• 秋はイベントシーズン1
  • 秋はイベントシーズン1

  • 2016.11.03
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四季の移ろいはすごいですね、あんなに暑かったのにもう日なたでもなんだか肌寒い、というより寒い季節になってます。というわけで文化の秋、ボクも各地でいろいろイベントづいています。まず10月23日には神戸にある流通科学大学の学祭「りゅうか祭」に参加してきました。今日しか聞けないりゅうか祭編「公開プロデュース論」とタイトルをぶち上げてテーマは『テレビもいちど好きになって』。

登壇者は電通・中尾孝年さん、KADOKAWA・玉置泰紀さん、NHK・海保香織さん、YTV・西田二郎さん、そしてボクであります。いやあそうそうたるメンバーがそろってのトークは12時に始まりました。司会進行役をかって出てるボクの後輩・西田さんの軽妙なトークに引きずられ、それぞれ異なるジャンルで活躍するわれわれが話すリズムも自然にスピードアップします。でもこのテーマ「テレビもいちど好きになって」、ネット分野にテレビが追いつかれている感が前提にあるのは間違いありません。その事を日々ハダで感じてる出席メンバーが自分のジャンルにおいてそれぞれの方法で、例えばSNSとの親和性に工夫して取り組んでいる。今回のトークのポイントはそこをしっかり確認しあえた、そんな印象がすごく面白く感じました。LINE中継もされたこのトーク、ボクはコナンのコトに加えてアニメ分野における送り手と受け手の先進性などをお話しましたが、お聞きいただいた学生のみなさんはどう思われたでしょうか?

アッと言う間に過ぎた1時間トークに引き続き行われたのが、10名の候補者による
セント・フォース関西「第1回 夢の種オーディション」であります。これは関西でアナウンサーを目指す学生たちの1つの登竜門として、輝ける未来を応援するためのコンテスト。なんとわれわれ5人はその最終審査の審査員をも務めることになったのです。その司会進行は川田裕美アナウンサー、これまたボクの後輩ですが、今や大人気となった川田さんの登場で会場は大盛り上がり。

さてその現役女子大学生の10名がオーディションで取り組んだのは3つの課題。急なニュース原稿を読んだり、歌手の紹介をしたり、なかなかハイレベルなクリアをしていきますが、3つ目の食レポは面白かったなあ。カメラの前で、実際に目の前にある食べ物を選んで食べる。見た目の感想や味わい方そのテイスト表現など、ちょっとの工夫で面白さが出るハードな課題です。でもだからこそ個性が出る、そこがくっきり見えて秀逸なオーディションとなりました。というよりボクらもオーディションを楽しんでしまいました。りゅうか祭のスタッフのみなさま、ステキな時間をありがとうございました。冒頭の写真は学内の様子です。

さてもうひとつのイベントが「Japan Content Showcase2016」。これは日本のコンテンツホルダーがそれぞれの作品を世界に対して発信するビジネスマーケットで、期日は10月26日~28日、会場は「グランドニッコー東京台場」ほか。もちろん参加企業は日本にとどまらず、今回も韓国や中国などアジアの各国のブースが目立っていました。そしてわがYTVも多くのアニメ作品を引っ提げてブースを展開。とはいってもAnime Japanや京まふのように作品に基づいた展示物を掲げていく、のではなく商談含めお話をするイスと机を用意、壁に作品ポスターのみの堅実なブース展開。お客さまは世界各国から面白いコンテンツを探しに来るプロのバイヤーなのですから、いわゆるアニメファン向けの展示とはまるで異なり、どのブースからも真剣そのものの商談会話が聞こえてきます。ここはここで今現在のアニメーション業界の明らかな素顔が垣間見える場所なのです。

それ以外にいろんなセミナーも開催され、ボクはプロダクションIG社長・石川さんらがパネラーになっている、「アジアにおける日本製コンテンツの現状」に参加しました。
アジア各国で日本のアニメや実写映像コンテンツがどのように受け入れられているか、というより受け入れられていないかという現実に直面するような内容でしたよ。やっぱりコンテンツメーカーとしてちょっと優位に立っていると勘違いして余裕ぶっこいてた感ある日本より、国策でコンテンツのパワーアップを図る韓国や中国のエネルギーに、アジアのコンテンツ後進国?はなびいてしまうのも無理はないかも。でもボクらの業界にそれを嘆いているヒマはありません。世界の誰が見ても面白いぞ!と言える作品作り、にただただ邁進するのみです。

11月5日土曜夕方5時30分「タイムボカン24 渋谷のハチ公は蜂だった!」引き続き「名探偵コナン ふんわり気球で怪事件」、ベテラン脚本家・小木曽豊斗さん描くオリジナルストーリーのコナンは、まずアニメーションで描く色とりどりの熱気球レースをお楽しみください。お約束通りに起きてしまう怪事件の真相をぜひ推理してみて下さいね。12日土曜夕方5時30分「タイムボカン24 コロンブスが発見したのは新大陸ではなく新体操だった!」引き続き「名探偵コナン 天狗の声が聞こえる」、コナンは1997年3月に放送した名作「霧天狗伝説殺人事件」のイメージをベースに脚本家・まさきひろさんが描いた本格ミステリーです。まったく内容は変わりましたが最初の仮タイトルが「天狗ふたたび」だったくらいなんですよ。

11月9日と16日の毎週水曜16時、文化放送超A&G「スワラジ」ゲストはA応Pが来てくれました!荻野沙織ちゃん・水希蒼ちゃん・桜奈里彩ちゃんの3人であります。A応Pはホントは6人ユニットなんだけどラジオスタジオの都合でこの3人。いやあ明るくて楽しい時間でした。2012年からアニメを“勝手に”応援したい、と言う思いでスタートしたこのプロジェクト、活動を重ねて昨年は「おそ松さん」のOP曲で大ブレイク。そんなメンバー3人の想いをいろいろ聞いちゃいます。写真はラジオスタジオで撮影したもの。左からボク、里彩ちゃん、蒼ちゃん、沙織ちゃん、アシスタントの祖山桃子ちゃんです。次のアニメ日記は11月17日更新の予定です。

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