• テレビ出演二番組
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  • 2010.09.23

 どういうわけか珍しいことに、TV出演を同一週に二番組引き受けてしまいました。まず一つ目は今年5月以来、2度目の出演となる「ミリオンの扉」。9月14日25時29分・大阪YTVローカル放送なのでそのエリアの方々以外には見ていただけなかったのですが、ど深夜2時間番組としてはかなりな高視聴率を上げている大阪発の多ジャンルオーディション番組です。前回僕の出演部分のテーマはマンガだったんですが、今回のテーマは声優。なのでサプライズゲストを東京からお連れしちゃったのでした。

 テーマとなっている声優の友人はいっぱいいるのですが、演技実績ともに抜群な一人が茶風林さん。この日記のアニ民でも登場してくれたチャップと、往復の移動から出演宿泊すべて一緒の珍道中20時間はもう記憶に残る旅。すみません、かなりしっかり楽しんでしまいました。

 とにかくメインは番組生出演。声優をテーマに、司会はおなじみ山ちゃん(山里亮太さん)、ゲストは月亭八光さん、千鳥・ノブさん、そして僕は2度目となる天津・向清太朗さん。彼らと2コーナー約30分にわたって、有名声優さんにちなんだお話とか、「名探偵コナン」目暮警部役のチャップが繰り出す、声優ならではの技術や話術のオンパレードにスタジオ内は大盛り上がり。チャップ指導する“声の演技による年齢の出し方”ではこのゲストのみなさんにして難しく緊張する場面も。あっという間に予定時間をクリアしてしまい、最後に少しだけ、今現場ではどんな声優が求められているか、声優としてそしてプロデューサーとしてお話しすることが出来ました。

 さてお話は前後しますが、深夜の番組出演に備えての食事はJR環状線で鶴橋へ。ホームからただよってくる焼肉のにおいは旅ゴコロを誘います。屋台風に椅子が出されたお店でトッポギやチヂミ、モツ炒め。お座敷店でのロースやハラミは暑さを忘れます。そして放送後はやはりテンションが高くなっていたのか約90分、スタジオ弁当をサカナにチャップとホテルで部屋飲み。オヤスミナサイをする頃は外が明るくなっていました…。

 そしてもう一つのTV出演がNHK BS2で日曜深夜に放送されている「MAG・ ネット」という番組。TVアニメに新しいステージを切り開いて行こうという個性的な4人のプロデューサーという触れ込みの一人として呼ばれちゃいました。NHKのスタジオに同席したメンバーは、冒頭の写真左から毎日放送・丸山博雄さん、NHK・斉藤健治さん、司会進行のアニメ評論家・藤津亮太さん、テレ東・東不可止さんそして僕の5人。

 まずは小学校時代を思い出すような机に着席、お互いの局に対するイメージを一言でボードに記し合うところからスタート。YTVはアニメについては老舗っぽいイメージがあることがわかります。この番組の趣旨が’曲がり角に来ているTVアニメの今後の展開’ということなので、それぞれの経験を踏まえてこれまでのこと、現状そして近い将来などかなりリアルに話し合いました。収録場所がNHK社内ということもあるのか、これは番組と言うより一種のマジメなシンポジウムみたいなものだな、と思えるピリッとした緊張感さえ漂う感じ。

 でもさすがに後半は少し砕けてきて、お互いの苦労が余りにもよく分かるが故の、ほのぼのした同調ムードがスタジオによく溶け込んできたのかなあ。とにかくアニメを支えてくれてるたくさんのスタッフたちの支えになろう、と言うのが今回のメンバーの共通認識だった様に思います。そしてその意識が新たなTVアニメの世界を切り拓いて行く…はずですよね。なんにせよ午前11時集合、12時収録開始してまるまる3時間、5人とも本当によくしゃべりました。放送は10月10日日曜23時50分からだそうです、が僕としてはこのメンバーで次にいつ再会できるのかが極めて待ち遠しいところです。