雪鬼伝説殺人事件
File.3
開発中のスキー場で招待客の雲沢が失踪し、招待客の鯖木が殺害され、遺体が消える事件が発生。はじめと美雪は真犯人の動機を掴むため、鯖木のノートPCを調べる。鯖木は自分が誹謗中傷して“炎上”させた店や人の記録をファイルに残していた。その中に、このスキー場のイメージガールに決まっていた新人アイドル、雪原さやか自殺の記事を発見。さやかは鯖木の中傷で自殺に追い込まれたのだ。さやかと雲沢が同じ高校だった事も判明。はじめはこのアイドルの自殺が2つの事件を繋げるカギと睨む。
美雪は鯖木のノートPCを自分のコテージに持ち帰り、さやかについて徹底的に調べる事に。そして、美雪は中学入学当時の別人のように太ったさやかの写真を見つける。その直後、美雪は悲鳴を上げ、はじめは美雪のコテージへと急ぐ。美雪は雪鬼が部屋に入ってきたと外で怯えていた。そこに騒ぎを聞きつけた月見里、黒木、松島田も駆けつける。美雪の部屋は雪鬼に荒らされ、鯖木のノートPCは粉々に破壊されていた。はじめは真犯人の雪鬼が見られたくない何かがノートPCに残っていたと判断する。
はじめは美雪との会話から何かを閃き、鯖木の遺体が発見された山小屋をもう一度調べる。はじめの推理通り、棚に置いた棺桶の蓋は棚の天井に引っかかって開ける事ができなかった。つまり、鯖木が自力で棺桶から出る事は不可能。遺体が本物だったと確信したはじめは棺桶を調べ、真犯人が棺桶から遺体を消したトリックを解く。事件の真相に近づくはじめ。残る謎は真犯人が雲沢を消したトリックのみとなる。はじめと美雪は雲沢のコテージをもう一度調べる事に。
美雪は雲沢の部屋を見て、女性からすると違和感があると指摘する。入浴した形跡があるのにドライヤーは未使用。乾かさずに寝る時、普通は枕にタオルを敷くが、枕にタオルも敷いてなく、美雪はこの状況が女性として不自然と考える。はじめは美雪が撮影しておいた鯖木のノートPCの画像を確認。それは太っていたさやかの写真、さやかがイジめられている写真だった。はじめはこのイジメ写真をネットに流したのは雲沢、掲示板に貼り付けて中傷したのは鯖木と考える。
そして、はじめはスキー部でのイジメ写真に目を留める。雲沢はスキー初心者のため、はじめはこの写真だけは別のスキー経験者が撮影したと推理。はじめは真犯人がこれからスキー部の写真を流出させた人物の命も狙おうとしていると考える。この後、はじめと美雪はリフト小屋の壊された操作盤を修理し、リフトに乗って無線がある山頂に向かう。はじめは無線で外部と連絡しようとするが、無線は完全に壊されていた。この時、はじめは眼下のコテージ群を眺め、あるべき何かがない事に気付く。はじめは雲沢が消えた事件の真相に辿り着き、「謎はすべて解けた!」と言い放つ。
登場人物
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月見里 光
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黒木 守
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影平 文芽
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鯖木 海人
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雲沢 夏樹
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椿原 紅湖
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鷹山 翼
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斧寺 空美
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柊 森一郎
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松島田 学