■03月05日

　スワッチは東京・千代田区にある帝国ホテルの一番大きな広間に来てマス！ここでは第52回「小学館漫画賞」の贈呈式の真最中。前の日記でも書いたように「結界師」が少年向け部門に選ばれてね。今まさに受賞した他の先生たちと一緒に田辺イエロウ先生が栄えある舞台に立つ姿を見てたんだよ。田辺先生は「たくさんの方のおかげで小学館漫画賞を受賞させて頂くことができました。みなさん、本当にありがとうございました」とあいさつしていたよ。田辺先生、本当におめでとうございました！贈呈式の後は盛大な祝賀会パーティも開かれてね。安部譲二さんが乾杯の音頭をとって、さあこれからさらにおめでたく大盛り上がり！そのあと場所を青山に移動しての二次会は吉野さんや斉藤さんら役者のメンバーも合流してさらにグレードアップ！いろいろなスタッフと共にもっともっとお祝いしちゃいましょう。

　さて今週はかなりいろいろあって、まず火曜は中野区の東京ムービー近くのお寺で、映画「名探偵コナン　紺碧の棺（ジョリー・ロジャー）」とTVシリーズの両スタッフが一緒にお祓いをしたんだ。高山みなみさんほか、数人の役者さんや山本監督や吉岡プロデューサーらスタッフ約40人がうやうやしく参加。このお祓いは毎年この時期に行われる恒例の行事でね。役者さんとスタッフがケガや病気を避け、無事に映画やTV作品が素敵に完成するように祈ったんだ。お祓いの時、神主さんが「名探偵コナン　紺碧の棺（ジョリー・ロジャー）…」などと文章を読み上げるんだけど、お経的なその節回しが妙に味わい深くオモシロくてね。みんなで新しいお札をいただいた後は最近完成して引っ越したばかりのトムスエンタテインメントの新社屋D号棟へ。このお披露目を兼ねて会議室に集まり、軽食とワインやビールでみんなで乾杯。最新映画とTVシリーズをこれからもガンバロウと気合を入れなおしました。仕事中のはずなのにとにかく明るい内からワインが飲めて、スワッチは妙に幸せな時間でした（笑）。

　今週月曜は秋葉原のデジタルハリウッド大学で、４月１日開設の「国際アニメ研究所」のお披露目会見に出席しました。その所長には数多くの大ヒットアニメ脚本を手掛けてきた辻真先さんが就任、スワッチと「名探偵コナン」の吉岡P、映画「劇場版 鋼の錬金術師　シャンバラを征く者」の水島精二監督も教員スタッフとして参画することになりました。会見では４人が今後のアニメに対してそれぞれ思うにまかせ、言いたい事を言って楽しかったなあ。我々の理想な想いが学生たちに伝わったかな？この研究所では、これから日本のアニメを勉強する各国の若い人たちのために、理解すべきアニメに関わる基本みたいなモノをカタチ作っていくつもりです。普段あまりTVを見なくなってしまう傾向がある20歳前後の人にアニメに関する楽しさを理解してもらった上、番組をもっと理解して応援して欲しいと思ってマス。コアなファンも大切だけど、広く浅い嗜好のアニメ応援団を増やせたらイイなと思っているんだ。ここの活動については追々報告していくからね。

　木曜は日本テレビ系列で放送されているアニメ版「DEATH　NOTE」チームについについに合流を果たし、一緒にお酒を飲んじゃいました。収録日は違うけど、「結界師」チームと「DEATH　NOTE」チームは、同じスタジオでアフレコ収録を行っていてね。「DEATH　NOTE」チームにはNTVの中谷PやL役の山口勝平君もいるし、いつか合流して飲もうということになってたんだ。まあ「結界師」チームはスワッチだけだったから乱入と言った方がイイかも（笑）。でも「DEATH　NOTE」チームのみなさんには快く迎えてもらって楽しくお酒を飲むことができました。でも、他のアニメチームと飲むと、チームそれぞれの色合いの違いみたいなモノが見えてオモシロいね。実は「結界師」チームと「DEATH　NOTE」チームは収録後に食事するお店も一緒でね。お互いにポスターにメモを残して、交換日記みたいなこともやってたり、飾ってあった「結界師」のノベルティを持っていかれたなんてこともあったなあ。ポスターを並べてかわいい対抗意識を出して冗談でケンカもできたりと「DEATH　NOTE」チームとは仲良くさせてもらってマス。「DEATH　NOTE」チームのみなさん、今度は「結界師」チームの食事会にも遊びに来て下さい！待ってま〜す！

　そして、「結界師」と「名探偵コナン」の３月の放送は12日を残すのみ。12日の「結界師」は「末っ子利守の日々」を放送するよ。これは良守の弟、利守のとある１日を描いた作品でね。小学生だけど良守より大人びている利守の素顔がわかるし、墨村家の日常もイロイロ垣間見えます。利守が自宅に連れてくる友人２人を演じているのはまたまたみんなも知ってる役者さん。誰が演じているのか、注目して下さい！

　一方、12日の「名探偵コナン」は「池のほとりの怪事件」を放送するよ。海外から輸入した外国産種のペットなどを逃がして繁殖してしまい、国産種の動物や虫が脅かされることって現実の世界でもある話だよね？　今回はその問題を皮肉った作品でね。凶暴な外来種のカメが事件を巻き起こすんだ。TVオリジナルの作品で、脚本を手掛けているのはユニークな視点でお馴染みの扇澤延男さん。みんなも自分勝手な都合で外来種の動物や昆虫をいたずらに放すのはやめようね！ちょっとわかりにくいかもだけど、背景にそんな思いも込めて作った作品デス。

　ところで冒頭の２次会に集合したスタッフは小学館の関係者を中心に100名以上！役者も結局12人も参加して料理のおいしいオシャレな青山のお店はお祝いで大賑わい！ワインはイタリアの白赤をたっぷりいただきました。田辺先生、本当におめでとうございました！

　最後に報告デス。スワッチは日本のアニメの話をするため、これから中国に行ってきます。次回は中国の土産話でしょう。すごく寒いらしいですがとにかく気をつけていってまいりまーす。