• 第20回日本映画批評家大賞
  • 第20回日本映画批評家大賞

  • 2011.06.02

 第20回日本映画批評家大賞・アニメーション大賞を映画「名探偵コナン」シリーズが受賞することになり、28日の土曜日、総監督の山本泰一郎さんと一緒に授賞式に行ってまいりました。会場は山梨県甲斐市にある学校法人日本航空学園でした。僕にとっての初乗車となる特急かいじ103号に乗って中央線を一路西へ、甲府駅で用意されたバスに乗って到着したのがなんと敷地内に飛行機が点在、滑走路が横たわる学校。そして控え室として通された控え室が普通の教室。おそらく高校1年生が使っている現役の教室は静かな懐かしい空気でいっぱい!自分も使っていたであろう机が意外に小さく感じます。

 それに対してステージ奥に巨大な壁のようなファンタジックなオルゴール?が鎮座している授賞式会場はビックリするような人の数で活気にあふれていました。というのも受賞者には俳優や監督、脚本家など映画界を代表するそうそうたる顔ぶれが並んでいるからなんですね。そんな中でコナンがアニメーション大賞をいただけたというのはなんて嬉しいことでしょう。高い水準を15年間維持してきた功績に対する受賞、とのことですが、聞けばアニメーション大賞というのが毎年あるわけではないそうで、というか過去受賞作品をみても20年の歴史の中で初めてのようです。

 実はその前夜は山本総監督ともども映画「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」のスタッフ打ち上げでした。おかげさまで29日現在の興行収入が30.3億円と大台をクリアすることができた作品だけあって、スタッフの盛り上がりもひとしおです。こーゆー時は普段会えないスタッフとお話出来るチャンスです。僕はキャラクターデザインの須藤さんといっぱい激論…じゃなくてお話合いできましたよ。あいにくの雨天でしたが、お互い26時までは新宿ってましたよね、山本さん。冒頭の写真1枚目は会場のお店が作ってくれた特別な巨大ハニートーストです。

 そんな疲れを見せることなく次の日には、二人そろって4時間近くにわたった大盛況の授賞式に参加してきたわけです。とにかく仲代達矢さんや津川雅彦さん、財津一郎さん松坂慶子さん犬塚弘さん、そして永瀬正敏さん佐藤健さん桜庭ななみさんらと同じレッドカーペットを歩かせてもらったのは最高なステキな経験でした。晴れの舞台で受賞したトロフィーや楯を持って2人でご挨拶させてもらいました。この日本映画批評家大賞は淀川長治さん水野晴郎さん荻昌弘さん小森和子さんらが始めたものだそうです。僕の世代にとっては全員有名すぎ。そんな映画プロが評価する歴史に仲間入りさせてもらった「名探偵コナン」って本当にすごい!これも応援してくださったファンのみなさま、そして支えてくれたスタッフのおかげです。ありがとうございました。いやー映画って本当にいいものですね。写真2枚目は表彰後ステージ前で山本さんと2ショット、3枚目は盾とトロフィーです。

 もう一つ、その日本航空学園ですが、学生自らがイベントアシスタントを受け持ち、ゲストアテンドなどもしっかりしてて雨天でも不自由しなくて済んだし、イベント冒頭の学生たちによる和太鼓演奏もちょっと感動するほど。すれ違う学生さんはみんな挨拶してくれるし、ホント気持ち良い学校でした。イベントスタッフのみなさま遅くまで本当にお疲れさまでした。