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コナンスタッフ福井ツアー
- 2012.05.31
6月2日土曜よる6時「名探偵コナン」は「ショコラの熱い罠」、これは新鋭脚本家・村川康敏さんのコナンにおけるデビュー作であります。この作品のポイントはその甘美な奇想天外なトリックにあるのですが、それは番組を見ていただくとして…。
村川さん、実は「ぷかぷかジュジュ」の脚本も書いていたのです。これはご存知な方もいらっしゃると思いますが、先日の第二回アニメミライ選定4作品のひとつで、その選考委員でもあった僕は企画書段階のその作品に出会っていたのですね。でもその時期はまだ村川さんはコナンに参加していなかったので、なんだか今回のシナリオにはちょっと深い縁を感じています。
コナンの場合一話完結のオリジナルストーリーでは、だいたい20分ちょっとの尺でお話の起承転結はもちろん、コナンたちのキャラクターも書き込まなくちゃいけないし、トリックやストーリーの面白さもしっかり出してもらわなくちゃいけないので、脚本家のみなさんはかなりな力量を必要とします。面白いものにするために何度も稿を重ねていくこともあり、ひとつのお話が完成するのに数ヶ月かかることはザラにあります。そんなわけで大変なのですが、村川さんにもこれからも面白いオリジナルストーリーをバンバン期待したいので、まずはみなさんにこのデビュー作をしっかり味わってもらいたいと思います。
あと3日日曜朝7時「宇宙兄弟」その12時間後の夜7時文化放送超A&G+「スワラジ」
今回はかなり懐かしいアニソンかけます。そしてそれはコナンにとっても縁深いものだったりして…。可能でしたらパソなどでなんとかお聞きくださいね。
さて先日コナンチームのスタッフ旅行に出かけて来ました。我らが座長・みなみさん[31]はじめ20人ほどが訪れた先が福井県。まずのランチは名物の越前おろしそばとソースならぬ醤油カツ丼。案内された地元のお店Yはほぼ僕たちで貸し切り状態、ゆっくりガヤガヤ美味しく楽しく、僕は当然のようにおそばは2枚いきます。そして新名所の福井県立恐竜博物館へ。太陽光をピカピカ反射するバカでかいシルバーな恐竜の卵形の建物が、すごく遠方からイヤでも目立ちます。
そしてこの博物館、意外にすごい。入るまではちょっとナメてました。でかい卵形の展示室は驚くほど広大で展示物は学術的にもアート的にも見ごたえ充分。まるで「名探偵コナン」のように子供も大人も堪能出来ます。そして予約した化石発掘体験にメンバー全員参加!指導員のおねーさんの教えを受けて専用ゴーグルつけて、1億2千万年前の岩石をノミとツチで砕いて化石を探します。僕は石の中に貝とシダ類の植物を発見、で気がつけばあっという間の1時間、肩や腕の筋肉が痛くなっていました…。
僕が一番良かったのが1日目の最後にちょっとよった「平泉寺白山神社」。表記によるとあの岩手県の平泉の発祥となったのがココ、だそうで1300年ぐらいの時の流れを境内のみごとな石畳やコケが物語っています。すべての始まりは泰澄大師がここに湧き出でる「御手洗池」によって神明の地であることを知り白山を開いたことから。その池は今もこんこんと水が湧き、その澄んだパワースポットにスタッフ一同包まれてきましたよ。冒頭の写真は恐竜博物館の外景と入り口の看板、平泉寺の御手洗池とコケ庭です。
名湯芦原温泉に宿泊して恒例大広間での食事宴会。それにしても温泉の宴会ってどうして2列向かい合わせに並べるんでしょうか。あのまま食卓もってはないちもんめができそうです。2日目は有名な東尋坊で船に乗って海から崖などの自然美を楽しみます。東尋坊って実際にいたお坊さんなんですってね。TVのサスペンスドラマの舞台になる岩場でぜひコナン君も活躍させたい、なんて思ってしまいました。でも手すりも無いガケはマジでこわいし絶対ふざけてはいけませんね。
毎週のお仕事はもちろん大切ですしそれがあるから僕らコナンチームが成り立つのですが、一息ついてみんなでのこーゆー旅行にはもう言うことありません。生命も身体もそして頭脳もすっきり洗濯して、さあまた新たに一歩ずつ前進していこう。そんなチカラ強さがみなぎってくる、今回も笑顔と感動いっぱいの二日間を過ごせました。みんなおつかれさまでした!