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復興の足がかり
- 2011.03.24
3月26日土曜日よる6時放送「名探偵コナン」は「1年B組大作戦!」。最近白鳥警部との距離の接近が話題のコナン君たちの担任・小林先生がメインのお話。ここ何週かのラインナップはイレギュラーな体制で対応しております。19日放送を見た方はお気づきになったでしょうが、番組史上初めて予告やヒントやエンドをお送りできませんでした。でも今の日本全体のテーマは「復興・復活」です。少しでも早いレギュラー放送ができるように現場スタッフもがんばりますので、ぜひ放送をご覧下さいね。
映画「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」の方もいろいろな出来事を乗り越えて制作を続けています。今回はいつもに増して役者のみなさんが文字通り“生命を、魂を吹き込む”アフレコができました。そして次はダビング作業が現在進行形であります。キャラクターばかりではなくそのシーンごとに、さらなるリアル感を出すべく音楽と効果を加える作業。それぞれのキャラや物事の細かい動きひとつひとつに、音楽や音響効果がつくととたんに生き生きと存在感が現れます。特に今回は雪や寒さを、劇場に足を運んでくれたお客様にどんな風に感じてもらえるか、映像と共に挑戦を続けています。ぜひご期待くださいませ。
さて、未だ余震が続き関東圏も油断できない状況が続いています。いわんや被災地におきましてはもう表現する言葉がありません。こんな時こそ立ち上がろうとばかりに多くの著名人はじめ、いたるところで震災復興の支えとなるべく活動が始まってます。まさに日本という国がひとつになって動いています。そして今後やはり必要となるもののひとつがエンターテイメントだと思います。この春の時期に映画とドラマとTVシリーズという三本柱をみなさまに提供できるタイミングを得た「名探偵コナン」。どうか被災者のみなさまに対して、そして今の日本という国全体に対して少しでも心のハピネスをお届けできたら…、われわれコナンスタッフはそのことを懸命に念じながら、日々活動していくことをお約束いたします。まずは復興!そして面白いもの楽しいことに対しても貪欲にがんばっていきましょうね。