひじっくり注目してくださいね。で、倉木麻衣さんの新OPテーマ曲と映像はいかがですか?