• ネイティヴ英語アフレコ
  • ネイティヴ英語アフレコ

  • 2011.05.26

 5月21日(土)から始まった新シリーズ「名探偵コナン ホームズの黙示録」見ていただけましたか?先週もお伝えしたように今回は、青山先生が気合を入れたロンドンロケハンをベースにした特別の長期シリーズなのです。で、今回はそのちょっとレアなアフレコ風景情報をお話しましょう。

 見た人はわかると思いますが、舞台がロンドンだけあってコトバも英語がボンボン飛び出しています。このアフレコが実はたいへん。レギュラーの役者さんも英語を話す場面も多く、なんだかいつもと違う緊張感がスタジオに漂います。で、出演してくれてる外国人をアフレコしてくれる役者のみなさんがすごいのです。日本語がとても上手なネイティヴといったところでしょうか。

 みなさんご存知のように、原作にはストーリーに沿って英語がそのまま使われており、アニメも当然それに従った作画演出がなされています。そしてそのシナリオ展開をイギリス英語指導・マイケルリースさんが理解して、ナチュラルな口語調英語に置き換えていくところがマジすごい。ミネルバ役ルミコバーンズさん、ダイアナ役レイチェルワルザーさんらも次々に絵に合わせて演技していきます。意味は変わらないというかストーリー上変わってはいけない、でも役者が現在という時間軸でネイティヴに発音していくのに、最適な英語が選択されていくというわけです。

 さらにはアポロ役のくまいもとこさん。うまいですねえ英語が発音が。もうほとんど日本代表?状態。彼女の英語もマイケルさんの指導に基づいています。コナンとロンドンで不気味な暗号事件に巻き込まれる元気な男の子を全身で好演してくれてます。

 なのにガラスの向こうで繰り広げられる英語的この高度で静かな?戦いを、僕らスタッフはほぼ見つめているしかできないのがかなり残念。そんな想いもすべて表しているかのような日本語字幕スーパーを、ぜひゆっくり噛み(読み)締めてもらいたいもの。さらに英語がわかる方はもちろんそちらをじっくりヒアリングしてくださいね。

 さて28日土曜夜6時放送「ホームズの黙示録(Love is 0)」はそんな工夫に満ちたアフレコに注目は当然お願いしたいのですが、さらに7週にわたって続いてきた電話プレゼントが最終回なのも大事。先週のプレゼント賞品は映画1作目から14作目までのDVD全セットを5名でしたが、今週もかなりがんばってます。ぜひ番組を見て電話を聞いてください。聞いた人だけわかっちゃうあのキャラクターの最新情報もありますよ。

 さてさて少年サンデー26号266ページに大情報が!「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」連続ドラマ化決定なのであります。4月に放送された「怪鳥伝説の謎」のキャスト・スタッフが再集結してのドラマは、7月7日よりスタート。YTV・NTV系毎週木曜夜11時58分からの放送となります。というわけで冒頭の写真は先週久しぶりに食事を一緒にした青山先生と僕の2ショット。そして放送に合わせたようなこんなタイミングってあるんですね、もう1枚の写真は先週初めて訪問した会社「ブシロード」事務所のドアに貼ってあったベイカー街プレートです。社長の木谷さんとは公式には初対面ですが、やはり数年前の深夜、とあるお店でしっかりお目にかかってました。こーゆー業界でとんがってがんばっている人とは何かとご一緒したいものです。

 ご報告です、映画「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」は5月23日で入場者数が250万人を突破しました。ご覧いただいた方には重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!