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『アニ民257人目』声優の三森すずこさん
- 2015.07.23
今週のアニ民は声優の三森すずこさんです。ここでは三森さんのことをいつものようにみもりんと呼ばせてもらいます。
ボクがみもりんと初めて会ったのは2011年11月「輪廻のラグランジェ」(=ラグりん)のアフレコスタジオです。その頃、番組のスポンサーとしてブシロードの木谷さんと何度かお話しており、その事務所「響」の「みもりん」のお話はよく聞いていました。ラグりんでは主人公・京乃まどかの同級生・近藤みちを演じてもらいました。そうそうたる出演者たちにまじって、ひときわリンと演じていたのを思い出します。
その当時、みもりんといえば「探偵オペラ ミルキィホームズ」でしょうか。設定が探偵で、「ホームズ」ともあるので、名探偵コナンと歩んで来たボクが気にならないワケがありません。ラグりんのもっと前、2010年から今に続くロングランになる主役シャーロック シェリンフォードを演じ始めて、みもりんの声優ロードは始まったんですよね。
先日ゲストに来ていただいた「スワラジ」でお話を聞いて、改めてその前は「ミュージカル女優」だったという片鱗を感じました。歌も歌えて声も張れる、舞台をスタジオに移しただけで演じてる大きさもキャラクターにかぶせることができちゃう。色々な面で「なるほどね」であります。…で、その前はなんとあの宝塚音楽学院を受験したとか。いいところまでいったのに結果は残念になり、スッパリ自分の方向をチェンジ、ミュージカルを経て今の自分を確立しちゃうなんて…素晴らしいサクセスストーリーそのものです。
「電波教師」で演じてもらってるのは銀杏学園の理事長・柊暦。オーディションでのみもりんは、さすがな貫禄?でいくつかの役でいけそうな手応えを感じましたが、一番抑えて一番意外な役でお願いすることになりました。主人公・鑑純一郎が妹以外に唯一敵わないのが暦なんですよね。彼女の判断が学校全体の判断になり、しかもその判断基準はとにかく“面白い”コト。ここ重要。みもりんの成長のカゲにその決断力があるのなら、暦というキャラクターはあまりにぴったりなキャスティングだったワケです。
ミュージカルで主役を演じてた時に、ブシロードの木谷社長から声がかかり声優の道を選んだというみもりん、これはアニ民でも書かせてもらった木谷社長も褒めるべきですよね。だって今も歌手の道にもしっかりと進んでいて、4月にリリースされたセカンドアルバム「Fantasic Funfair」はオリコン5位という好成績をあげて、押しも押されもせぬ声優&歌手となっているワケですから。
とにかく「電波教師」では主人公・鑑純一郎をどう生かすか、どう進めるか…ここが実は全て暦の一存であることは明白です。そして暦の学校経営方針が日本全体を世の中を広く全体に面白くするコト。これは明らかに正しい教育方針の一つと言っていいでしょ?ということでみもりん、「電波教師」でその面白さをさらに推し進めて、声優・歌手としてももっと日本全体を面白くしていってくださいね。