■9月28日

　10月４日の「名探偵コナン」は「揺れる警視庁1200万人の人質」のデジタルリマスター版を放送するよ。この話は2003年１月に放送された名作の誉れ高い作品で、高木刑事と佐藤刑事が物語の軸になっているんだ。爆弾犯人が佐藤刑事の尊敬する先輩を殉職させてしまい、その犯人が都内のどこかに新たな爆弾を仕掛けてしまう…。その爆弾を高木刑事とコナンが必死に探していくんだけれど、とってもスリリングなタイムサスペンスに仕上がっているからね。そして、物語の冒頭には前フリとして新たに警視庁のエピソードを加えているよ。この作品はコナンの蘭に対する思いが１つのキーワードになっているから、そちらもお楽しみにね。そうそう、９月20日の放送で出題したクイズの続きが番組の最後に用意されているよ。クイズもお見逃しのないようにね！

　そして、今回は10月11日に放送がスタートする「ブラック・ジャック」についてもお話するね。もう１話のアフレコ収録を済ませていて、この間は２、３話の収録を行ったんだ。ブラック・ジャックという役柄は基本的には緊張感があるから、崩すにしても緊張感も守らないといけない難役だから演じるのは大変。しかも、通常は１日１本しか録らないのに、今回は１日に２本も録音したからブラック・ジャックの声を担当する大塚明夫さんは「大変だった」と収録後はクタクタになっていたね。ピノコはとてもテンションが高い役柄なんだけれど、ブラック・ジャックはああいう大人のテンションだから、いろんな場面で合わせていくのが大変なんだよね。でも、ピノコの声を担当する水谷優子さんはしっかりと高いテンションを維持していたね。２人はこれまでも昨年放送されたアニメやオリジナルビデオ、映画でもコンビを組んでいるから息はピッタリ。この日は収録後に大塚さんたちと一緒においしくお酒を飲んだんだ。最初の３本の作品は上々の出来になりつつあるね。